大ちゃ~~~ん!キャーーーッ!!

あ、しょっぱなからすみません。
因に、↑の「大ちゃん」とは、男子フィギュアスケートの高橋大輔選手の事です。
いや~、今年も来たね、フィギュアシーズンが。うふふ♪
フィギュアは、スポーツ観戦にほぼ無関心の私がTVに釘付けになる、唯一の競技です。

フィギュアもダンスもそうだけど、
炎を纏って踊る方はたくさんおります。
フィギュアに限って言うならば、高い技術を持ち、何の危なげも無く、
最後まで安定した完璧な美しさのスケートを滑る方もいらっしゃいます。

なれど私がどうにも惹かれて止まないのは、
灼熱を放ちながら舞う、そんな方なのです。
そして高橋大輔選手が、まさにそれ。
残念な事に、このタイプの方、そうそうおりません(飽くまで個人的主観によるものです)。

本日、所用を終え、足早に家に戻りTVをつけると、
今まさに高橋大輔選手が滑走の準備に入っているところでした。
良かった、間に合って。これはもう、愛の力だね。
大ちゃ~~~ん♪♪♪

実はウチの母もフィギュアが好きで、一緒に観戦していると、
大ちゃんを応援(奇声とも言う)している私を何度もチラ見しては肩で笑っております。
いいじゃんよ、スキなんだから。ぶう。

今大会の結果は、実に惜しいものとなりましたが、
大ちゃんは、毎シーズンエンジンがMAXになるまでに時間が掛かるので、
今回の順位に関しては全く心配しておりません。
必ずやソチ五輪の表彰台に上ってくれると、揺るぎなく信じております。らぶ。

予定外にフィギュアの話題から入ってしまいましたが、
本題は本日の「所用」の方です。

私、本日 日本舞踊を観に行ってまいりました。
私のお師匠様の初主催の会ですから、赴かないワケにはまいりませんでしょう?

あ、はい。そうです。
私、日舞をやっております。
「おります」って言っても、3年習って3年諸事情によりお休みさせて頂いている状態なので、
スキルとしては、もうほぼゼロです。わはは。

場所は日本橋劇場。
家からですと、上野乗り換えの日比谷線となります。

難なく上野まで来れたは良いが、
何故こんなにも遠いのだ、日比谷線…。

日比谷線のホームに着いた頃には、既に体力の3分の2を使い果たした私。
ぶ…無事に会場まで辿り着けるのだろうか…。
それで無くとも、このところの寒さと雨に身体が対応しきれず弱っているというのに。

人形町の改札を抜け、いざ地上に出てみると、
…有りません。
頼りにしていた近辺マップが無いのです。
何で?普通駅出た所に有るじゃんよう!

仕方なく、プログラムの裏に記載されていた簡易マップを頼りに歩いてみる。
しかし、進めば進む程「こっちで合ってるの…?」という不安が強くなる。

やっと見つけた近辺マップ。
舐めるようにじっくりねっとり見てみると、
降りた駅、現在地、目的地が、見事なまでの正三角形を描いているではないですか。
そう、目的地に対して90度の方向に向かって歩いていたわけデースね~。

もう嫌!誰か治して、この方向オンチ。
ここまでくると、最早これも一種の病気ではないか。

何とか会場に辿り着いた頃には、
ヘロヘロで不整脈バックバクの虫の息。
ここで体力の5分の4を使い果たした私。し…死ぬ……ゼー、ゼー………。

ひとまず呼吸を落ち着かせてから、客席に入りました。
すると白化粧を施し、カツラと衣装を身に纏った方が舞台で踊っておりました。

「お披露目会」と聞いていたので、てっきり浴衣姿のものかと思っていたのに。
こりゃ、ラッキー♪
だって、やっぱり浴衣に小道具だけより、
衣装と背景があった方が、初めて観る演目でも分かり易くて面白いんだもん♪

それにしても、今回は他の流派の方もご出演されているという事もあってか、
どの方も、とてもお上手であります。
これまでに何度か踊りを拝見した事のある方も数名いらしたのですが、
その方々も、前回お見受けした時より上手くなっておりました。
皆さん、私が休んでいる間も、しっかりと精進されていたのですね。素晴らしい事です。

その中、私が以前習った事のある演目を踊られる方がおりまして。
もう振り付けの細かい部分なんかはスッカリ忘れちゃっていたけど、
こうして改めて人様が踊っている姿を観ると、
いかに当時の私が未熟で下手クソであったかを思い知らされます。恥ずかちーっ!

いや、もちろん恥ずかしがってばかりじゃないよ?
こうすれば、より観ている側に伝わり易いのか、
ああすれば、おませな少女らしさが出せるのか、
そして、後半の少し背伸びした仄かな色気を表現出来るのか。
ちゃんと勉強させて頂きました。いや~、良いものを観せていただきました。

しかしなあ、下手したら私も今日のプログラムに名を連ね、
あの舞台に立っていたのかもしれないと思うと、背中に悪寒が走ります。
私目当てで来る人がいなくとも、真っ白に化粧をして誰だか分からない面持ちになろうとも、
この面子の方々の中に紛れて踊るなんて、想像しただけで怖くてたまりませんよ、ブルブル!

本日のプログラム最後の演目は、私のお師匠様とお師匠様のお師匠様との二人舞いでした。
本当は、一番最初にお師匠様の一人舞いがあったんだけど、
丁度その頃 迷子になっていた為、間に合わなかったの…。先生すみません。

自分のお師匠様と一緒に踊るのって、どんな気分なんでしょ?

………ちょっと想像してみただけで、またしても悪寒が。
怖ええー!怖過ぎるっ!!
私がトチったとしてもおそらく先生がフォローして下さるとは思うけど、
例え間違いなしに踊れたとしても、先生の足を引っ張ってしまう事は確実。
ヤダヤダヤダーーーッ!考えるのやめよ。

そのお師匠様と、お師匠様のお師匠様との二人舞い。
とてもしなやかで実に美しいものでした。

日舞もフィギュアもダンスも演劇も、
しなやかさを表現するには、ちゃんとそれに適した身体を造って、
その身体を細部にまで気を使って、張り巡らせて、コントロールしなきゃでしょ?
ムリ~~~。
私には、まだまだ無理ですう。プルプルしちゃうもん。

やはり素晴らしいです。
私も復帰出来た暁には、心機一転頑張るつもりです。
その「復帰」がいつになるのかは、まだ不明ではありますが。

良いものを観せていただいたおかげで、
5分の4まで消耗した体力、少々復活。
そして、冒頭へと繋がる訳ですが。

は~、私もそろそろ走り出したい気持ちでいっぱいなんだけどなあ。
もうちょいかかりそう。
でも頑張る、うん。