10月下旬~11月及び1月中旬~2月の記録(下の廊下、奥秩父縦走、唐松岳、越百山など)
1月に更新をした際に1ヶ月に1回は更新するつもりで意気込んでいたのですが、
ようやく3月中旬になってからの更新となりました。
直近は2月までで、先々週や先週の記録はいつになるのかわかりませんが、後日載せたいと思います。
過去は10~11月と思って進めていたのですが、結局11月こそ仕上げることができましたが、
紅葉の時期でボリュームのある10月は月末の下の廊下をようやく完成させただけで
終わってしまいました。
初夏までにはある程度記録を整理したいと思っていたのが、
今のペースではとても難しそうですが、そのあたりはマイペースでやるしかなさそうです。
お山の方も、今年はあまりチャレンジ要素が少なく、マイペースで何となく登りたい山に
登っている感じです。
厳冬期も過ぎて徐々に春らしくなってきましたが、私にとってはようやく登れる山が増えて来る
時期ですので、平日はばたばたでも休日はうまくいろいろな山に登って行きたいところです。
12月~1月中旬の記録(蝶ヶ岳、燕岳、甲斐駒ヶ岳、仙丈ヶ岳など)
先日の2016ベストがブログの本当に久しぶりの更新となりましたが、
今回4ヶ月半ぶりにホームページの方の更新を行いました。
さすがに記録がたまり過ぎているので、多少更新作業をしても焼け石に水なのですが、
可能なところから更新をして行きたいと思います。
とりあえず、今回は雪山の記録をということで12月以降の記録を更新しました。
目標としては春先、GWあたりまでに10~11月、初夏に8~9月の記録を更新したいと
思っていますが、本当にいつのことになるやらという感じです。
昨年は本当に山中心という感じでしたが、今年はもう少し更新作業などもバランス良く
進めて行けたらと思っています。
本当に今更という記録ばかりですが、お暇な時にお付き合いくださいませ。
【槍穂の稜線の上空に広がる星空】
【夜明けの穂高連峰】
【蝶ヶ岳山頂で御来光を待つ登山者と不気味に広がる雲】
【モルゲンロートに染まる乗鞍岳】
【外岩は厳しく満足に登れませんでしたがいい経験になりました】
【帰路に二子山にて】
【烏帽子岳にて小河内岳をバックに】
【遠かった小河内岳への道】
【烏帽子岳の雪壁が見事でした】
【霧氷が美しい中燕山荘へ】
【夕暮れの槍ヶ岳を眺めて】
【燕岳と素晴らしい星空】
【御来光は見られませんでしたが雲が奥の太陽に照らされて神秘的な眺め】
【何とか見えた浜石岳からの富士山】
【ガスに覆われて御来光は見えませんでしたが突然真っ赤に染まって】
【展望はありませんでしたが無事に初登りとなりました】
【最後まで上部は厚いガスに覆われたままでした】
【今回はきれいなダイヤモンド富士が見られました】
【竜ヶ岳山頂にて】
【帰路の富士川SAにて】
【鋸岳~甲斐駒ヶ岳の稜線越しに八ヶ岳】
【今年も美しいカールを間近に見ることが出来ました】
【富士山と北岳】
【雪山テント泊練習行です】
【初めて登ったにゅうにて】
【天狗岳から南八ヶ岳の絶景】
【白駒池を歩いたのもその後降雪があってラッセルをしたのもいい思い出です】
2016 私の選んだ山(後半 Best5)
何とか2016ベストの仕上げです。
更新もしなければならないとは思いますが、とりあえず2016年に一区切りがつけられて良かったと思います。
〇第5位 野口五郎岳・水晶岳・鷲羽岳(5月20日~22日)1日目 2~3日目
GWは天候が悪かったこともあって、最近年1回は訪れている残雪期北アルプステント泊に
ここの週末を利用して向かいました。
雪の少ないシーズンでしたので、これがほぼ最後のチャンスということで、
別途企画していただいていたオフ会と悩んで結局こちらの山行に向かったのでした。
体力的にも苦しかったのですが、高山病にも悩まされたようで、
本当に寝ても体力が回復せずいつものように苦しい山行となりました。
しかし、景色は言わずもがなの素晴らしさで、誰も歩いていない稜線をじっくり歩くことが出来ました。
【標高の低い樹林帯では新緑がお出迎え】
【水晶岳に沈みつつある月】
【夜明けのモルゲンロートに染まる鷲羽岳とワリモ岳】
【水晶小屋手前の核心部トラバース】
【水晶岳への道 山頂手前の岩稜帯に入った後は登山道上には雪がありませんでした】
【左奥の黒部五郎岳と右手前の雲ノ平】
【堂々たる野口五郎岳を眺めて】
〇第4位 白峰三山・白峰南嶺(7月30日~8月1日)未更新
2014年に仙塩尾根を歩き、南アルプスの主要な一般ルートを歩いた後に
白羽の矢を立てたのがこの白峰南嶺で、いつかはつなげたいと思いつつも
一般ルートではないのと車をうまく回収する方法が思いつかなかったことからそのままになっていました。
歩いた記録の他、南アルプスの山小屋の方の話などを聞いて決行することにしたのでした。
予想通りの厳しい山行となった一方で、歩き切った時の達成感は素晴らしく、また景色にも恵まれて充実した山行となりました。
【朝は北岳もよく晴れて見えていたのですが、この後徐々にガスに覆われていきました。】
【西農鳥岳より夜明けの間ノ岳からの稜線】
【広河内岳より富士山に見守られながら未知の稜線へ】
【白河内岳付近より広々とした稜線を歩く 左は農鳥岳】
【テープはあるもののハイマツの藪漕ぎはなかなか大変でした 藪漕ぎの距離はそこまでではありません】
【笊ヶ岳より何とか見えた小笊と富士山の眺め】
【最後は徒渉をして時折崩れた登山道を歩きながら老平へ 最後までバリエーション豊かでした】
〇第3位 南アルプス南部周回(8月11日~14日)未更新
南アルプス南部の山々は頻度はそこまで多くはないものの、個人的には毎年1回以上は
歩いておりますし、地元であることもあって馴染みの山域です。
しかし、少なくとも2泊以上欲しいのと登山口が遠いことから、なかなかグループで歩くことは難しい状況でした。
そんな中機会を得て、イガイガさん、ムサママさん、えりちゃん、あいちゃんと歩く機会を設けることができました。
なかなか自分が見せたい景色を全て見せることはできませんでしたが、南アルプス南部の山々の素晴らしさを体験してもらって、自分にとってもうれしい山行となりました。
【聖岳より右の奥聖岳と左の赤石岳を望む】
【聖岳にて記念撮影】
【ガスガスの百間平でしたがライチョウに会うことが出来ました】
【赤石岳への登りにて久しぶりのくっきりとしたブロッケン現象 なんと翌日の悪沢岳でも見ることが出来ました】
【小赤石岳へ続く稜線】
【丸山付近より悪沢岳を振り返って】
【千枚岳付近より赤石岳を望む 展望に別れを告げて樹林帯に入り椹島を目指しました】
〇第2位 北鎌尾根(9月24日~25日)未更新
北鎌尾根については山仲間が踏破したことがあったことから、話題としては何度も聞いてはいたものの
西穂奥穂縦走ですらソロで行く予定のなかった自分にとっては全く考えられないルートでした。
実際、この北鎌尾根に行きましょうという話をちびたさんタカさんよりいただくまでは、全く調べたこともありませんでした。
岩稜帯に慣れたお2人に導いていただいて、このような地形があまり得意でない私でも何とか歩き切ることができました。
もちろん歩き切ることが出来たのはうれしかったのですが、近くに一般登山道がないこともあって、
いつもとは違う北鎌尾根からでなければ見られない景色を多々眺めることができて、素晴らしい景色を堪能することができました。
【槍沢はほんのり色付いていました】
【北鎌のコルにてビバーク 他に2人の単独行の方がいました】
【夜明けの太陽に染まる山々 本格的な岩場に入って行きます】
【紅葉が進み色付く独標】
【独標にて ここからの槍ヶ岳の眺めを楽しみにしていましたのでしっかり見られてうれしかったです】
【北鎌平から最後の槍ヶ岳への登りへ】
【歓喜の槍ヶ岳登頂 ちびたさんタカさんありがとうございました】
〇第1位 残雪期南アルプス南部(4月29日~5月4日 悪沢岳 蝙蝠岳・塩見岳)
2016年のベストは残雪期の二軒小屋をベースに歩いた南アルプス南部行にさせていただきました。
北鎌尾根と悩みましたが、ここはいつもの南アルプス補正とソロでしっかり歩けたということで選ばせてもらいました。
GWは北アルプスが大荒れでしたし、南アルプスも強烈な風の吹く日が結構あって、稜線で行動可能な日を逆算しての山行となりました。
悪沢岳は二軒小屋からの日帰り、蝙蝠岳・塩見岳は二軒小屋出発の野営テント泊2泊3日ということで、いずれも二軒小屋をベースにしました。
結局二軒小屋は前泊後泊をして、テント泊2泊にロッジ泊1泊の計3泊をしたことになります。
疲労困憊になった悪沢岳、踏み抜き地獄だった蝙蝠岳までの樹林帯、ナイフリッジに痺れた塩見岳と苦労をさせられたものの、そこからの景色は素晴らしく2016年のベストにふさわしい山行となりました。
【今回お世話になった二軒小屋にて 私が泊まった日は他に登山者はほとんどおらず観光や釣りの方がちらほら泊まっている程度でした】
【丸山付近からの悪沢岳 上記南アルプス南部周回の写真とほぼ同じ場所からです】
【残雪を抱えた赤石岳】
【蝙蝠岳登山口手前の崩落箇所 落石の間を越えて行きました】
【強烈な風の吹いていたこの日は蝙蝠岳手前の鞍部でビバークしました】
【御来光が見られないどころかどんよりとした空に嘆いた蝙蝠岳山頂 引き返そうと思ったもののしばらく考えてやはり塩見岳を目指したのでした】
【迫力のある塩見岳】
【塩見岳からの荒川三山 左がこの前々日に登った悪沢岳】
【蝙蝠岳と富士山】
【ダム湖と新緑 時間は充分にありましたのでゆっくり二軒小屋に戻りました】
謹賀新年&2016 私の選んだ山(前半 次点・Best6~15位)
明けましておめでとうございます。
すっかり御無沙汰しておりまして、更新も随分滞ったままなのですが、
マイベストについては、今まで続けて来ましたので、
越年しましたが参加させていただきたいと思います。
2009年から始まって今年で8回目になります。
自分が登山を始めたのも2009年、そしてその年から参加させていただいておりますので、
ある意味自分の登山歴とも重なって来るのかなと思います。
毎年企画をしていただいている安比の山人さん や発起人のenjyoy onebyone kazさん には本当に感謝です。
過去の記録 2010ベスト (2回分割)
2011ベスト (2回分割+フォトベスト)
2012ベスト (2回分割+フォトベスト)
2013ベスト (2回分割)
2014ベスト (3回分割)
2015ベスト (2回分割)
※2009年はテーマを設定しておらず、2009年12月のブログの中にあります。
今回は前後半とさせていただき、次点及びベスト6~10位とベスト5とさせていただきます。
(今年は全然更新していないこともあって、あまり絞れなかったので15位までとさせていただきました。)
昨年の入山日数は(ハイキングなども含めて)86日と5年連続でほぼ同じ日数となっています。
春先はあまり行けていなかったのですが、初夏以降結構な勢いで登って挽回したようです。
次点の山々
しばらく目標としつつも歩く機会のなかった冬季の赤岳~硫黄岳の縦走をすることができました。
そもそも、無雪期を含めてもこの縦走をしたのは初めてでした。
風も穏やかでトレースもばっちりついている好条件下であることを見越しての登頂でしたが、
むしろ好条件下でなければ歩くことは難しいだろうと思われる厳しいルートでした。
【横岳から硫黄岳への縦走路を眺めて】
中ノ湯からのルートは温泉宿に泊まらないと使えないため、
初めて中尾温泉からのルートを歩きました。
当日他にも登った方がいたにも関わらず途中で引き返したようで、
樹林帯からのラッセル、その後の雪壁に大いに苦労させられましたが、何とか登頂することができました。
貸し切りの山頂からの景色を楽しむとともに、苦労した分充実感のあった山行となりました。
【焼岳への急登から穂高連峰を望む】
広河原までのバスが通る前に、キタダケソウを見たいのと、冬季ルートを歩いてみたくて
奈良田からの北岳にチャレンジしました。
結果的には41キロというあまりに長いルートに大苦戦でしたが、ボーコン沢ノ頭からの
北岳の迫力は筆舌に尽くしがたく素晴らしい山行となりました。
【迫力のある北岳】
〇西穂奥穂槍縦走(9月10日~11日)未更新
西穂から奥穂への縦走は、キレットを歩いた時にソロでは歩くのをやめておこうと
思ったルートでしたが、奇しくもちびたさんタカさんに機会をいただいて歩くことが出来ました。
岩場の下りで苦戦するも2人の的確な案内によって無事歩き切れました。
本当はベストに入れてもいいのですが、その後の大きな山行をベストに入れましたので、
これは次点とさせていただきました。
【ジャンダルムにて 少なくともこの年に登頂できるとは思っていませんでした】
〇烏帽子岳・小河内岳(12月18日)未更新
鳥倉林道がまだ通過できることを利用して烏帽子岳にちびたさんタカさんと登って来ました。
烏帽子岳でお2人と別れた後は、スノーシューラッセルで小河内岳を目指しました。
本当に最後は苦しかったですし、日も短いこの時期に最後は真っ暗になりましたが、
景色も素晴らしくて充実した山行となりました。
【小河内岳直下より烏帽子岳~前河内岳の歩いて来た稜線を振り返って】
ベスト15へ(順不同)
この3連休まで雪の少ない冬が続いていましたが、
素敵な仲間たちと強風の合間を縫って甲斐駒ヶ岳と仙丈ヶ岳の両山に登って来ました。
楽しかったですし素晴らしい景色を堪能することができて良かったです。
【甲斐駒ヶ岳からの仙丈ヶ岳】
【カールが美しく】
【仙丈ヶ岳山頂にて】
常念岳東尾根の記録を見て、日帰りでチャレンジした山行です。
日帰りにはあまりに長く、ラッセルも少し合って登りだけで8時間半もかかりましたが、
それを補って余りある素晴らしい景色を楽しむことができました。
【森林限界を抜けて前常念岳あたりまでが最も険しいです】
【登っている途中に見えた穂高連峰 本当に神々しくてしばらく見つめていました】
【真っ白な常念岳へ】
〇花の東北遠征(6月10日~12日:杁差岳 焼石岳 秋田焼山)
最近東北の山を訪れていなかったことから、素敵なお花畑を求めて東北を訪れました。
焼石岳については素晴らしい仲間と、それ以外はソロで楽しんで来ました。
改めて東北の山の素晴らしさを感じさせてくれる山行となりました。
【杁差岳直下よりハクサンイチゲのお花畑と飯豊連峰】
【焼石岳周辺には素晴らしいお花畑が広がっていました】
【秋田焼山直下のイワカガミの群落と火口湖】
2016年のトレックアッププロジェクトの会場は安達太良山でしたが、
北横岳の集まりに参加させていただきました。
リハビリから復帰しつつあった風花さんを始め、素敵な仲間との再会そして新たな出会いと
山を通じた仲間とのつながりを強く感じた山行となりました。
【強風の北横岳にて】
【ベースキャンプにて記念撮影】
【ベースキャンプで居合わせた方々との記念撮影】
〇飯豊連峰周回(8月6日~8日)未更新
飯豊山については、登山口を変更しつつ2回程大日岳まで登っていたものの、
そこから先の稜線を歩いたことがありませんでした。
ということで大嵓尾根からぐるっと周回して、頼母木小屋から頼母木山間を除いて稜線を繋ぐことが出来ました。
素晴らしい景色でしたが、麓で38℃を記録するような炎天下で灼熱地獄の中での苦しい歩きとなりました。
【2日目の朝 飯豊本山より前日苦労して登って来た大嵓尾根を見下ろして】
【逆さ大日岳】
【テント場にて 久しぶりの星空撮影となりました】
〇紅葉の東北遠征(10月1日~2日 栗駒山 三ツ石山~岩手山)未更新
東北の山のお花畑は何度か見たことがあったものの、素晴らしいと言われている紅葉は
見たことがなかったことから、一念発起して北東北の紅葉の名山を目指しました。
本当に遠くて大変でしたが、素晴らしい紅葉を楽しむことができましたし、
岩手山への縦走はなかなかバリエーションに富んだ素晴らしいルートでした。
【東栗駒山から紅葉の絨毯と栗駒山を眺める】
【三ツ石山より紅葉と岩手山】
【久しぶりの岩手山へ 前回初めて登った時はガスガスでしたのでリベンジとなりました】
〇八ヶ岳縦走(10月9日~11日)未更新
冬季赤岳~硫黄岳同様に、かねてより計画をしていたものの決行できていなかった
八ヶ岳縦走をようやくすることができました。
降雨直後の北八ヶ岳のぬかるみに苦戦したり、思うように晴れずなかなか展望に
恵まれませんでしたが、無事2泊3日で歩き切ることができて充実した山行となりました。
【少し色付いている双子池を囲む木々】
【御来光を期待しつつも見られなかった最終日ですが素晴らしい雲海を見ることが出来ました】
【権現岳手前より縦走して来た南八ヶ岳を眺めて】
〇下の廊下(10月29日~30日)未更新
前年も訪れていた下の廊下、しかも前年は開通していなかったことから2泊3日を
じっくり歩くことが出来たので、今回は初日の天気も悪く大きくは期待していなかったのですが、
蓋を開けてみると紅葉はどんぴしゃで未踏の区間の景色も素晴らしくいい意味で裏切られました。
山行に誘っていただいたえりちゃん、あいちゃん、かずくんには本当に感謝です。
【渓谷の絶景の中でポーズを決めています】
【十字峡は何度見ても素晴らしいです】
【未踏の区間も素晴らしい景色の連続であまりの迫力に感動させられました】
〇奥秩父縦走(11月3日~6日)未更新
八ヶ岳縦走ほどは詳細な計画を立てていなかったものの、同様にいつかはと思っていた
この奥秩父縦走を八ヶ岳縦走に続いて決行することができました。
距離が長くてハードなうえに、日が短くこの時期にしては寒かった気候に苦労をしつつも
何とか歩ききることができました。
【真っ赤に染まる夕暮れの奥多摩小屋前テント場】
【3日目の朝は小雪が降っていました 霧氷と甲武信ヶ岳】
【金峰山からの富士山 最終日にようやく御来光を眺めることができました】
〇蝶ヶ岳(12月3日~4日)未更新
初冬の蝶ヶ岳に、ゲートが締まって10キロの林道歩きが必要になる三股から登りました。
林道歩きはまだ良かったのですが、2000mを越えてから一気に増えて来た雪に
ワカンでのラッセルを強いられて小屋に到着したのはすっかり暗くなった夜7時頃でした。
苦労しただけ素晴らしい景色を楽しめて良かったのですが、遅着以外にもいろいろと反省の残る山行となりました。
【暗くなってもラッセルは続く 7時間程ラッセルをしていたようです】
【穂高連峰と星空】
【夜明けの前穂高岳と奥穂高岳】
岩稜帯へのチャレンジから紅葉登山へ
いつものように御無沙汰しております。
8月の前半は好天が続いてがっつり歩いた後、お盆後半からは天気が崩れる日も増えて
雨の合間を縫っての登山が増えました。
そんな中で9月最初の週末に針ノ木岳周回でニアミスしたちびたさん、takaさんと
西穂~奥穂~槍ヶ岳の縦走と阿弥陀岳南陵に連れて行ってもらい、
9月最終週のチャンスを生かして、当初は2人で計画されていた北鎌尾根に
連れて行ってもらいました。
当初はシルバーウイークを繋げるように取る予定だった夏休みも
結局無理に消化する感じで、昨年のような長い縦走はできませんでしたが、
それでも秋の山を堪能できたのは良かったでしょうか。
そして、先週末は昨年に那須の紅葉を見ることが出来ましたので、
遠くて移動だけでも厳しかったですが、東北の紅葉を見に行きました。
8月以降は速報でさえもすっ飛ばしている状況ですが、ここ2週の山行の速報?です。
紅葉登山が一段落したら記録も整理して行きたいものです。
〇北鎌尾根(9月24日~25日)
最初にお断りしておきますが、水俣乗越から槍ヶ岳に登るまでの区間は
終始先頭をtakaさんが努めてルートファインディングをしつつ、
最後尾をちびたさんが努めて過去の経験からルートを修正しながら歩いています。
2人は岩稜帯に慣れているだけでなく、ちびたさんは過去2回このルートを歩いています。
私1人では、2回目3回目だとしてもとても歩けるルートではありませんので、ご注意願います。
逆に言えば北鎌の「き」の字も考えたことのなかった私を準備段階から当日までずっと
サポートして登らせてくれたちびたさん、takaさんには感謝しかありません。
特定のポイントだけを気を付けるのではなく、全てがバリエーションルートなのだと、
水俣乗越からの下りから北鎌ノコルへ登った初日で疲労困憊になって痛感させられたのでした。
同じような標高差でも疲れ方が全然違いますし、その中で正確な道を見つけなければなりません。
(私は見つけてもらった正確な道を歩かせてもらったような感じです)
なお、同じ1泊2日で歩いていた(日帰りの方もいました)他のグループまたは単独行の方は
私たちの7~8掛けのスピードで歩いていて体力は桁違いでした。
ただし、歩き切った時の達成感と他の尾根からは見られない景色は素晴らしいものがあります。
誰もが歩けるルートではありませんが、歴史ある素晴らしいルートであることは間違いありません。
【私の岩稜帯へのチャレンジは大キレット、北穂~涸沢岳間で完結でした、少なくともソロでは】
【takaさん、初めての上高地 散々このあたりを歩いていて初めてでしたが結構気に行ってくれたようです】
【槍沢は紅葉が始まった頃でした 今はもう見ごろでしょうか】
【ちびたさんはここからダイブ? 一般道を外れてバリエーションルートへ】
【素晴らしい雲海と先頭を突き進むtakaさん、全力で歩いても全く追いつけないスピードでした】
【疲労困憊の末に北鎌ノコルへ 私たちの2張の他にもう2張の計4張でした】
【日の当たる独標を背にtakaさん】
【夜明けの太陽が見えて来ました】
【独標の紅葉が美しく 手前からもきれいでしたがその時は日が当たらず】
【厳しいトラバースが続きます 足元に必死で切れ落ちていることなど考える余裕もなかったようです】
【独標からの槍ヶ岳 今回もっとも見たい景色が見られて感動です】
【調子に乗ってこんな1枚】
【独標から北鎌平が最も厳しかったでしょうか ここは残置ロープに体重をかけなければならないのが怖いところです ちびた監督に見守られています(笑)】
【白ザレ峰への登り 掴んだ岩がぼろぼろ崩れるので確認しながら登ります 頼もしいtakaさんの後に続きます】
【北鎌平からの槍ヶ岳】
【無事3人で槍ヶ岳の山頂に立つことが出来ました 2人には本当に感謝です】
【私の好きな槍沢のロケーション 紅葉はまだまだでした】
〇雲ノ平周回(9月26日~27日)
北鎌尾根を歩いた後は、残った2日の夏休みを使って、
縦走するなり周囲を歩きまわる予定でした。
しかし、26日の天気が1日雨だったので25日で一旦ちびたさんtakaさんと下山しました。
1回下るのはと思いましたが、予報通り26日は雨でしたし、
北鎌尾根は思っていた以上のボリュームでしたので、1回切っておいて正解だったと思います。
帰宅することも考えましたが27日は晴れそうでしたので、急遽思い立って26日に
雨の中を太郎平まで入って、翌日は黒部五郎岳、三俣蓮華岳から雲ノ平を回しました。
2年で3回目となるこのルート、初日が太郎平までしか歩いていないので、2日目が
CT21時間を林道から出る時間を考えて16時間で歩かなければならないハードな1日となりました。
今年の紅葉は小屋のご主人の言っていたように鮮やかな赤が少なく、
少し残念な状況でしたが、晴れた北アルプスはやっぱり最高でした。
【1日目 出発前は土砂降りでしたが歩き始めてからは時々写真が撮れるくらいの雨量でラッキーでした】
【2日目の朝 赤く染まる雲が印象的でした 左下は遥か彼方の白山】
【黒部五郎岳 何度も振り返りながら進みました】
【三俣蓮華岳からの槍ヶ岳 前々日まで歩いていた北鎌尾根も見えて】
【黒部源流の紅葉には期待していたのですが・・・】
【必死で紅葉の多そうなところを切り取って】
【祖父岳からのワリモ岳と鷲羽岳】
【水晶池と赤牛岳 昨年と比較するとやはり紅葉は少し物足りないですが景色は最高です】
【残念ながらこのあたりでは時間に追われて祖母岳には寄れずもこの景色は何とか見られました】
【夕暮れの太郎平小屋 下山時はすっかり真っ暗になりました】
〇栗駒山、三ッ石山~岩手山(10月1日&2日)
この週末は東北に紅葉登山に向かいました。
本当はこれほど遠くまで来ましたので、もう1日歩きたかったのですが、
どう見ても晴れそうになかったので泣く泣く2日で帰路につきました。
定番の有名どころを登ったわけですが、やはり昨年の那須岳同様に
多くの登山者を惹きつけるのも最もだと思わされるような素晴らしい紅葉でした。
それにしても、花の時期に加えて今年2回目の北東北、やっぱり今回も核心は運転でした。
【初日は栗駒山 秣岳からの尾根道 光が当たっていたらもっと鮮やかだったでしょう】
【1573m峰への鮮やかな斜面】
【1573m峰から見下ろした箱庭のような景色 右上が出発地点の須川湖】
【栗駒山への斜面は素晴らしかったですがとにかくすごい数の人が歩いています】
【記念写真の合間を縫って頂上碑】
【いろいろな方向からの景色を見たいということでイワカガミ平に一旦下ります】
【東栗駒山からの景色も絶景でした】
【2日目 三ッ石山からの紅葉と岩手山 朝のうちはそれほど混んでいませんでしたが昼間はすごかったようです】
【岩手山への道は遠く】
【時間もなくなって来て急いでお鉢巡り 岩手山山頂へ 2回目ですが前回ガスガスでしたのでリベンジできました】
【帰路も景色を楽しみつつ戻りましたが、日没が近づいて来て稜線から離れた後は走って下りました】