日本の社会では、薄毛や禿を冷かしや笑いの対象とする悪習がありますが、お笑い芸人には、薄毛を笑いのネタにしている人もいます。
彼らは自分のマイナスポイントをプラスに変えて生活の糧にしています。
このように、髪が薄いことは決して悪いことばかりではありません。
私の友達同士でも、よく髪の毛の話題では盛り上がりました。
友人のW君は二十代の頃から既に髪が薄く、よく話のネタにされていました。
「あともう10年もしたら禿げるんじゃないのか!」と言われていましたが、50歳を過ぎた今でも髪はしっかり残っており、「W君の髪の毛すごく頑張ってるね!」と皆から賞賛の声を浴びています。
もう私の仲間で彼の髪のことを馬鹿にする者は一人もいません。
むしろ髪が薄いことが彼のセールスポイントにもなっています。
薄毛よりも肥満の方がよっぽど醜く世の中の迷惑です。
肥満やメタボがどれだけ医療費の負担となっているでしょうか。
薄毛を馬鹿にする肥満は、目くそ鼻くそを笑うようなものです。
ところで最近、私が支援する中○川先生に『かつら疑惑』があることを知りました。
確かに写真を見ると、昔から髪型はほとんんど変わっていません。
本人に確認するのは失礼なのでまだ謎のままですが、事実はどうなのかとても気になっています(笑)。
薄毛に悩む人には育毛サロンの利用を考えている人もいるかと思います。
でも、もし私が薄毛になったとしても利用したいとは思いません。
その最大の理由は、医療機関ではないことです。
育毛サロンでは、医師の恰好をしたカウンセラーが診断したり施術したりして、あたかも医療行為を行っているように錯覚させているだけで、発毛に有効な治療を行えるわけではありません。
しかも、頭髪に関する治療は保険適用外となりますので、健康保険は適用されず、自費診療(自由診療)になります。
保険が効かないのであれば、薄毛専門医がいる美容クリニックに行ったほうが安心です。
あなたの薄毛は治療できる!発毛治療専門の【AGAスキンクリニック】
また、育毛サロンは、脱毛予防と育毛効果が目的で発毛効果は約束していません。
しかも、その金額も決して安くありまん。
私が調査した、主要な育毛サロンの金額はおおよそ以下の通りです。
A社 1年 約65万
B社 1年 約130万
C社 半年 約90万
D社 1年 約170万
この他にも色々なサロンがありましたが、大体平均すると年150万くらいはかかります。
育毛サロンでは「発毛効果は約束しない」と謳っている通り、医薬品を扱うことと治療行為は禁じられています。
そのため、日本毛髪業協会では、医薬品効果を示す「発毛」という言葉は使わないことにしています。
しかし、それに反対したリーブ21は、「日本発毛促進協会」を作り「学者、研究機関、医師、病院とともに発毛のメカニズムを解明するために連携・協力する」という活動方針のもと、発毛専門で営業しています。
リーブ21が発毛専門でやっているのは、医師と連携して医薬品を処方しているからなのです。
発毛の促進には、ミノキシジルという薬が主に使用されます。
この薬は、もともとは1970年代に血圧を下げるために開発されました。
しかし、全身の体毛が増えるという副作用があり、その後あまり使われなくなりました。
この副作用に着目した製薬会社が、発毛剤として開発して現在に至っています。
もともとは、血圧を下げるための薬なので、抹消血管を広げる作用があり、血流の改善が期待できます。
しかし、ミノキシジルの副作用としては、血圧が下がりすぎる可能性があること、体毛が増えることがあることが上げられます。
ミノキシジルを服用すると、髪の毛が太くなり、長く伸びてきます。
更に、休止期の毛根が成長期に移行し新しい毛が生えてきます。
しかし、育毛剤は使用をやめると、再び薄毛、脱毛を起こす人が少なくありません。
そのため、使用をやめた後、脱毛症の進行を抑えるためにどうするのか、髪の健康のために何をするかを考える事も重要です。
生えた髪を守るため、体質、生活状況、健康状態の改善、といったその後のケアも大切になってきます。
以上、薄毛と育毛について色々と述べましたが、薄毛や禿は、客観的にはそれほど悪くはないのに、本人が非常に悩んでいる場合があります。
悩み始めると不安になって、沈んだ気持ちになってしまいます。
そういった不安やうつが長い間続くと、生活面でも悪い影響が出てきます。
大切なのはあまり悩みすぎないことです。
そして、規則正しい生活と自分に合ったヘアケアも大切です。
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