明日3月1日(水)世界一斉発売(※)の、GUERLAINの5年ぶりの新フレグランス。
※アメリカ・中国本土を除く。
これ先ってこと?ですよね?後ってことはないよね?(笑)
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*GUERLAIN モン ゲラン
 30ml / ¥8,640 ・ 50ml / ¥12,960
*GUERLAIN モン ゲラン シャワージェル
 200ml / ¥6,615
*GUERLAIN モン ゲラン ボディローション
 200ml / ¥8,100

調香師:ティエリー・ワッサー
香調:フレッシュ オリエンタル

アイコンは皆様ご存じのアンジーこと女優アンジェリーナ・ジョリー。
ボトルはこれまた皆様ご存じバカラ社が製作した、クアドリ ローブ ボトル。
名香ジッキーなどと同じ型で、キャップを天面から見ると四つ葉のクローバーを模しています。

真面目なレビューは@コスメにクチコミ書きましたので、そういうのご希望の方はそちらをご覧ください。
(丸投げの体勢)
(クチコミも書いたのは私だからいいじゃんっていう主張)
(アメブロは好きなこと書くもんっていう主張)
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26日(日)は私はわざと早めにテスター入荷してそうなカウンターへ行って、わざとフレグランスにお詳しいBAさんに伺ったんですけど(笑)、基調となるマテリアルは、トップのカーラ ラベンダー、ミドルのジャスミン サンバック、ラストのバニラサンダルウッドの4つだと説明を受けました。
大高 博幸さんも美的 4月号の『ベストバイ』で大きく取り上げてくださってるんですが、そちらによるとマテリアルは

トップ:カーラ ラベンダー、ベルガモット
ミドル:ジャスミン サンバック、アイリス
ラスト:バニラ、サンダルウッド

みたいです。
そっか、この郷愁を誘うクリーミーなパウダリー感はアイリスか、言われてみると納得。
余談なんですけど、しかも割とちょくちょく言ってると思うんですけど、私は美容家の方の中では大高さんが断トツで一番大好き。
これまた何度か言ってる気がするんですけど、私がGUERLAINを好きになったキッカケも大高さんです。
もう干支一周近く昔のことになりますがw、GUERLAINのイベントで大高さんがメイクショーをされたことがありまして。
“ビーユを雑誌で見たことがある”程度だった小娘(当時※)が、大高さんのメイクを生で見たい一心で行って、まんまとGUERLAIN沼に引きずり込まれました(笑)。
(※まぁ30歳手前の今も、GUERLAINの似合うレディになれているかと問われたら、黙っちゃうところではあります 苦笑)
ちなみにイベントから10年近く経ってから初めて知ったことですが、このメイクショーのモデルさんのベースメイクのご担当、酒井さんだったのですって。
また、社歴の長いBAさん達の中には「私もあのイベント、応援で行きました!」なんて方も何人か。
酒井さんからもベテランBAさん達からも、お気遣いの細やかな素敵な方だという評判しか伺わず、さらに大高さんのファンになってしまいました。
最近は美的でしかお見かけしないから、少し寂しいな~。


と、話を戻しまして。
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『私のGUERLAIN』の名前通り、纏う人によって香り立ちが全く異なるというモン ゲラン。
GUERLAINは“大胆で華やか、そして官能的な香り”と言っていますが、私には、甘く優しく包み込むようなノスタルジックな香りに感じられてなりません。
タフでセクシーでスタイリッシュな現代女性の世界的アイコンともいえるほどの存在でありながら、慈善活動も行い、そしてプライベートでは実子・養子の計6人の母でもあるアンジー。
そんな彼女の多面性と言うか、さまざまな表情・型にはまらないさまざまな美を、ティエリー・ワッサー氏は香りにしたのではないかしら……と思ったり。

今日、普段は利用していないカウンターを通りがかったら、偶然顔見知りのBAさんがお二人もいらして(笑)。
お言葉に甘えて、再び試香させていただいてしまったのです。
ボディローションも試させていただいたら、ボディローションは意外にもEDPよりベルガモットが効いてフレッシュな印象でした。
(ちなみにGUERLAINのボディローションはいずれもつけたあとの肌の感触が最高なので、デート前のために1本は持っておくことを全力でお勧めしたい!)
BAさん達と、これデリス ドゥバンと重ねても面白いかもなんてお話もしていて。
デリスのシャワージェルにモン ゲランのボディローションとEDPとかもやってみたいですねって盛り上がりました。
(そして写真のEDPの0.7mlサンプルまでいただいた私。
いつもありがとうございますドキドキ
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26日より今日は春めいた気候だったので、香り立ちもまた違うかなとは思っていたのですが。
結構トップがツンと尖った感じに出て、26日よりもジャスミンの甘さが覗いてくるまでに時間がかかりました。
気をちょっと荒立ててる猫のようなイメージで、お、何か今日ツンデレだな?みたいな(笑)。
ミドルノートの印象は特に変わらなかったので、まぁこんな感じかな、なんて思ってカウンターをあとにしました。
そして帰宅後、衝撃を受けることになります。

ここ最近いろんなことがあったので、いろんなことに思いを馳せて、少しセンチメンタルになりながらDVDを観ていたら、どこからともなくケーキが焼けたような匂いが漂ってきて。
モン ゲランのラストノートだったんですよね。
正に泣いてる相手を抱きしめて、髪を撫でて甘いもの食べさせながらあやすかのような優しさ。
嘘でしょ。
この間つけた時は、もっと“香水っぽい”ラストノートだったじゃない?
信じられない気持ちでいっぱいになりましたが、これって正にこういう香りだってことなんじゃないかなとも思うんです。
女性の人生に起こりうるドラマに、感情の揺れに、寄り添いながら香ってくれるのではないかしら、って。
“私だけのGUERLAIN”って、そういう意味なんじゃないかしら、って。
GUERLAINのフレグランスディレクターであるドラクルト女史曰く
「香りは人生のパートナー」
とのことですが、それを体現した香りなのかもしれない。

そう考えれば、ムエットの上では一貫して香水然として、最初から最後までクラシカル(悪く言うならステレオタイプ)ないかにも香水っぽい香りを放っていたことにも頷けます。
この香り、きっと自分がその場面ごとに与えられている表情や役割を知ってる。
シーンによってリトルブラックドレスの着こなしを変える“分かりやすく目に見える女性性”よりも、もっと静かでさりげない、精神的に成熟した大人の女性の包容力。
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私の中でGUERLAINのフレグランスって、蘭寿さんの男役と何となく近いところがあります。
胸がぎゅうっとなって理由もなく惹かれて、なぜか泣きたくなるほどの郷愁があって。
この香りが、この男性の隣が、似合う女性になりたいと思わずにはいられない。
でも未だにその夢は叶ってないと思うし、まだ今の私なんかじゃ叶っていてはいけないとも思う。
どんなにすぐに触れられそうな距離にあろうと、その存在は永遠の憧れです。

今日1つの物語が密やかに幕を閉じ、新たな物語が明日華々しく誕生する。
四つ葉のクローバーに願いをかけて、あなたの幸福を祈りながら、私の運命の扉を開けてみよう。
God bless you
dear L'ange

画像は一部GUERLAIN公式からお借り致しました。