さて、以前にも書きましたが私はバツイチです。

現在は」、一人暮らしをしています。


ということは、以前は主婦だったのですが、思い返せば本当に、家事のできない主婦でした。


家事全般は洗濯以外、どれも苦手だったのですが、それでも、いい奥さんといわれたくて。

それなりに努力していました。

(離婚時に前夫からは「まったくできていない」と言われましたが)


中でも苦手だったのは、毎日の献立を考えることです。これはもう、当時を振り返っても苦痛としか言えませんでした。

何を作っていいかわからず、いつまでも台所に頭を抱えて座り込んでいることも珍しくなかったのです。


家族みんなが喜ぶような料理を、限られた予算の範囲で、一回の食事に数種類の料理を準備する。

もう、ホントにこれは難問でした。

それでも朝食や、ほとんど自分だけの昼食はまだいいのですが、問題は夕食です。

夕食の時間が近くなると、だんだん憂鬱になって、ますますやる気が出ない。夕飯の準備に台所に立つこともできない。そんなこともしばしばだったのです。


どう考えても献立が出てこないときは、外食にしたり、夫はあまりいい顔をしなかったのですが、スーパーの惣菜を買ってきたりしていました。


離婚するときは、本当に夫婦関係が悪くなっていたのもありますが、夫は「どうして普通のことが普通にできないんだ」と、言いました。


そうして離婚して一時は実家に戻り、1年後実家を出て一人暮らしをするようになったのですが、

今、料理はどうかといいますと、これが、わりとちゃんとできてるのです。


それどころか、料理って結構楽しいじゃん、と思えるくらいになってるのです。


その理由は、いろいろあると思うのですが、一番大きな理由は、『完璧にしなくっていい』と思えるようになったことです。


料理が上手ないい奥さん、いいお母さん。

以前の私は、そういわれたかったんだろうと思います。それがプレッシャーになって、変に肩の力が入りすぎていたのでしょう。


力が入らなくなって、楽になったぶん、料理を楽しめるようになったようにも思います。


今でも、献立のアイデアがどうしても出ないことはしょっちゅうです。

でも、そんなときは、スーパーのお弁当を買ったり、たまに外食にしたり、予算的にそれもできないときは、

それこそ冷蔵庫の中をじーっと眺めて、できるメニューをじっくり考えたりしています。


そうして考え出した料理が意外と美味しかったりすると、すごく得したような気分になって、それが楽しみにもなるのです。



というところで、次回へ続きます。

次は、具体的にどうやって料理嫌いを克服したか、ということを書いていきます。


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