お母さんが、お父さんとオリヴィアちゃんを、サロンの前で降ろす。今日はお父さんのヘアーカット。

お父さんの近くに椅子を設置して、当分はそこに座っていたのですが、途中で私が座っているソファヘ歩いてきて隣に座りました。鉛筆2本、ハサミと大きなスケッチブック。

なので、可愛いテーブルを描きやすいように引き寄せてあげました。とても、ひとなつっこい女の子。

「顔を描く、、、」と言いながら、一揆に迷いなし手付きで、描いてくれました。その描き方は、ピカソが亡くなる前のあたりでスケッチしていたような、簡潔さ。

「まるで、ピカソの絵のようだね、、、、」

「誰の顔なの?」

「マミー」


すると、今度はハサミを持ち、輪郭を切っていき始めました。これを、アルバムに張り付けていくそうです。

そして、切り抜いた残りのはした紙を4つおり程にして、更にハサミを入れていきます。それを、広げると幾つかの、パターンの切り紙がポロポロと、おっこちてくる。一つは風車の形をしたもの。もう一つは丁度二つ折りしたようなもの。それを見て、

「This is a book!」とニッコリ笑って見せてくれました。そう言われれば、本の形にみえます。



お父さんのヘアーカットも終わり、

「お相手してくれて、どうもありがとう」

オリヴィアちゃんは、3歳半だそうで、ハサミを使うのがとっても好きなそうです。

で、この女の子、誉めてあげると必ず「ありがとう」と言います。

お父さんが私に「ありがとう」したあとにも、自分から

ニコッと笑って、「ありがとう」