マハーカーリー | 徒然草子

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マハーカーリー(Mahakali)は幾つかある女神カーリー(Kali)の相の一つで、カーリー(Kali)の最も強大な相とも言われており、又、シヴァの化身であるマハーカーラ(Mahakala)の女性形でもある。
マハーカーリー(Mahakali)の姿は根源的なシャクティ(Adiparasakti)の相でもあり、それ故、その身色は青色と言われている。この他、かかるマハーカーリー(Mahakali)はブラフマンともプラクリティ(根本原質)とも言われることもある。
その図像は十面十臂十足で、全裸であり、髪を乱し、悪魔の首で作った瓔珞を身に付け、又、悪魔の腕で作った腰巻を纏っている。
マハーカーリー(Mahakali)の十面は十の女神で象徴される女神の十の智慧、すなわち、ダーシャマハーヴィドゥヤ(Dasamahavidya)を表すと言い、十臂にて持す様々な武器はヒンドゥー教の主要な十の男性神の力を表すと言う。
その他、通例のカーリー像と同じく、マハーカーリー(Mahakali)は横たわるシヴァの上に立っている。
マントラは次の通り。
・Om kapalinaye namah
・Om krim kalikaye namah