秋華賞の予想 | 血統ディープリサーチ

秋華賞の予想



京都11R 秋華賞 芝2000m


秋華賞の血統傾向(2006年以降)
日付着順父名母父名父ベスト条件
2010年
10月17日
11R
1着 キングカメハメハ
(キングマンボ系)
Salt Lake (ヴァイスリージェント系) 芝1600m
2着 ゼンノロブロイ
(サンデー系)
フレンチデピュティ (ヴァイスリージェント系) 芝1800m
3着 ジャングルポケット
(グレイソヴリン系)
サンデーサイレンス
(サンデー系)
芝2200m以上
2009年
10月18日
11R
1着 マンハッタンカフェ
(サンデー系)
Caerleon
(ニジンスキー系)
芝1800m
2着 アグネスタキオン
(サンデー系)
Cozzene
(グレイソヴリン系)
芝2000m
3着 スペシャルウィーク
(サンデー系)
Caerleon
(ニジンスキー系)
芝1800m
2008年
10月19日
11R
1着 ウォーエンブレム
(ミスプロ系)
ヘクタープロテクター
(ミスプロ系)
ダ1800m
2着 ダンスインザダーク
(サンデー系)
Sharpo
(ネイティヴダンサー系)
芝2200m以上
3着 フレンチデピュティ (ヴァイスリージェント系) サンデーサイレンス
(サンデー系)
ダ1600m
2007年
10月14日
11R
1着 アグネスタキオン
(サンデー系)
ノーザンテースト
(ノーザンダンサー系)
芝2000m
2着 ダンスインザダーク
(サンデー系)
Bob Back
(ロベルト系)
芝2200m以上
3着 タニノギムレット
(ロベルト系)
ルション
(ネヴァーベンド系)
芝1600m
2006年
10月15日
11R
1着 キングヘイロー
(リファール系)
Seattle Slew
(ボールドルーラー系)
芝1200m
2着 ロイヤルタッチ
(サンデー系)
ミナガワマンナ
(ヒンドスタン系)
3着 サンデーサイレンス
(サンデー系)
Nureyev
(ヌレイエフ系)
芝2000m


6番人気以下で馬券に絡んだのは07年2着のレインダンス、08年1着ブラックエンブレム、08年2着ムードインディゴ、08年3着プロヴィナージュ、昨年2着のアニメイトバイオの5頭です。

これらの馬は父ベスト条件が芝2200m以上のスタミナ型種牡馬の産駒(レインダンス、ムードインディゴ)か、父か母父がミスプロ系やヴァイスリージェント系などダート向きの血統(ブラックエンブレム、プロヴィナージュ、アニメイトバイオ)、このどちらかに該当。

小回りのコース形態、加えて開幕2週目で馬場も良く当然ペースは速めに流れる為、ダート的な雪崩れ込みができる馬やバテずに最後まで脚を伸ばすことができるスタミナ血統馬に有利になりやすい、ということを示しています。

今開催の京都芝2000mも先週はレコードが出たほどの高速馬場ですが、血統的には秋華賞と似てベスト条件芝2200m以上の種牡馬やロベルト系のスタミナ、ダート的持続力に優れた血統が走りやすい馬場でした(10月8日10Rの勝ち馬の母はステイヤーズS2着馬)。


先週の京都芝2000m血統傾向
日付着順父名母父名父ベスト条件
10月9日
3R
1着 スペシャルウィーク
(サンデー系)
マヤノトップガン
(ロベルト系)
芝1800m
2着 シンボリクリスエス
(ロベルト系)
Cure the Blues
(ターントゥ系)
ダ1700m
3着 スタチューオブリバティ
(ストームバード系)
Danehill
(ダンチヒ系)
10月8日
10R
1着 アドマイヤマックス
(サンデー系)
Be My Guest
(ノーザンダンサー系)
芝1400m
2着 ステイゴールド
(サンデー系)
ジェネラス
(ニジンスキー系)
芝2200m以上
3着 マヤノトップガン
(ロベルト系)
ダンスインザダーク
(サンデー系)
芝2200m以上


続いては前走レース別成績をみていきます。

前走レース別成績
前走レース名 着別度数 勝率連対率複勝率単回値複回値
ローズSG2 4- 4- 1-31/4010.0%20.0%22.5%9583
優駿牝馬G1 1- 0- 0- 6/ 714.3%14.3%14.3%5127
米オークスG1 0- 1- 0- 1/ 20.0%50.0%50.0%0185
クイーンG3 0- 0- 1- 3/ 40.0%0.0%25.0%057
シリウスHG3 0- 0- 1- 1/ 20.0%0.0%50.0%03105


紫苑Sの組は14頭が出走ししたものの、最高が5着で、当然のようにローズS組が好成績。
そのローズS組も外回りに替わってから3着内好走馬がそのまま走りやすい傾向にありますが、4着以下から巻き返した2頭(アパパネ、ブラックエンブレム)は前走で4番手以内を経験していました。
外回りの瞬発力勝負で見劣った馬の巻き返しには一応の注意が必要でしょう。


結論
◎12ホエールキャプチャ
△ 6ピュアブリーゼ
△ 4アヴェンチュラ
△ 1キョウワジャンヌ
△ 9エリンコート
× 8,18

ホエールキャプチャは父クロフネが昨年の1着アパパネと、2着アニメイトバイオの母父、3年前に16番人気で3着のプロヴィナージュの父と同じヴァイスリージェント系です。
ヴァイスリージェント系×サンデーの組み合わせは、プロヴィナージュと同じで血統の適性は十分。
また、全兄には長距離の大逃げで結果を出すスタミナ馬ドリームセーリングがいてスタミナの裏付けもあります。
小回りへの対応も、中山芝1600mの芙蓉Sでオルフェーブルを破って逃げ切ったレースから全く問題なく、軸としての信頼度は高いでしょう。

◎が人気ですから、馬券の妙味は○と▲で補います。
重視したのは、持久力が問われる非根幹距離でのロングスパート実績とスタミナです。
○は父がスタミナ型で母父はダート的な馬力も秘めた血統で、先週の血統傾向と合います。
▲は父が短距離指向も強いノーザンダンサー系で、ボールドルーラーのクロスも持つカワカミプリンセスのようなパターン。