■生きた化石 | 真空管のアナログ世界に魅せられて

真空管のアナログ世界に魅せられて

「温故知新」と言う言葉が有りますが、真空管は将にそんな存在だと思います。真空管を今では知る人も少なくなりましたが、デジタル全盛の今でも、真空管のアナログ技術を学び、真空管ラジオを楽しむ人は沢山います。私もその中の一人です。真空管を愛しむ想いで・・・・。

私の知る、生きた化石は、瀬戸内海とか九州北西の浅海底に生息する、「かぶとがに」と、コロモ諸島の近海に棲む「シーラカンス」の2種でした。


ところが、静岡県沼津市の水族館「あわしまマリンパーク」が、生きた化石とも言われる「ラブカ」という深海ザメの映像を公開して話題に成っているそうです。


これで、私のメモリーに、生きた化石として、「かぶとがに」と「シーラカンス」に加えて、「ラブカ」が新しく追加されました。


この「ラブカ」は、1/21日に沼津市内の港で、釣り人が見つけ、捕獲され同水族館に移されたそうです。この「ラブカ」は、水族館のいけすで泳いでいるようです。


私は、このニュースに接して、興味を持ち、「ラブカ」について調べてみました。英名では、フリルド・シャーク(Frilled shark)といい、世界中の深海に棲む魚です。


体長は2メートルほどに成るようです。体色は黒褐色で、先端に口が開いているため普通のサメと比べ、特異な顔つきに成っているようです。


繁殖は卵胎生で、一度に6~12尾のこどもを生むようです。


ところで、同水族館のいけすの「ラブカ」は、衰弱がひどいようですから、このまま水族館の人気者になるのは、むつかしいかもしれません。深海魚ですから、いけすでの飼育はむつかしいと思います。


一般的に深海とは、水深200メートル以上をいいますから、「ラブカ」の棲む深海では、20気圧の水圧を受けている事になります。

深さ10メートル毎に、約1気圧増えます(200M/10M=20気圧)。


こんな環境に棲む「ラブカ」が、陸上のいけすでは、余りにも大きな環境の差が有り、この魚がこのまま生き続けるには無理があると思われます。


ラブカ