みちのく一人旅。其の一。
2月18日~2月20日まで旅行をしてきました。
ほぼ一人旅。
18日の朝、7時過ぎに出発。新幹線は8時22分発なので余裕!のはずだった・・・・・・。
22分発なのに、駐車場に入場したのが16分。そこから走って走って、途中「もう無理かも・・・・。」
と思いながらそれでも駅に向かいます。
ぷろろろろろろろろろ・・・・と発車のサイン。ヤバい!!
この時まだ、改札前で切符を探していた
切符を通し、階段を駆け下りる。
「ドア閉まります」を2回聞いた後、新幹線に乗り込む。なんとかセーフ!
席に着きしばらく肺が痛い痛い
でも、間に合ったからいっか。
そこからは順調に乗り換え、12時半頃到着。
平泉!!
目的はもちろん中尊寺。
巡回バスもあったけど、700mくらいだったので、まずは歩いて世界遺産・毛越寺へ。
・・・・・・・・・・・・・・。
観自在王院跡を横目に歩く。ここは後で見よう。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
ちょっと甘かった・・・・。ゼイゼイ言いながら歩を進めるとなんか見えて来た。
あったあった毛越寺!!
拝観料を払い、中に入る。
芭蕉の句碑を見た後本堂へ。大きくて立派。
ここには薬師如来像と日光・月光菩薩が安置されていた。
お賽銭を投げ、手を合わせた後、浄土庭園と呼ばれる美しい庭を見るため、そちらへ向かう。
うん、雪。
これはこれで(雪に馴染みのない人には)綺麗っちゃー綺麗なんだけど、ちょっと違う・・・・・・。
でもまぁせっかくだし、周りをぐるっと1周して、開山堂や常行堂、鐘楼跡や遣水なんかを見て回った。
それから、少し賢くなったので巡回バスに乗る。
1日400円で乗り放題。30分に1回まわって来るから観光しやすい。
バスに乗って外を眺めていて「あっ!」と思う。
観自在王院跡が窓の外に見えた。しまった、毛越寺の後に寄ろうと思っていたのに・・・・!
まぁ、「跡」だし、建物残ってないし雪が積もっていて「跡」もわからないし。
てな訳で、次の目的地に向かった。
次はここ、平泉文化遺産センター。
とても地味~な建物で人気がない・・・・。
やってなかったらどうしよう?と不安を持ちつつ、建物内へ。
入り口にお姉さんが1人。
「あ、あの見学したいんですけど・・・・・。」と言うとお姉さんはそっとパンフレットを渡してくれた。
「あ、あのあの、入館料とかは?」と問うとお姉さんは笑顔で「無料ですからどうぞ」と言ってくれた。
え?無料なの?と思いながら、貸切状態の展示室に向かった。
そこには平泉の歴史や藤原氏のこと、毛越寺や中尊寺の解説や出土した土器などが展示されていました。
館内は薄暗く、チト怖い感が否めませんでしたが、わかりやすくまとめられていて面白かった。
もう少し明るくて字が大きければ尚良しでしたが。
再び巡回バスに乗り、そしていよいよ中尊寺に向かいます。
「ゆく年くる年」でよく見た彼の地に千秋は今まさに行こうとしている!!だいぶ興奮しました。
「中尊寺」でバスを降りてすぐのところに
弁慶のお墓がありました。
義経を最後まで守って立ち往生したあの武蔵坊弁慶のお墓ですね。
千秋には半分和歌山の血が流れているので、弁慶は好きです。
手を合わせてから中尊寺に向かいました。
ガイドによると月見坂というとても風流な名前の坂を上って行くらしく、その優雅な名前の付いた坂は
どんなだろう?と期待に大きな胸をさらに膨らませて行くと
すごく急!!しかも雪!凍ってるところもあるし。と言うかほぼ全面が
こんな感じで、氷の坂を登って行くことになるわけです
とにかく足元に全神経を集中させ、コケないように進みます。塩カル撒けばいいのに・・・・・・・。
時折一息ついて空を見上げたり
弁慶堂や不動堂などのお堂(たくさんある)を眺めながら進むと遂に!!
良く見るこの景色!!ああ、本当に来たんだ私。
どきどき(興奮と山道歩きの為)を抑えながら現覆堂の中に入ると、ガラスの向こうに金に光るお堂が。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。あれ?
正直に申し上げます。
なんかちゃっちい・・・・・・・ って言うか何かのセットっぽい。
期待しすぎたのかな?なんだかもっと「わぁ~」ってなるかと思ってたけどそうじゃなかった
ガワはともかく、中(須弥壇)は素晴らしい!!
御本尊の阿弥陀如来、脇の観音、勢至菩薩に6体の地蔵菩薩、持国天、増長天に細かな螺鈿細工。
しかもここには藤原清衡・基衡・秀衡3代の遺体と4代泰衡の首級が納められてるって言うんだから
なんだかもう!!やっぱし興奮しました。
存分(説明を3回聞いた)に堪能した後、旧覆堂に向かいました。
これは昭和38年まで金色堂を覆っていた建物で中には
長野県民には本当に馴染み深い御柱(?)が立てられていました。
それから中尊寺の鎮守・白山神社へ向かいました。
戸隠に似た参道を歩いていると、すごく寒いはずなのに一瞬ふわっと暖かさを感じました。
良くテレビでパワースポットってやっているのを見るけど、あれって万人共通ではないと思うのです。
人それぞれに合うスポットがあって、千秋はきっとここがそうなのではないかと思います。
今まで何ヶ所も神社仏閣に行きましたがこんな感覚は初めてで、とても驚きました。
なんとなくほこほこした気持ちで神社に向かい、お参りを済ませ、脇の能舞台・・・
・・・の美しさに感動感動で神社の写真を撮るのを忘れてしまいました
このあとは讃衡蔵という国宝・重文満載のいわゆる宝物庫を見学し中尊寺を後にしました。
あ、金色堂=中尊寺本堂と思ってる人、いませんか?
千秋も行くまでそうだと思っていたのですが、本堂はきちんと別のところにあるのです。
ここね。これは門です。本堂は改装工事中のようで半分シートがかかっていました。
中尊寺は以前から行きたい行きたいと思っていた地で、まさかこんなに早く行ける日が来るとは
思ってもみませんでした。
出来るならもう一度行きたい。
今度は雪のない、参道が凍っていない時期に・・・・・・・。