今までのブログ内で、自身の病状や治療について書いていましたが、やはり『てんかん』についてたくさんの方々に知っていただきたい気持ちと、私と同じように大人になりいきなり『てんかん』診断を受けて困っている方々のために少しでも力になれたらと思い、てんかんの症状について書いていこうと思います
てんかんとはなにか
・発作を繰り返す脳の病気
・年齢・性別に関係なくかかる
・脳神経系の疾患で、人口の0.5%~1.0%にみられる
・日本では約100万人の患者がいる
・発作をうまくコントロールできれば普通の社会生活が可能
どんな検査をするのか
・脳波の検査
(脳の神経細胞が出すわずかな電流を記録する。
てんかん発作を引き起こす波が出ているかどうかを見る)
・MRI
(体内の様子をスライス(断層)として画像化する。
てんかん発作を引き起こす原因がわかることがある)
・CT
(X線を利用して水平方向に横切りにした体内の様子を画像化する。
てんかん発作を引き起こす原因がわかることがある)
・血液検査、血中濃度
(薬の効果を判定したり副作用について調べる)
・その他
(PET検査、SPECT検査、心理検査など)
てんかんの原因はなにか
・特発性てんかん
さまざまな検査をしても異常がみつからないてんかん
・症候性てんかん
脳に何らかの障害や傷があることによって起こるてんかん
(脳出血、脳梗塞、脳外傷、アルツハイマーなどによって脳が障害された場合)
発作はなぜ起こるのか
・普段から脳の神経細胞から弱い電流が出ています。
神経の細胞が何らかの原因でいっせいに興奮して大きな電流を出すことによっててんかんの発作が起こります。
・脳の電気活動の一時的な乱れによって、その結果、脳からの情報が一時的に停止したり、混乱したりする
・脳の神経は興奮と抑制(例えるとアクセルとブレーキ)がバランスよく働いている。
ところが、興奮系の神経が強く働いたり、抑制系の神経の力が弱まると、神経細胞の過剰な興奮がおこり、てんかん発作になります。
・発作の頻度は人によってさまざまで、年に1回も満たない場合~日に数回怒るものまであり、発作は予期せず急に起こることが少なくありません。
・数秒~数分間の持続で起き、その後、脳細胞の活動は正常な状態に戻る。
てんかん発作は大きくわけて2つのタイプに分類されます
・全般発作
(脳の大部分または脳全体が発作に関わる)
・部分発作
(脳の一部が関係。
部分発作ではさらに単純部分発作と、複雑部分発作に分けられる)
発作についての詳しい内容はまた次回・・・