エリさんの家にお邪魔することになった。

エリさんとは3年くらい前(もう忘れたよ)に出会って、ずいぶんと仲良くさせてもらってる。

お邪魔したのは、エリさんがいない、実家のほうに。

そのいきさつ・・・


夜に姉から「祖母が亡くなった」という訃報が入った。

ああ、それは帰らなきゃだね。

そういう事態だけど、実家に帰れるのが、何よりうれしいのだ。

ん・・・しかし、アタシは礼服を持っていない。

黒のスーツはあるけど、ちゃんとした物じゃないしなぁ。

あ、エリさん、礼服持ってるよね、きっと。

・・・と、連絡をすると、

「実家にあるわ。連絡するわ。アタシ帰ろうか?」

いやいや、いいよ。

遠くなるからね。

アタシはエリさんの実家に近いし。

でも、初訪問だけど・・・問題無いよね?


住所と電話番号聞いて、バイクで行ってみた。


出迎えてくれたのはお母さん。

はじめまして。

家の中で、お父さんが「中へどうぞ」

お、お・・・・お邪魔します。

礼服を用意してまっていてくれたようだ。

すみません。


「ご飯は食べたの?」

いえ、食べてません。

「じゃ、何か作ってあげるから、待ってなさい」

えっ?!

お父さんが、台所へ行く。

話は聞いていたが、本当にお父さんが料理をするおうちなのだ。


初めて会うっていうのに、アタシの事を知っている。

エリさんや、エリさんの妹たち、エリさんの友達の753さんなどが

いろいろ話をしていたらしい。

なんだか、すごくうれしい。


いろんな事を話した。

お父さんお料理、とてもおいしかった。

家庭の味がした。

エリさんの実家、家庭のにおいがした。


こういうのに、飢えてるんだ、今のアタシ。

本当に、こう言う事態になったけど、実家に帰れるのがうれしい。


まあ、でも、ゆっくりできないのが、ちょっとイヤ。

仕方ないね。


あと、明日のゆら帝行けないのかも?!

と思ったけど、仮通夜は明日だが、通夜は17、告別式が18。

だから、帰るのは16の土曜でOK。


ん~、OKっていう、言い方も、なんだかなぁ?

不謹慎なのか・・・・・?


複雑な気持ち。