タバコに含まれるという放射性物質 | 禁煙セミナー.com 山崎裕介のブログ

タバコに含まれるという放射性物質

自称カリスマ禁煙コーチの山崎裕介です。


今日のニュースから「タバコに含まれるという放射性物質」について
考えてみました。

今回の福島第一原子力発電所の事故で
放射性物質がミルクやほうれん草に影響を与えているという報道を見ました。

これを見て、タバコに含まれている放射性物質のことを思い出したんです。

タバコには、ポロニウムという放射線物質が含まれていて
「タバコを一日に一箱半吸うと一年間でレントゲン300回分被曝します」
という記事が2006年12月に掲載されています。

ニューヨークタイムズの記事(Puffing on Polonium)
http://select.nytimes.com/gst/abstract.html?res=F10A13FD355A0C728CDDAB0994DE404482

全文は
http://www.commondreams.org/views06/1201-26.htm

著者はスタンフォード大学のRobert N. Proctor教授
http://www.stanford.edu/dept/HPST/proctor.html

ポロニウムは、ロシアの元KGBエイジェントであったリトビネンコ氏が
暗殺された時に使われて有名になった放射性物質です。

ウラニウムは土壌に自然に存在していて、
それが選択的にタバコの木に吸収されるようです。
そこで崩壊して放射性ポロニウムとなる。
高濃度のリン酸を含む肥料は、
ウラニウムがリン酸と結びつくことからさらに事態を悪化させる。

このように微量の放射性物質は、通常の土壌に含まれているので
普通の野菜にも微量は含まれるようですが、
問題なのは、タバコの栽培に残留農薬規制が無いことのようです。

つまりタバコ栽培には、大量の農薬を使えるということです。

農薬に使われるリン酸が非常に影響を与えているわけですが、
このリン酸を多量に使ってもタバコは出荷できるところに問題があるようです。

これは、ポロニウムに限らず他のタバコに含まれている毒性物質についても
農薬の大量投与が同じように影響を与えているといわれています。

野菜は、直接口から胃を経由して体内に取り込まれるので神経質になっていますが、
タバコの煙も肺を通じて、直接体内に取り込まれていることを
私たちは、ついつい忘れがちです。

ただポロニウムという放射性物質に限らず
ヒ素、シアン化合物、ニコチン等の毒性の強い物質や
ダイオキシンを筆頭に強い発がん物質等々


以前からこの様な身体に害になる物質がタバコに含まれているということは
誰でも何かに機会に聞いたことはあると思います。

残念なことに、この様な情報が禁煙のきっかけにならないのは
一日に吸っているタバコのほとんどを喫煙者は無意識で吸っているからなんです。

何故、良いとも思ってもいないタバコを何本も吸っているんだろう?

このように意識して、自分の行動を捉えることが
まず禁煙の第一歩なると確信しています。


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山崎 裕介
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