Commnet:
誰も知らない無人島で暮らす少女と外出恐怖症の人気作家との出会いを描いたファンタジー。
あれ?これってディズニー映画?と思ってしまうほどのファンタジー作品でした。家族で楽しく観れる作品ですね。
個人的には、「あぁ、こういう作品だったのね。」とちょっとガッカリしてしまいました(^_^;
あまりにもファンタジー過ぎて、リアリティに欠けてしまっていましたね。
一番興醒めしてしまったのが、動物たちの役割ですかね。特にペリカンが人間に食料を与えるシーンを観て「ありえねぇーーー。」と思ってしまいました・・・不自然なのかなぁ(^_^;
まぁ、ここで、「あぁ、この作品ってファンタジー作品なんだ。」とようやく気付き、気持ちを切り替えて観続けました。
ストーリーは浅かったですが、キャスト陣が魅力的でしたね。
無人島で暮らす少女ニム役にはアビゲイル・ブレスリン。「リトル・ミス・サンシャイン」のあの娘です。大きくなりましたねぇ。ポッコリお腹も無くなっています。
この作品の主役は彼女でしたね。ジョディ・フォスターとばかり思っていました。日本のDVDパッケージは当てになりません。
ニムは生物学者の父ジャックの帰りを1人で待っている間、海賊に扮したツアーコンダクターたちが上陸を計画していることを知り、追い出そうと動物たちとあの手この手と「追いだし作戦」を実行するのですが・・・。
また、ニムは怪我をしてしまい、ジャックとも連絡が取れずにいたとき、メールが届いていることに気付きます。
差出人はアレックス・ローバー。
彼は、ニムの大好きな本の主人公、そして、作者であり冒険家でした。
ニムはアレックスに助けを求めるのですが・・・。
サンフランシスコ。そこにアレックス・ローバーがいました。しかし、実在するアレックス・ローバーは、潔癖症、対人恐怖症、外出恐怖症、そして、女性でした。
アレックス・ローバーことアレクサンドラ・ローバーは、現在スランプ中。最新作の執筆が途中から書けずにいました。ネットで火山について調べていると、「火山の麓で暮らして」というサイトにヒットします。
そのサイトの管理者がジャックでした。
アレクサンドラはジャックに火山について教えてほしいとメールでやり取りするのですが、返信していたのが実はジャックの娘ニムであることを知り、怪我を負っていることも知らされます。そして、「助けに来て。」と言われてしまうのですが・・・。
アレクサンドラ役にはジョディ・フォスター。めずらしくコミカルな役でしたね。いつもの力強さがないダメダメ感のギャップが面白かったです。
ニムの父ジャックにはジェラルド・バトラー。彼もコミカルな役でしょうか。海で遭難(これもありえない展開ですが)してしまうのですが、1人で熱血パパを演じています。
ジェラルド・バトラーはニムとアレクサンドラの空想上の人物アレックス・ローバー役としても演じています。
ニムの「アレックス」は頼りになる男として、アレクサンドラの「アレックス」はそばにいるだけ・・・微妙に性格が異なるところが面白かったですね。
同じ本を読んでも個々に捉え方が違うからなのでしょうね。
ラスト。
ニムの「アレックス」はジャックを重ねていたとしたら、アレクサンドラの「アレックス」は理想の男性だったのでしょうか。
理想が現実になったとき・・・幸せの1ページがはじまる。邦題の意味はそういうことだったのかぁ。
でも、原題「NIM'S ISLAND」。主役はやっぱりニムですね。
Title:
NIM'S ISLAND
Country:
USA (2008)
Cast:
(Nim Rusoe)ABIGAIL BRESLIN
(Alexandra Rover)JODIE FOSTER
(Jack Rusoe / Alex Rover)GERARD BUTLER
Directors:
JENNIFER FLACKETT
MARK LEVIN
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