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必要なのは現実味を感じさせるデータ

おはようございます。ワクワクの和久井です!
さて、昨日に続き北海道日ハムファイターズが大谷投手をその気にさせた
戦略と交渉術について考えて行きたいとおもいます。


超高校級の大谷投手は、当初はメジャー挑戦を表明していたため日ハム以外は
指名を回避。他の選手への獲得へと乗り出して行きました。


しかし、それでも日ハムは初志貫徹。
大谷投手の1位指名を決行します。


そして、粘り強い交渉を重ね晴れて大谷を獲得しました。




その交渉時に使用された資料、
「個人情報など公開が適当でないと思われる一部を除く全文」を、日ハムは公式HPで
公開しています。


資料のタイトルは
「大谷翔平君 夢への道しるべ~日本スポーツにおける
若年期海外進出の考察~」

これはFacebookの「いいね」が2万以上つくほど、公開当初大きな反響をよびました。



以下が、北海道日ハムファイターズが大谷投手の獲得にあたって
準備したデータになります。


まずは、1995年以降の野茂英雄投手にはじまり、2012年のダルビッシュ有を
はじめとする4名に至47人の守備と移籍年齢、移籍先、MLB在籍期間などを
一覧にした『日本人メジャー選手一覧』(1995年以降2012年まで)



次に、メジャー選手として活躍した、もしくは活躍中の9名のキャリアの一覧と、
挑戦するも成果をあげられなかった数名の実績が比較できる『日本野球、
メジャー選手(MLB◎、NPB実績なし)のキャリア一覧』


また、上記2つのリストはあくまで日本である程度実績をあげたのため、
大谷投手のように国内実績なく早期渡米をした選手データが必要と
『韓国野球 メジャー昇格選手のキャリア一覧
(国内実績なく早期渡米の前例)』


そして、日本プロ野球を経験せず、メジャーリーグを挑戦した53名の
所属先リスト。


さらに、Jリーグ等での国内実績がなく、早期に海外へ進出を果たす選手が
多いサッカーに着目。
『日本サッカー 主要現役海外移籍組のキャリア一覧』も添えました。


大谷投手にとって、アメリカ大リーグへの挑戦は憧れであり、
その夢があったからこそ、ここまで力が付けられたのだとおもいます。


その思いを超えさせての決断。
誰もがこの決断に驚いたと言います。


このことからわかるのは、人は決めた事であっても、
事実を知る事で考えが変わる事があり得るということです。


同業他社としのぎを削る中で、こちらに振り向かせるために
何が必要なのか、重要なのか。日ハムの交渉術はそれを教えてくれています。


皆さんは、売りたい物を目の前にして、
相手が納得できるだけの情報を呈示できていますか?


それができるか、できないかで未来は確実にかわってきます。