臓器移植法改正2
人の死とは何か?
日本社会においてさまざまな死生観がある中、
受容されているか・いくかが問題とされてきた。
しかし、選挙直前を意識した雰囲気の下で、
あっという間に、議論が進んだ。
むろんWHOの海外移植渡航の勧告の話があり、
急に話が進んだのは知ってはいるのだが、
この12年間、必要とされる国民的議論は
ほとんど進められなかったように思う。
わかってたはずなのに、拙速感は否めないのは、
この12年の不作為ということだろう。
「脳死は人の死」、と法律が言ったインパクトは大きい。
臓器移植法の中の定めだから、その目的でのみ、
人の死と言えないわけではないが、
影響を矮小化する議論だろう。