・今週の相場は日経平均が8千円を挟んだもみ合いか。先週末の米国株

が急反発したほか、公的年金の買いを予想する声も多く、下値不安は

ひとまず和らいでいる。だが、景気悪化に加え、米大手銀シティグループの

策や米自動車大手3社の経営難への懸念も強まっており、積極的に

上値を追う展開にはなりにくいとみられる。ただ市場では需給環境の変化

を指摘する声が増えている。以前に比べ、外国人投資家の換金売りが収

まって来つつある半面、下値では公的年金とみられる買いが継続、株価底

入れのタイミングを探り始めているとの声もでている。(nikkeinet) 


・新興株は引き続き一部銘柄において底堅い推移を想定している。週末の

新興の一部指数は東1の反発に反応していたが、東1ほどには売買代金が

増えない。売買代金を伴わない反発には、限度があると考えられる。新興3

市場の売買代金が25日平均を上回ることのできない状況にも変化はない

ただし、新興の各指数は上げ下げともマイルドになってきている。まだまだ凪

状態にあるが、これから徐々に力強い銘柄が浮かび上がってくるものと思わ

れる。実際、足元において徐々に見るべき銘柄が増えている点は見逃せない

だろう。(fisco)