高熱、膠原病、関節痛、腎盂炎、呼吸苦などから、肺腺癌の前がんと診断。… | 風に語りて

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高熱、膠原病、関節痛、腎盂炎、呼吸苦などから、肺腺癌の前がんと診断。千葉・市川市に在住だった女性。

2012/04/25 04:58 福島第一原発

 健康被害の報告・相談を優先して話しています。
nagaikenji20070927@yahoo.co.jp 

 去年の秋から、この三月と四月にメールを、ある女性からいただいています。直接、電話でお話も致しました。東葛地域に近い、千葉県市川市在住だった女性で、今は西に避難されています。このメールを時系列で確認下さい。

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この方から秋に頂いていたメール。

千葉県市川市に住んでいました。(個人のガイガーで地面付近で0.45マイク
ロs/h、地表1mで0.3マイクロs/h弱)
夏に西に住まいを移しました。

幼い子供と私の症状ですが、喉のヒリヒリ感が続いていました。

子供はこれまで鼻血をだしませんでしたが原発事故後、2,3日に1度鼻血がで、ほ
ぼ1ヶ月続き、皮膚炎もでました。喉もスースーヒリヒリがしていました。

私は8月から未だに高熱から微熱が続き、1ヶ月間平熱が殆どありません。
生まれて初めてです。おまけに高熱は3度波があり扁桃腺ー>ウイルス->腎盂腎炎
と言われ、今もだるくて仕方がありません。
チェルノブイリへのかけはしのページに急性腎炎の発生がチェルノブイリで40%弱高まり、                         6ヶ月たってから腎臓疾患が増え始めるということでドンピシャな気がしました。
腎盂腎炎も初めてでした。
ご報告まで。
さらに三月に頂いたメール。
当時は、松戸に近い千葉県市川に住んでおり、自宅付近がガイガーで地面5cmで0,4μでした。
幼い子供が震災後喉のひりひりの後、1ヶ月にわたって鼻血をだしましたが
その後は歯茎の数箇所が次々出血をするのが2ヶ月ほど続き
右下の歯茎1cm幅、高さ6mm位の内出血ができて、数日後消え
また同じ場所に内出血ができ薄くなってきたと思ったら
黒い点(鉛筆の芯が入ったような見た目)ができ1っヶ月経ちますが
消えません。
手指や手首を痛がり、手は曲げようとするとむずむずすると言っています。
こういう黒い点や子供のような口の中の内出血は起きている人がいらっしゃいますでしょうか?
私も夏に1,5ヶ月間、微熱がつづき、高熱もありました高熱は腎盂腎炎とのことでした。
微熱の後指の関節や足の指の関節、手首足首が痛くなりました。
当初CRPの炎症反応は高値でしたが1ヶ月で下がりました。医者は膠原病といいました。
子供も手首や指の関節をいたがるので不安です。

それに返信した後のメール。
ありがとうございます。
まだお話ししていませんのでよろしくお願いします。
実は2週間前から私が胸に違和感が出て、先週末救急でみてもらました。
血圧も上が60で呼吸苦もあり、左胸の違和感が強く、家の中の
トイレもいけないほどになってしまいました。点滴を打って、平日に心臓、呼吸器、食道を調べましょうと
言われ、その日は夜中に帰りました。
そして、先週と今日と病院に行きました。気管支ぜんそくというので薬をもらい
胸のレントゲンで9月には何もなかったのに今回のは影があるCTをと言われ
心エコーをとったら、技師さんが別の技師さんを連れてきて                                                          「これはなんだ?CTでみないと何かわからない」と話していて、今24時間ホルダーをつけています。
親子共々調子が悪いです。
長々と私事を失礼しました。
この方から最近頂いたメール。
検査結果が出てからと思いましたので今日になりました。
ちょうど3年前の肺CT(通常の人間ドックで受診)では腫瘍はなしでしたが
4月16日の肺CTで、すりガラス陰影という肺腺癌(場所は気管支から離れた肺胞などの部分)、                          癌の早期、前ガンのものだと。
以前も書きましたが、松戸に近い市川市に住んでいて
枝野氏の発表を真に受け、原発事故後から外に出てしまっていましたし
15,16日とも屋外で歩いていました。

福島第一によるプルトニウムの吸い込みが原因ではないかとも思ってしまいました。
一緒にいる子供にもCTを受けさせていきもしますが、検査自体でも被曝しますから悩みます。

医者に福島事故の影響の可能性について聞くと、原因や何時できたものか自分たちには言えないと
でも
手術してそのとった部分からプルトニウムが出れば、そのせいだと確定できないかともおもいます。

私がそのせいで肺がんになったのなら、市川周辺で外にいた人も可能性があるのではないかと、                      CTを受けないと
暫く見つからないままになるではないかとも

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 この方には、できるだけのお話はしていますし、今後もおこなうつもりです。この症状がすべてが被ばくと断定はもちろんできませんが、僕は可能性はあると感じました。

 もしも、前がん状態が発生が、放射性物質の影響だとしたら、今回の事故は、首都圏で、チェルノブイリのペースを、一年どころか、大きく上回ることになりかねません。僕はいろんな危惧が膨らんでいます。

 
「関東・南東北の被曝エリア(東京全域を含む大半のエリア)にいる皆さんは、放射性物質の少ないエリア、できれば愛知県から西のエリアに、移住するべきです。妊婦、子供、未成年、妊娠可能な女性は優先して移住すべきです。他の皆さんも極力移住してください。被曝から一年が経過しています。初期被曝は深刻で、慢性被曝の影響がさらに危険です。食物、飲料のみならず、吸気による被曝も軽視できません。回避する方法は限定的です。あなたやあなたの家族の命が何よりも大切です。一刻も早く移住してください。」

 「健康被害と思われる事象が顕著にあらわれている方は、僕までメール下さい。事故発生当時の行動記録や数値データなどを細かく教えてください。問い合わせの内容も書いてください。健康被害の状態を皆で共有化し、事態の推移をあきらかにしていく作業が最も必要です。nagaikenji20070927@yahoo.co.jp」

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 拡散希望との事で、そのまま載せます。一点だけ違うと思うのは、この事故は、これでも最悪ではないですが、南東北、関東全域で健康被害はすさまじくなりますので、少なくとも当該エリア五千万人はまず当事者です。日本全国、当事者意識を持つべきなのは当然ですが。

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「福島第一原発の現場より」

今日、第一原発の現場に入りました。

業務上の守秘義務もありますが、書けるだけ書かせて頂きます。

重要免震棟で説明を受け、骨組みだけになっている4号機、3号機を間近に見てきました。
... 本日の最高値は1,000μsv/h。異次元の世界です。

素直な感想としては、進んでいるが進んでいない。そして進んでもいるということ。
重要免震棟は線量の確保ができていますが、一歩外を出ると高い線量であることは紛れもない事実。

そのような中で、最前線でこの事故を押さえていこうと、尽力している方々がいること、                           当然のこととして仕事をしている方々がいることが、自身にとって大きな励みになりました。

間違いなく言えることは、現場の支えがなければ、東日本は吹っ飛んでいました。
今でも千本近くの燃料棒がむき出しの燃料プールに残っており、格納容器よりも危険な存在です。
今回の事故は、いい意味では上澄みの爆発。燃料自体の反応で燃料そのものが飛び散っていれば、                  われらが八王子メンバーでさえも当事者になっていたという甚大さを実感しました。

そして、誤っていけないのは、今回の事故は最悪ではなかったこと。
重要免震棟がギリギリ半年前に完成していなければ、現地での対応は不可能であり、                                 間違いなく今の日本はないということ。                                                           幸いなことに最悪を免れることができたという、恐ろしい事実をもっと皆で共有すべきと感じます。

いいですか、本当にぎりぎりの状態でした。今、それぞれの事業をどう展開させていくかといった議論をしていますが、           それは奇跡的なラインが守られたから出来る話にすぎません。
墨田であれ、八王子であれ、日立であれ、東京全体であれ、おそらく西日本であれ、紙一重だったのです。                そしてしっかり対応しなければ、これからも紙一重であり続けるのです。

ふくしまが当事者というのは明らかな誤解。本当に日本全体が当事者となるべき問題なんです。                       きっとこれを実感はできないでしょう。キツメのトーンになってしまいますが、共有できる皆さんだからあえて言います。
この重さを心に刻みつけてほしい。

その上で、当事者としてやはり皆さんにはかかわってほしい。
当事者として、外部支援者ではなく、自分自身が自分自身の仕事やライフスタイルをどう見直していくか、                この原発に依存するエネルギー消費の仕事やライフスタイルの在り方を、真剣に考えるしかないと感じます。

むき出しの鉄骨を見て、改めて事態の深刻さを痛感しました。テレビとは明らかに違うのです。                      そして、その現場で体一つで作業している方々がいます。
その中には被災者がいます。
われわれ日本人はそういった方々に今この時も支えられているのです。

改めて福島を支援するということが誤解であることを実感しました。
逆に福島の地で今を支えていること、それによって日本が支えられているのです。

だからこそ、この問題は皆がまさに当事者なのです。
東京にいては分からない。福島市にいては分からない。

ゆえに分からないではなく、想像を働かせる、思いを巡らせるしかないのでしょう。

第一原発の構内でわれらの前司さんの伊達重機のクレーン車と運命的にすれ違いました。逃げない彼らがいる。そういった人がいるから、普通の生活が送れている。それは今も変わらない。

皆さん、原発が収束していないというのは事実。そして福島の問題ではないことを、しっかりと共有しましょう。ふくしまの問題と考えること自体が誤りだと、本当に痛感しています。

それが私の今日の報告です。

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 岩手県:洋野町、久慈市、野田村、譜代村、宮古市の沿岸の土壌を採取可能な方を、他県の広域がれき拡散反対の他県の団体が探しています。協力できる方は僕にメールください。nagaikenji20070927@yahoo.co.jp



放射能防御プロジェクト 木下黄太のブログ 「福島第一原発を考えます」
http://blog.goo.ne.jp/nagaikenji20070927/e/7e3555da204b801f4bc867a454d22999