子どもたちによるデモ
昨日、ドイツ全土でデモが起きた。
それも主にギムナジウム(大学進学を目指す子供の学校)の学生によって。
10万人が参加したらしい…
ニュースで見たのはブレーメンの映像で、9月に行った大人の姿をよく見かけたブレーメンが、
3000人の子どもで埋まってた。
中高生くらいの子から、小学生くらいの子まで、幅広い年齢層だった。
中には成績優秀な子も、何人かいたとか…
彼ら彼女らの要求は、
とりあえず“もっと教育にお金をかけてくれ!”
だそうだ。
インタビューを受けていた子曰く、1クラスに担任教師1人と、学生30人以上の時があり、
授業の質が下がると言っていた。
なかには、「先生もたいへんそうだよ」
と答えている子もいた。
このニュースで一番驚いたのが、
子ども達は怒りや不満の矛先をちゃんとわかっているということだ。
そう、それは政治家や政府に対してである。
自分が無知ということを承知で言うけど、自分が同じくらいの歳のとき、学校や授業に不満があったけど、
自分の怠惰さ、あるいは教師や学校そのものに原因があると思っていた。
政治家や政府に原因があるなんて、思っても見なかった。
たとえ思ったとしても、それを知った時点であきらめていたと思う。
政府や政治家は別世界の人間に思えた。
日本の場合、これは子どもだけでなく、親もそうではないのか?
モンスターパーレントと言われている親は、その不満を教師や校長、あるいは教育委員会にぶつけるが、
政府にぶつけるとはあまり聞いたことがない。
デモとかもね…