卓球の世界選手権では、どの日本選手が勝ち残っていくかを要チェック
なぜなら、シングルスの世界ランキング上位は男女ともほぼ中国勢が占めるため、現時点での世界トップと日本との差を知ることが重要になるため…
日本選手では、男子なら世界ランク22位の水谷隼選手、女子は19位の平野早矢香選手が最高位なので、順当に行けばこの二人が残りそうなものですが、対戦カード次第でそうはならないのが卓球の面白いところ
実際、女子シングルスで最後まで残ったのは、なんと世界ランク99位の石川佳純選手(16、ミキハウスJSC)でした
石川選手はサウスポーから繰り出す強烈なフォアハンドが武器の選手。
国内では、高校1年生だった昨季のインターハイ、国体、選抜、全日本ジュニアを制していますが、世界との対戦はまだこれから、といったところです
準々決勝で対戦したのは、何と世界ランク1位のチョウ・イネイ選手(北京五輪女子シングルス金メダル、中国)
チョウ選手は、極貧生活を卓球の才能と技術で切り抜け、トップの座を維持している反骨精神あふれる人。
正確なボールコントロールと変幻自在の戦略で敵を翻弄するスペシャリストです。
試合では、チョウ選手のコースを突く攻撃に石川選手…返球するだけで息も絶え絶えといった印象でした
でも、開き直ったのでしょうか?第2ゲームでは、うまく返球しながらリズムをつかみ、要所で強烈なフォアハンドが炸裂
1-4で負けはしましたが、チョウ選手に「将来、中国の強いライバルになる」とまで言わしめました。
脅威の16歳、ベスト8入りは今後の伸びしろにも期待がもてる立派な活躍ぶりでした
男子シングルスでは、世界ランク37位の吉田海偉選手が1985年以来の8強入り
まだまだ嵐の予感がします