音楽のビックリ屋敷 | Looney Tunes and Merry Melodies

Looney Tunes and Merry Melodies

アンダーグラウンド低音職人の音楽バカ日記です

ライナーノーツに書いてあった
フレーズがあまりにもピッタリだったので
タイトルにさせていただきました。

何のアルバムかというと

$Looney Tunes and Merry Melodies-DSC_1997.JPG

MELVINSの新作
アンダーグラウンドの帝王とか
グランジの親とか言われている老舗バンドの最新作は
全編カバー曲で構成された作品。
過去にもアルバムにカバーを収録する事が多かったバンドで
そのカバーの選曲も音楽マニアっぷりを伺わせるようなものから
ストレートな物まで様々。

そんなバンドがリリースするカバーアルバム
やはり一筋縄ではいかない内容であるのは当然。
今回ビックリしたのは
David BowieやQueenなどの曲を選曲していたという所
どんな感じに料理されているのか?
期待と心配が入り交じる絶妙な心境で聞いてみた。
QueenはYou Are My Best Friendを選曲していたんだけど
イントロのピアノの所は何だか安っぽいキーボードの音だったので
何かやらかしちゃうの??なんて思って聞いていたけど
コレが意外や意外!結構完コピ状態だったのです。
ギターソロとかもバッチリ。

David Bowieに関しては
Station To Stationを選曲。
こちらも結構忠実に再現しつつも
元々大作だった楽曲をさらに長尺に料理しています。

後は元曲を知っているのはThe JamのArt Schoolと
The KinksのAttitudeくらいかな。
ほとんどが馴染みのない曲だった。
アーティストの名前は知っていたりするんだけどね。
VENOMとかROXY MUSICとか。

あー、あと色々なアーティストがカバーしている事でおなじみの
Black Bettyは知っていたな。



作者は不明らしいですが
ライナーノーツにもあるように
この曲はブルーズマン、レッドベリーが
1939年にレコーディングしたバージョンがよく知られているそうです。

マニアックな感覚といい、ボーダーレスな選曲
ここで演奏された楽曲はメンバー達も全員お気に入り
との事らしいけど、本当はどうなのか?
と思わず疑いたくなる雰囲気もチラホラ。

ゲスト陣もアンダーグラウンド的に豪華で(なんだそりゃw)
Mudhoneyのマーク・アームや
かつても共演経験があったジェロ・ビアフラなどなど
ニューロシスのメンバーまでも参加しているようで
久々に名前を聞いたなぁなどと思ったりも。

MELVINSは現在ツインドラムという編成で活動しているのだけど
最近はドラムを一人にした上でベーシストを交換した
メルヴィンズ・ライトという名義でトリオでも活動し
作品を出したりしているらしい。

クセの強いバンドがカバーアルバムを作るとこういう感じになる
という良い見本的な感じもありつつ
奥の深さを見せつけられた作品でした。
ライナーノーツを執筆した
山崎智之氏の音楽のビックリ屋敷というのは
本当に良い表現だと思いましたよ。


さて、いよいよ明日です!


TOKYO-VH LIVE
2013年5月3日(金・祝日
四谷OUTBREAK

OPEN 17:30/START 18:15
Ticket 前売り¥¥2000/当日¥2500

WITH
惑星改革(as Iron Maiden)
すうとラリパー(as STRYPER)


Tokyo-VHは3バンド中
3番目20:25~の予定です。




TOKYO-VH OFFICIAL WEBSITE