あまりテレビを必要としない生活をしてきた私だけど

仕事がなくなって家にいるようになり

朝はけっこうゆっくりテレビを観るようになった


朝はNHKのニュースを観てる(聴いてる)

その流れで ちょっとした特集みたいなものを観る

前に書いた 末期がん患者さんのリハビリ効果 もそのひとつ


今日は『医療メディエーター』についてやってた

タイトルが『院内暴力』となっていたので

患者さんが医療者に対して不満をつのらせた挙句爆発

・・・というのが前半のレポートだったらしい


私は前半を見逃してしまい

後半の「じゃぁ どうしたらいいか」の部分だけを観た


患者が爆発する前に 患者の気持ちを聞く必要がある

・・・という観点から 医療メディエーター というポジションができた


医療メディエーターについては こちらへどうぞ

http://expres.umin.jp/genba/kaisetsu03.html




私自身は幸運なことに

相性のよい主治医に巡り合うことができた

なぜ そういう印象をうけたかというと

患者の気持ちに真剣に向き合う姿勢を見たから


治療方法を押しつけるのではなく

メリットもデメリットも説明して

主治医としてはこちらを勧めるけれど

決めるのは患者さん自身です

・・・という姿勢が 私に合っているのだと思う


患者の立場としては 少々言いにくいことはある

たしかにある

その部分を 小回りの利く看護士が埋めている


「先生は男性だから 聞きにくいこともあるでしょう?

 私でわかることなら答えるし

 わからないことは 先生に聞いてきてあげますよ」

手術の説明を受けた後 看護士さんが追いかけてきて

かけてくれた言葉


そういう態勢が整っていることが

患者にとってどれほど安心なことか・・・

健康な人たちにもわかると思う


クリニック全体がそういう雰囲気に包まれているから

私も聞きたいことが聞ける

お願いしたいことを 率直にリクエストできる


いろんな話ができたおかげで

主治医との会話の中から

「自分自身が病気と向き合わなくてはいけない」

という とても大切なことを教えてもらうことができたと思う


出演していたドクターが

「われわれは患者さんのパートナーのつもりでいます

 だから 患者さんもわれわれをパートナーと思ってほしい」

というようなことをおっしゃっていたけれど

私は最初の段階から 主治医をパートナーと思っていた


あらためて

主治医との巡りあわせに感謝だなぁ。。。。



私のようなケースは クリニックだからできること

なのかもしれない

大きな総合病院は 毎日毎日患者で溢れ

医療者の皆さんは「いつお昼を食べてるんだろう?」

と不思議なくらいに忙しい

そんななかで 患者ひとりひとりの気持ちのケアまで

要求するのは気の毒な気がする


だから この『医療メディエーター』というポジションが

うまく機能してくれることを 切に願う


乳がんについては心配していない

婦人科系についても 相性のいいクリニックを見つけたから

おそらく もう問題ないと思う

だから

他の診療科の診察を受けなくちゃいけなくなったとき

どこへ行ったらいいんだろう・・と不安になってしまう


実際 H総合病院の婦人科では

思いっきり失望させられた経験があるから


どの病院にも医療メディエーターがいる

・・・そんな態勢を一日も早く整えてもらいたい