といわれたらエロい感じだけど、80年代、小学生のいる家庭では右手でこする音がこだました。叩く人もいたが。ハイパーオリンピックをプレーする音だ。オリンピックという題材とひたすらボタンを叩き続ける友達をみて面白いと思ったなー。歯を食いしばり時々下を見て、顔を上げて画面を確認する姿を見てるだけでもおもしろい。ゲームで汗をかくのかよ!みたいな。ゲームをしなくても楽しいのだ。腹を抱えて笑った記憶がある。普段クールな人間もちょっと半笑いでボタンをこすったりしてた。つーかツメがつるつるになったりもしたなー。専用コントローラちょっと高かったので買えず友達のところに言ってはプレーしてた。こすってこすってこすりまくりっていうイメージが強いゲームだけど、それだけじゃあないんだな。100メートル走はひたすらこする、叩くって感じだけど幅跳びとか砲丸投げはタイミングが必要になる。幅跳びは記録を伸ばすためにひとりがランボタン、でもう一人がタイミングを計ってジャンプボタンを押したりもしてたな。目指せ10メートル!!ってかんじで。
当時はカールルイスが幅跳びのヒーローだったから9メートルが夢だった。
だんだんツメが痛くなってきて、ガシャポンのカプセルを使ってこするなど、色々なテクがでてきたもんだ。今コナミはダンスダンスレボリューションとか、音ゲー、体感ゲーを出したりしてるけど、このころから、こんな風にゲームメーカーにしては新しい、あるいは珍しいコントローラーをつかうなど、コントローラーというものにこだわりが無いメーカーだった。そんなわけで柔軟だったんだな。

クレイジークローバークラブ 秋ということでハロウィンのトップ絵ですね。