手に負えない
最近、外科病棟とは思えないくらい患者さんの年齢層が高い。
だけじゃなく、認知症や不穏行動のある方たちも多くて目が離せない。まるで動物園のようです。
コケたり点滴とか大事な管類抜かれちゃったら命に関わるし、それを防げないのは看護師の責任ですからね。
限られたスタッフで全ての患者さんの安全を守るのにも限度があるから、やむを得ず身体拘束もしている(もちろん承諾書とらせてもらった上で)。
ベッドに縛りつけるとこまではいってないけど、物を掴めないようにするためのミトンをはめたり
あとは、センサーをつけさせてもらって患者さんが動いたりベッドサイドに立ち上がろうとするとセンサーが反応して自動的にナースコールが鳴るのでそれでわたしたちが駆け付ける、みたいな。
センサーは作動しまくりだし、その他のナースコールと合わせて鳴りっぱなしで既にわたしたちのキャパを越えている。
もちろん一般の術後の方や末期の方もいるし、そういう患者さんほど十分なケアを必要としているのに。
認知症は病気だと頭では分かってるけど、あまりにも酷い暴言を吐かれたりわがまま放題の態度を見るとやりきれなくなります。
どんなに認知症が進んだとしても、その人の人格や人柄がにじみ出ると思うのは甘いのかなぁ。
そういう人としての最低限のものまでも崩壊してしまうのが認知症だとしたら、本当に悲惨な病気です。
昨日なんて、痰の吸引しようとしたら殴るわ蹴るわでしょうがないから数人で抑えつけてたら唾とばされる始末…。
オムツ交換も拒否、内服も拒否…。憎まれ口をたたく始末です。
(おいおい、ボケてるからって何してもいいと思うなよ…。てか、例えボケてもこんなことするようにはなりたくないもんだわ。こっちだって放置してる方がよっぽど楽なんだからそんなに嫌なら帰ればいいじゃん。)
と、内心冷ややかに呆れてしまいました。わたしは天使ではありません。
ちなみに、認知症やせん妄になってもかわいらしくて話してると癒されるタイプの方もいます。
わたしもこんなふうに歳をとりたいと思う。
そして、そういう方にはひいき目な態度をとってしまいます。
以上、主にこういうことが日々の一人反省会の内容です。
あースッキリした。