満濃中学校の卒業式に出席しました。明日を担う卒業生156名の晴れの門出に立ち合わせて頂けたこと、光栄に感じております。
もちろん主役は卒業生はじめ生徒の皆さんですが、厳粛な式典に「つきもの」と云えば、大人たちのスピーチ/ご挨拶です。形式的と批判されることも多いのですが、いつも「校長先生からの言葉」はココロして拝聴してます。近くで生徒を見てきた上でのメッセージです。たまに顔をだす来賓方の祝辞とは重さが違います。(御来賓の皆様に御無礼とは承知しつつ…)
満濃中学校長:近石先生が贈る言葉の中で触れられたのが、バンクーバー五輪で男子フィギュア初のメダルに輝いた高橋大輔選手のこと。今日巣立つ生徒たちと同じ頃、才能を開花させ、ジュニアのトップへと登りつめた高橋選手、しかしその後 皆さんもご存知のとおり、今回の栄冠までの道はけして順風満帆ではありませんでした。十字靭帯を痛めてなお温存より完治を選び、手術、リハビリを経て復帰、そして大舞台での渾身の滑り…。卒業生でなくとも たくさんの「未来へ向かうための勇気」を貰いました。
先生が引用されたのは、高橋選手の母校の石碑に刻まれている言葉。
「夢をもつかぎり 努力するかぎり 夢は遠くない」
いい言葉ですネ。そう、一歩進めば 確実に夢への距離は縮まっていくのです。卒業生に幸多からんことを祈っております。