連続テレビ小説「つばさ」をみています![]()
おもしろく、時にはファンタジックに仕立てて
いますが、
人と人との間に起きる、いろんな問題を
持ち込んでテーマにしています![]()
解決方法は・・・実際だとこうはいかないよね
と思いますが、
ドラマなんてみんなそうですから![]()
しばらく、小料理屋の若いおかみと老人の
話がありました。
実の父親なんだけれども、その父に憎しみも
愛情もある娘は、父親が自分のことを覚えて
いなかったということを利用して
ボランティアとして世話をしにいっていました。
この父親はボケていることになっていますが、
実は演技・・・
父親役は石橋蓮司さん。元極道の老人役です。
昔は、怖かったなぁ・・いや今でもすごんだら
怖いと思いますけど、その人が、娘を自分なりに
想う父を演じていました。
娘(井上和香さん)が事情を理解し「おとうさん」と
呼びかける(彼女はかわいいですねぇ)![]()
そのとき、父親のボケたふりの演技が、
解ける・・・その瞬間の表情
が、すごいなと思いました。
目を一瞬、かっと見開いて
こみあげてくるものをこらえている![]()
役者さんって、いろんな人になりきって
その気持ちを汲み取りつつ演技する。
特に、心情を丁寧に描くお芝居では
その人の力量が問われるし![]()
そうでないようかにみえてにぎやかな
お芝居でも底に流れる何かがなければ
ただの騒ぎでしかない・・・![]()
私は観るだけだから、そんなこと言えます![]()
しかし
そこから学ぶことはたくさんあります。
歳を重ねるごとに、演技の幅が広がったり
そこはかとない色気や悲しみや喜びが
漂ったり・・・![]()
歳をとることも悪くないですね![]()
進化し続ける、ヒトでありたいもんです。
羽根は生えたりしなくていいですけど![]()


