その数十分後、


『ママ、バケツに水を!!』


と、その一味がお店にもどってきた。


??? ( ̄ェ ̄;)


ヤキをいれられた、兄ちゃんは、


血だらけだった・・・・。


そして、


『おしっこちびって、失神しやがった』


とのことだった。


失神したから、バケツに水をいれて、ぶっかけて、目を覚まさしたのだ。


お店の、入り口すぐで、そのバトルは繰り広げられた。


血だらけになっていた、地面を彼らは、バケツと雑巾でふいたらしい。


血だらけの、バケツと雑巾がもどされた・・・。


深夜3時。営業時間終了してから、おさまるまで帰れなかった私たち。


しかも、1つの階に1件のお店、


エレベーターの前は、すぐお店の入り口のため、狭い。


そんな中、ヤキをいれられた少年は、正座をして、座っていた。


見張りをされながら・・・。


その前をとおり、家にかえってきた私。


ママは、まぁ、怖いということもあるだろうとおもうが、


お店の中じゃないしと、オオゴトにしないで、またきてねなんて・・・・。


私も平気な顔して帰ったが、


もともと、恐怖を味わっているのだから、これ以上恐怖を味わうのは、


絶対に嫌だった。関わりたくない・・・。


翌日、やはり、お店にいきたくなかった。


お店にいきたくない私はお断りの電話をした。


そのお客さんは、18歳くらいの若い女の子のお客さんだった。


というか、あの状況では、普通お店に出入りを断られるだろう。


その18歳くらいの女の子の先輩のなんだかんだと、いう流れからの知り合いらしい。


たまたま、前の店のキャバクラかなにかの関係らしい??


その18歳の女の子は、ついでにヤ○ザと付き合っていた・・・。


あの18歳の女の子がいる限りかどうかは、不明だが、


あのお客さんは、ちょくちょくきていたことは確かだった。


目つきでわかる。普通じゃないってさ。


普通のお客さんは減っていた。


あの客たちがくれば、自然と帰っていく。


このままでは、普通のお客さんはこなくなる。


たとえ、今、お金を支払ってくれていても、


果たしてどうなることか・・・。


ママに、やめたいと伝えると、


あなたのがあのお客さんより大事なんだから、何かあれば、


もし出入り禁止にするつもりだから、


絶対にきてほしいと説得された。


私は、断りきれなかった。


だが、またくるのだ。今日か明日か明後日にはくるだろう。


少しでも関わり、今後なにかあったらと思うと、


過去の恐怖がよみがえった。


私は、ママにごめんと、あやまりながら、そのままいかなかった。


・・・・・・・・・・・・・・・・・。


そして、そのまま、お昼の仕事のみとなった。


過酷な労働。


最初は引き継ぎから始まった。



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