★ 玄田有史東大教授の希望学 | 真空管のアナログ世界に魅せられて

真空管のアナログ世界に魅せられて

「温故知新」と言う言葉が有りますが、真空管は将にそんな存在だと思います。真空管を今では知る人も少なくなりましたが、デジタル全盛の今でも、真空管のアナログ技術を学び、真空管ラジオを楽しむ人は沢山います。私もその中の一人です。真空管を愛しむ想いで・・・・。

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現在は、日本国内外とも、政治も経済も迷走しています。

この迷走した時代に、果たして、未来の「希望( a beam of hope )」など存在するのでしょうか?


ところが、その「希望」を科学する学者がいます。

東京大学の玄田有史教授です。

2005年より研究を始められ、今年で5年目です。


希望学 (中公新書ラクレ)/玄田 有史

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私も読んで見ましたが、大変印象深い内容でした。

ご紹介の意味で、そのさわりを書いて置きましょう。

教授は岩手県釜石市の新日本製鉄の釜石製鉄所を

お手本にして、この学問を纏められました。

釜石製鉄所は、1960年から次第に規模を縮小。

1989年には釜石から高炉の火が消えました。


そこで、釜石市は、新に企業誘致を積極的に

展開します。どうすれば、企業が誘致に

応じてくれるかを創意工夫します。


釜石市が提示した材料は、新日鉄が

残してくれた港湾設備とか建物を

再活用する事でした。

そのメリットに気付いた企業が

誘致に応じてくれました。


また、若い人のUターンが、3割以上にも

成りました。これで過疎の街になることなく

活気有る街に蘇生しました。


人脈も大切です。ウィーク・タイムズ(weak times )の

(稀にしか会わない人)が、思わぬ大きな力を

貸してくれる。この言葉も新鮮でした。


玄田有史教授著が、

「希望学」で主張される印象深いフレーズを

書いて置きます。


 ・稀にしか会わない人が力となる。

 ・1人1人が行動すると大きな輪となり、

  社会全体の希望となる。

 ・挫折、失望を乗り越えた

.......人こそ将来に希望がある。

 ・分かってくれる人が

.......3人いたら大丈夫。


ご興味の有る方は、是非読んで見て下さい。

必ずや、今まで閉じていたかも知れない

未知の心の窓を開いて呉れるでしょう。



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