発達障害者が取得できるのは、療育手帳と、精神障害者保健福祉手帳になります。療育手帳は知的障害がある場合ですから、アスペルガー症候群など知的障害のない発達障害の人が取得できるのは、精神障害者保健福祉手帳です。

申請は、お住まいの市町村役所が窓口になっていますので、医師の診断書を添えて申請をします。しかし現在のところ、発達障害の診断だけで手帳を取ることができない自治体が多いようです。
しかし、うつ病など二次障害がある場合は取得できることもありますので、主治医に相談してみると良いでしょう。私は昨年、精神障害者保健福祉手帳3級を取得しました。特にメリットとして実感できるのは、住民税の免除、所得税控除でしょうか。他には映画を1000円で観ることができますが、私は映画を殆ど観ないので、恩恵とまでの実感はできていません。他には、携帯電話の安いプランに加入できます。また障害者枠での雇用を考える場合は、障害者手帳が必要です。雇用保険は、障害者手帳があると受給期間が長くなります。(最長360日)なかなか、発達障害の人の公的な支援制度は少ないので、こうした制度が適用できる人は、活用するといいと思います。