エイジ780
ブラ「うわああああん!!」
ブルマ「あ、お乳の時間ね」
ブルマはブラを抱え、シャツをまくり上げようとしたところ、ベジータの制止が入った。
ベジータ「ブルマ!!ブラの部屋でやれ!!」
ブルマ「え?」
ベジータ「ビルス達の前で肌を出すつもりか!!」
老界王神「遠慮は要らんぞ。わしたちなら氣にせんからな」
ベジータ「貴様らが氣にせんでも俺が氣にする!!」
ブルマ「あら、やだ。ベジータったら」
ベジータ「そ、そうじゃなく、特に貴様!!」
老界王神「おお!魔人ブウの時の事、根に持っておるのか」
ベジータ「どさくさに紛れて勝手に見やがったら只じゃ済まんからな!」
老界王神「もしかしたらこれが最後かもしれんから冥土の土産にパフパフもいいかもしれんな」
シン「老界王神様!!ダメですよ!!」
ベジータ「は?最後だと!!」」
シン「あ、いえ、老界王神様もお年ですし・・・先行の事を考えたらという意味です。ベジータさん」
ベジータ「は!!これ以上、余計な事を言うようなら先とは言わずいますぐあの世に送ってやろうか!」
老界王神「じょ、冗談じゃよ」
ウイス「じゃあ、ベジータさんはブルマさんとブラちゃんを赤ちゃんのお部屋に連れて行ってあげればよろしいんじゃないですか」
ベジータ「ちっ!!」
ウイス「ところでベジータさんは力の大会まであと6時間しかありませんがブラちゃんも生まれたことですし、修業はどうなさるつもりですか」
ブルマ「あ、ベジータ、私は大丈夫だからブラの部屋に行くね」
ベジータ「ああ。あとで俺も行く・・・」
ブルマを見送ったウイスはベジータを見た。
ウイス「今回は御飯さんも力を復活させて悟空さんの相手をされていたようですし、ベジータさんはしばらくブルマさんに付きっきりでしたから貴方にしては珍しく修業してなかった期間がありましたから私が重力室でお相手でもしましょうか?」
ベジータ「俺は・・・神の神殿に行くつもりだ。この前、立ち寄った時に精神と時の部屋は元通りになっていたから今からは入ったとしても1ヶ月程度の修業はできるはずだ。まったくトレーニングをしていなかったのは1ヶ月程だったしちょうどいい。今の俺ならすぐに感を取り戻せるだろうし、更に上を目指すつもりだ。そして今度こそはカカロットを倒し俺様が勝ち残って見せる」
ビルス「ほう・・・それは頼もしいな。但し、悟空と戦うのは最後まで生き残ってからにしろ。先に戦って二人とも共倒れされては困るからな」
ベジータ「わかってる!」
ウイス「じゃあ、尚の事、今はブルマさんとブラちゃんの面倒みないといけませんね。特にブルマさんの体調管理は念入りに・・・ですね。ベジータさん」
ベジータ「ウイス!!」
ウイス「おほほ・・・時間ありませんよ。ベジータさん。さ、早く行ってお上げなさい」
ベジータは舌打ちをしながら、ブラの部屋に向かったのだった。
ブルマはブラに母乳を飲ませていたところにベジータは入ってきた。
ブルマ「あら?ベジータ、修業とかはいいの?」
ベジータ「まだ、時間はある。・・・ブラはどうだ?」
ブラはお腹が一杯になってブルマの乳を加えたまま、すやすや寝はじめていた。
ブルマ「あら、ブラ。寝ちゃったの?今、ベビーベッドに移しますからね」
ベジータ「俺がやる。お前は休んでろ」
そういうとブラを抱いて丁寧にベッドに寝かし毛布をかけていた。
ブルマ「まさか、あんたがここまで赤ちゃんの扱いを完璧にしてくれるとは思わなかったわ」
ベジータ「・・・悪いか?」
ブルマ「まさか、むしろ感動してるわよ」
ベジータ「お前がトランクスの時には何もしてくれなかったとことある事に言われ続けたからな」
ブルマ「でも・・・本当にイクメンをしてくれるなんて思わなかったわ」
ベジータの顔はブルマの方に振り返った途端、みるみる内に赤くなった。
ベジータ「・・・ブルマ、シャツが上がったままだぞ」
ブルマ「あ・・・やだ。本当、胸がパンパンに張ってシャツがきついのよ。今の時期は」
ベジータ「なら・・・手伝ってやる」
ブルマ「あ・・・もう。昨日の夜もしたのに」
ベジータ「お前が挑発したんだろ。それにあの部屋に行ったらまたしばらくお預けになるしな」
そういうとベジータは託し上がったブルマの胸に唇を這わした。
ブルマ「あ!」
ベジータはブルマのパンツを手際よく脱がせ、ブルマの形のいいヒップを両手で掴んで自分の腰に引き寄せ、堅くなったベジータ自身を押しつけて自分のベルトを外した。
ベジータ「ブルマ・・・ここか・・・」
ブルマ「ダメ!!あっ・・・なんだか・・・手際良すぎるんだけど・・・」
ベジータ「・・・イクメンの修業の成果かもしれんな」
力加減の難しい赤ん坊相手の育児の仕方をマスターするのに精密度が増したベジータの指先はブルマの繊細な部分を敏感に捕らえてブルマは力が抜けそうなくらい一瞬にして氣が高まって今にも弾けそうになっていた。
ブルマ「ああ、ベジータ・・・もう立ってられない」
ベジータ「支えてやるから・・・俺に捕まれ」
ブルマ「ん・・・ベジータ、キスして」
ベジータ「ああ・・・」
互いの唇が重なり、舌と雫が絡み合い、ベジータの両手はブルマのヒップを鷲づかみし、ブルマの熱くなった中心から溢れ出す雫の海へベジータ自身が一気に身を打ち込み激しく欲望の情熱の波に呑まれた。
二人は互いを感じることだけを求めて一つに溶けあい、熱くなる体温と流れる雫と押し殺した吐息から溢れ出す喘ぎ声が相手の五感を更に刺激し乱れた服のままの行為は相手が欲しくて堪らなくなる程、抑えきれない感情が支配していた。
これほど心地良く、それでいて心が締め付けられる想いはこの相手以外に考えられない程、我を忘れくらい何度も愛し合った。
ブルマ「・・・凄い汗。これだとシャワー浴びて着替えしなきゃ・・・」
ベジータ「そうだな。・・・一緒に入るか?」
ブルマ「え?まだ、するつもり?」
ベジータ「なんだ?まだ、して欲しかったのか?」
ブルマ「そんな事は言ってないでしょ!!」
そう言いながらも、二人はバスタブの中でもじゃれ合いながら抱き合いキスを交わしてまるでその姿は二人の子持ちとは思えないくらいいつまでも恋人同士のようだった。
そして、悟空達が戻ってくる少し前にベジータはいつもの戦闘服に着替え、そのまま神の神殿に出掛けたのだった。
ブルマ「私服のあんたも嬉しかったけど・・・やっぱりベジータはその戦闘服が一番似合うわね」
ベジータ「当たり前だ。俺は戦闘民族のサイヤ人の王族だ。今度こそは俺が一番になるからな」
ブルマ「ふふ。そんなあんたが好きよ」
ベジータ「ふん」
一人残されたブルマはブラの寝顔を幸せそうに見つめていた。
ブルマ「ブラ・・・あんたのパパは強くて誰にも負けないくらい愛情が深いんだからね。だからブラが生まれたのよ。パパが私たちを守ってくれているのよ。ママにとってパパはね、永遠の王子様だからね。ブラも大きくなったら素敵な王子様を見つけるのよ。」
ブルマはブラの部屋で寝ているブラに話しかけながら夜空を見上げた。
(ドラゴンボール超91話より)
ブルマ「この広い宇宙で貴方に出会えたから今があるのね・・・」
力の大会まであと4時間と少し。二人は幸せの真っ直中にいたのだった。