スッキリ着やせするシルエットの服を作ろうとすると、様々なテクニックが必要になります。
その多くは視覚効果にもとづいています。
人体の表面は凸凹して丸みがあるので、平らな布でフィットさせるには身頃にダーツやイセ、切り替え線を入れる必要があります。
平面製図だけで、どれだけ体の凹凸や厚みを表現できるでしょうか。とても難しいです。
体の厚みは、ウエスト、バスト、ヒップの部分でそれぞれ厚みが違っており、サイズもかなり違ってきます。
立体裁断では、横から見る脇面が服作りで最も大事なところになります。
前身頃と後ろ身頃だけの二面体の場合、脇身頃がないため、体の厚み分を充分にカバーするのは難しくなります。
でも、厚みに相当する脇面をしっかり作った三面体の服だと、脇面がすっきりしている分、同じウエストサイズにもかかわらず、着やせして見えます。
さらにプリンセスラインやパネルラインの切り替え線が入った四面体だと、最も立体的で、よりコンパクトなシルエットになります。
同じサイズでも、二面体より三面体や四面体にするほうがスッキリ着やせして見えます。
切替えの位置でゆるみやデザイン量を調節できるため、体をボックス型に包むことでより立体的に見せることが出来ます。
体の厚みを出すことによって、平面的なシルエットではない立体的なシルエットを作ることが可能になり、同じサイズでも細く見える効果があるということですね。
うめえニャ~♪
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