もすのブログ

もすのブログ

ブログの説明を入力します。

Amebaでブログを始めよう!

22-3 強敵ドスギアノス現る―3

ドスギアノスは地面に落ちる。地面を何度も転がり、自分の身体に付いた炎を消し止めようとする。

 カレンは再び、火炎弾を装塡しドスギアノスに銃口を向ける。

ギャァ!!

自分達の親玉を守ろうとギアノスが、カレンに襲いかかる。

「ちっ」

カレンはギアノスに向けて、火炎弾を放つ。ギアノスの身体は燃え上がり、地面に落ちる。地面に落ちたギアノスは、足を数回震わせ絶命する。ギアノスがいないことを確認すると、カレンはドスギアノスの方をみるがドスギアノスは、既にどこかに消えていた。周りにいたギアノスもドスギアノスの後を追って、消え去っている。

 カレンはどっちを追うか迷う。一匹は洞窟の中に消えさり、もう一匹は左右のどちらかだ。火炎弾を当てたのは、洞窟に逃げた方だ。恐らくダメージは入っているはず。ならば、先に片付けておこう

 雪山の頂上は先程いた場所と違って、吹雪が激しい。ドスギアノスは傷付いた身体を気にしているようだった。カレンは姿勢を低くし、ドスギアノスに見つからないようにする。丁度風上ということもあり、ドスギアノスは気が付いていない。十分に距離が縮まったとき、カレンはドスギアノス目掛けて火炎弾を放つ。

ギャァァ!?

ドスギアノスの頭部に命中し、首もと、胸に火炎弾は直撃した。ドスギアノスの身体は衝撃で吹き飛ばされ、地面に倒れこんだがすぐに起き上がる。

ギャァ ギャァ!

ドスギアノスの掛け声で、周りにいたギアノス達が集まる。

カレンは火炎弾を取り除くと、散弾Lv3を装填する。火炎弾はドスギアノスに使うために、ギアノスには使わない。散弾Lv3は発射された衝撃で拡散し、ギアノスに直撃する。だが、手前にいたギアノスには直撃したが、後方にいたギアノスには直撃しなかった。生き残ったギアノスはカレンに向かって飛びつく。

「っ…この‼」

腕を噛み付かれた。だが、丈夫に造られたガルルガSのおかげで牙は通らない。それでも動きが鈍ってしまう。

「離れなさい‼」

カレンは渾身の力でギアノスの腹を蹴り上げる。

ギェ…

ギアノスの噛み付いていた力が緩む。カレンは体を回すと、反動を使ってギアノスを吹き飛ばす。普段から鍛えているが、素手でギアノスを倒せるわけがない。当然のこと、ギアノスは直ぐに立ち上がり、再びカレンに飛びつく。

「これでも食べてなさい」

カレンはジェイドテンペストの銃口を、ギアノスの口の中に突っ込むと散弾を放つ。肉片が飛び散り、散弾の破片が飛び散る。ギアノスだったものは、ゆっくりと地面に倒れこむ。

「あとはあんただけ」

ドスギアノスは身震いをする。周りにいたギアノスはいない。自分だけ。

ギャアア‼ ギャァ‼

ドスギアノスは何度も叫び、ギアノス達は一向に来る気配はない。

ギャワワ!!

ドスギアノスは地面を蹴り上げ、カレンに襲い掛かる。

 今まで見てきた攻撃だ。カレンは横転すると、ドスギアノスの攻撃を避ける。カレンはジェイドテンペストを向けた。

!?

そこに、ドスギアノスはいなかった。

(どこに…)

突然右からドスギアノスが飛びかかってきた。鋭い爪が、カレンの右頬を切り裂いた。

「っ…よくも‼」

頬の痛みを我慢しカレンはジェイドテンペストを掲げると、ドスギアノスの頭部目掛けて、振り下ろした。

ギャアア‼?

鈍い音と共に、ドスギアノスの悲鳴が鳴り響く。カレンはドスギアノスが怯んだ隙に距離を取る。弾を散弾Lv3から、通常弾Lv2に変え狙いを定める。

 銃口から、通常弾Lv2が発射された。次から次へと、ドスギアノスの胸部、頭部に直撃していく。

ギャワァァ‼

鱗が飛び散り、血が飛びちる。最後に装填されていた一発が、ドスギアノスの頭部に直撃した。

 衝撃でドスギアノスは飛ぶ。地面に叩き付けられたドスギアノスの身体はピクリとも動かなくなった。

To Be Continued


とりあえずEDは見た。

22-2 強敵ドスギアノス現る!ー

洞窟を抜け出すと、外は吹雪いていた。風邪も強いためか、洞窟の中よりも寒い。ホットドリンクを飲んでいても、凍えそうだ。周りにはガウシカやポポなど大人しいモンスターが僅かにはえた草木を食べているときだった。

ここにお目当てのモンスターは居ない。そう思い次のエリアに向かおうとしたときだった。

ギャアアアアアア!!!

突然ギアノスの群れがホポポ゚達に襲いかかる。ポポ達は一斉に逃げ出す。その時、一際大きいギアノスが飛び出す。ギアノスの親玉ドスギアノスだ。それも、一匹だけではなく2匹もいる。

ゴォォ・・・

一匹のドスギアオノスがポポに襲いかかる。ポポの背中に飛び移ると、鋭い牙を剥き出しにし背中に噛みつく。だが、大量の羽毛が邪魔をしているため通らない。

ギャアワ!!

もう一匹のドスギアノスが飛び掛かる。ポポはバランスを崩し、地面に倒れ込む。倒れ込んだ瞬間を狙って、次々にギアノスが飛びつき噛みつき始める。

ゴオォォォン・・・

ついにポポの身体は動かなくなった。ドスギアノスは首を突っ込み、肉を喰らい始める。

モンスターが他のモンスターを喰らうのは、当然の事だ。彼等は生きるために喰らう。だから、それを邪魔する権利はない。カレンはジェイドテンペストの銃口をドスギアノスに向ける。ドスギアノス達はポポの死体に夢中で食いついている。奇襲をするには、今がチャンスだ。

ギャァァァ!!

ドスギアノスの首に、通常弾Lv2を連射する。流石上位のドスギアノスと言う事もあり、多祥の傷と、血が出る程度だ。食事の邪魔をされて苛立ったのか、ドスギアノス達は一斉にカレンに襲いかかる。ドスギアノスは二手に分かれ、カレンを挟みうちにする。その周りを、ギアノス達が囲む。

 いつもと違う狩猟はやはり、やりにくい。他の仲間にモンスターが気を取られている隙に、自分は遠く離れ狙撃する。そのやり方で今までやってきた。カレンは、レオン達に合う前のことを思い出す。昔自分がやってきた狩猟の方法を…。

 カレンはポーチの中に手を入れる。その動きに気が付いたドスギアノスがカレンに向かって噛みつく。だが、カレンの方が速かった。

 カレンは閃光玉を取り出すと、ドスギアノス目掛けて、投げつける。ドスギアノスの目の前で閃光玉が炸裂する。カレンは閃光玉の光に背を向け、光を浴びなかったため閃光玉の影響は受けなかった。すぐに、振り返ると怯んで動けなくなっているギアノスの間を抜け、距離を取る。

ギヤヤァァァ・・・・アァァァ・・・

 閃光玉の光を浴びたギアノス達は足下をふらつかせている。もちろんドスギアノス達も同じだ。カレンは再び、ドスギアノス達に向けて弾を撃ち放つ。

撃たれた弾は、衝撃で粉々に砕け散る。飛び散った破片は鋭利な刃物となり、ドスギアノス達に襲いかかる。

ギャァ!!

ドスギアノスにはほとんど効いていなかったようだが、ギアノスには効果があったようだった。数頭のギアノスは地面に転がり苦しんでいる。

カレンはもう一度散弾Lv3を撃つ。ドスギアノスは素早く動くと、散弾を避ける。一匹のギアノスは、逃げ切れずに身体が千切り取られる。

「つぅ!」

いつの間にか、一匹のドスギアノスはカレンの後に回り込み特殊な液をカレンに向けて吐き出した。カレンの身体にかけられた氷液は、外の冷気に触れ、一瞬にして凍り付き身動きが取れない。ギアノス達が吐き出す氷液には、獲物を凍らせることができる。その氷液防具の間から染みこみ皮膚に張り付いて、体温を奪っていく。身動きの取れないカレンに、向かってカレンに向かって飛び付く。

「キャ」

 鋭い爪が食い込み、衝撃でカレンの身体は吹き飛ぶ。地面を何度も転がり止まる。だが、そのお陰で、氷液は砕け散り身動きが取れるようになった。カレンはすぐに立ち上がる。すぐに立たなければ、ドスギアノスに襲われてしまう。ドスギアノスは鋭い爪を振りかぶると、カレンに向かって振り下ろす。直前でジェイドテンペストを前に出し身を守る。火花が飛び散り、鱗が数枚剥がれたが、壊れていない。流石ガノトトス亜種の鱗、背ビレを使い、上級な鉱石が使われているだけある。

カレンは目の前にいるドスギアノス目掛けて散弾を撃とおとしたが、ドスギアノスとの距離が近すぎる。散弾は広範囲に飛び散るため、自分に当たる可能性が有った。地面を蹴り上げると、バックステップし後方に下がる。

ギィヤ!!

ドスギアノスは鋭く鳴く。それに応じてギアノスが周りから飛び出す。ギアノス達がカレンに向けて、一斉に氷液を吐き出す。ドスギアノスほどではないが、ギアノスの氷液だけでも十分に動きを鈍らせることは出来る。

カレンは再び、散弾をギアノス達に向けて放つ。数匹のギアノス達は、衝撃で吹き飛ばされるが、ギアノス達はまだいる。

(どうすれば・・・)

どうしようかと迷っていたとき、一匹のドスギアノスがカレンに背を向け何処かに行ってしまった。なぜ、ドスギアノスが離れたかは分からないが助かった。

カレンは、ポーチの中から火炎弾を取りだす。素早く散弾と取り替え、火炎弾を装塡する。ドスギアノスはカレンに向かって飛び付くが、ドスギアノスの身体は火炎弾を浴び炎上する。

To Be Continued

モンハン4やってたw

22-1 強敵ドスギアノス現る!

カレンが目を覚ますと、レオンの姿は無かった。その代わりに、机の上には走り書きがの手紙があった。

“先に行っている”

ただそれだけ。カレンは、髪の毛を整えると髪留めで結びつけ、ジェイドテンペストを掲げると、手元にあった以来用紙を手に取り家を出て行く。

カレンは1人で雪山にいた。昨日見た依頼用紙を見てここに来たのだ。依頼は探検者から。ドスギアノスの群れが、探検の邪魔をして調査できないという。

1人で狩猟か・・・」

カレンは周りを見て呟く。ドスギアノスはナルガクルガと比べても下だ。仲間がいたといえでも、ナルガクルガを討伐したのだ。ドスギアノスなら狩れるだろう。

 カレンが1人で狩猟するのは、実に一年半ぶりだろう。レオンと出会い、カイルやカリアとも出会い一緒に狩猟をしてきた。レオンと出会う前は、たくさんのモンスターを狩猟してきた。腕には自信はある・・・だが、今回は上位のモンスターだ。1人で狩猟ができるのだろうか・・・。

いや・・・。狩れるはずだ。カレンは自分に言い聞かせる。ジェイドテンペストに通常弾Lv2を装塡する。

 ベースキャンプを出るとカレンは段差を昇り、洞窟の中に入る。洞窟の中は氷に覆われており、体温が徐々に奪われていく。カレンはポーチからホットドリンクを取り出すと一気に飲み干した。

洞窟を抜けると、数頭のギアノスがいた。ギアノスはカレンを見ると、鋭く吠えだした。相当苛立っているのか、数回吠えるとギアノスはカレンに向かって飛び掛かるが、焦る必要はない。ギアノスに向けて、ジェイドテンペストの銃口を向けると通常弾Lv2を発射する。通常弾Lv2は連続で発射された。ジェイドテンペストの特徴だ。通常弾Lv2を連続で発射することが出来るのだ。

ギャワァァ

ギアノスの身体に通常弾Lv2が全弾直撃した。ギアノスの腕は衝撃千切り取られる。地面に落下したギアノスだったが、まだ息があった。ギアノスは震える脚で立ち上がろうとしたが、突然足場が崩れる。

ギィ・・・ィ・・・ヤァァ!!!

足場を失ったギアノスは、深い谷底に落ちていた。いつものギアノスなら脱出する事は出来ただろう。だが、体力を失いかけている状況では不可能だった。

ギャワ!!

仲間を殺されて、ギアノスは更に苛立つ。カレンに飛び掛かることはせずに、牙を剥き出しにしながら、襲いかかる。左右に移動して、弾丸を避ける。連射は、一度引き金を引けば弾を連射できるため、効果的だ。だが、一度発射されてしまえば固定され隙が出来てしまう。カレンはその事を知っている。

ギアノスはカレンに向かって噛みつこうとしたとき、カレンはジェノサイドテンペストを握り治すと、ギアノスの頭部目掛けて殴る。

ギィヤ!

ギアノスの頭部から血が噴き出す。カレンはもう一度ギアノス目掛けて殴りつける。ギアノスは近づいても危険だと感じ、カレンから距離を取る。ギアノスとの距離が近ければ、自分にも跳弾する可能性もあった為撃てなかったが、今なら撃てる。通常弾Lv2が勢いよく発射され、ギアノスに襲いかかる。

ギィィ・・・・

ギアノスはとっさに避けようとしたが、連射はギアノスが思っていた以上に速かった。ギアノスは地面に倒れ込む。青色に輝いていた地面が、真っ赤な血で染まっていく。

カレンは周りにモンスターが居ないことを確認すると、通常弾Lv2を再装塡する。連射機能は便利だが、代わりに弾の消費が激しいのだ。

To Be Continued