銀行のICカード
銀行カードとかスイカなどでお馴染みのICカードは優れものです。私が感心するのはカードにはICが入っているのに電池などの電源が収められていないことです。
カードに電源が無い代わりに、自分の電源を相手から電磁誘導で貰う仕組みは素晴らしい発想です。もしも、カードに電池を収めるとしたら、現在のカードのように薄くは出来ませんし、電池が切れたらカードが使え無く成ります。
アンテナ、電波受信回路、マイコン、メモリを組み込まれたI Cカードは、電源を供給されると電子回路として動作します。ところがICカードには電池が組み込まれていない!
このICカード、ラジオ受信の仕組みによく似ています。ICカードの端末から発射される電波を、カード内のアンテナで受信、この電波を検波(整流)して、直流電力を得ています。この電力でICカードを動作させています。
JR東日本が「スイカ」を出改札用に開発したのは、2001-11月ですが、お財布代わりに使用出来る利便性は、素晴らしいものです。この「スイカ」の成功を契機に、この原理を応用した、非接触ICカードが各種作られることに成りました。
尚、これらカードの電子回路を制御するソフトは、ソニーが開発した、「フエリカ」と言われるソフトが使用されています。このソフトは高度の暗号処理がされ極めて高いセキュリティが保障されています。
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