それでも、生きているから・・・・~エンバーミング~ | ぐだぐだ自己満足日記

それでも、生きているから・・・・~エンバーミング~

DEADBODIES and NEAR DEATH MIND 4


レイスから主導権を剥奪し、完全に覚醒したエグゾスケルトン。しかし生まれたての赤ん坊さながら、その咆哮は産声そのものだった。あれほどの巨体ならばいやでも目立ってしまう。しかもタイガーリリィのビットアイの出力を上げたとしても、エグゾスケルトンは大勢の人々が行き交う大通りに向かっていた。それを阻止すべくヒューリーは最後の力を振り絞り、体内に宿る電流を前回にしてエグゾスケルトンに立ち向かうが、電力が切れてしまい倒れてしまう。エグゾスケルトンに取り込まれていながらもレイスの意識はまだあった。そんな中にあってもこの状況を招いたのはいつまでも煮え切らないヴァイオレットのせいだとして忌々しく思っていた。相変わらずヴァイオレットの瞳も心も虚ろのまま。“死んだ瞳と死に掛けの精神で、一体何を待って―――”と思っていたレイスに、ある光景、かつてハイランドでティターンに馬車を襲われたときの自分の姿と今のヴァイオレットの姿が重なってしまう。エグゾスケルトンにいいようにいたぶられるヒューリーはなおもヴァイオレットを案じていたそのとき、建物から戦いの騒音で目を覚ましてしまったエルムが出てきてしまった。寝起きのためか、いまいち状況をつかめないエルムにエグゾスケルトンが襲い掛かる。そんなエルムの危機を救ったのは、なんとヴァイオレットだった。危険な場所に身を晒したエルムを叱るヴァイオレットに本人は死なないと言うが、それでもヴァイオレットはエルムを叱りつける、その瞳に溢れんばかりの涙を浮かべて。今度はさらにアバーラインが駆けつける、窓から飛び立ち、エグゾスケルトンに蹴りを見舞って(見事に吹っ飛ばされる)。場違いなアバーラインに腹を立てたタイガーリリィは今すぐ立ち退かせるよう言うが、マイク・ロフトはこれ以上人造人間による犠牲者、ましてや泥ひばりたちの唯一の生き残りであるヴァイオレットを見捨てるような真似は「英国紳士(ジョンブル)に非ず」として跳ね除ける。しかし赤子の如きエグゾスケルトンにそれを理解できるはずもなく、なおも襲い掛かる。しかしさらにアシュヒトが参戦、しかし彼の対人造人間用の弾丸も機能特化型であるエグゾスケルトンには通用せず。エグゾスケルトンに支配されながらもレイスは思い出す、かつてヴァイオレットと同じように、死んだ瞳に死にかけの精神で馬車の中で佇んでいる自分に手を差し伸べたヒューリーを。死んだ瞳に死にかけの精神、けれどもまだ生きている。とは言え、このままでは勝機はないとアシュヒトは見ていた。エグゾスケルトンの弱点である電極や本体は肋骨の向こう。しかしヒューリーの電流があれば何とかなると本人は言う。そこでヒューリーはアシュヒトに申し出る、「肩を貸してくれ」と。


ヴァイオレットここで復活。まさかここでエルムが出てくるとは、ね。でもよく考えてみれば目が死んだ状態でもエルムの面倒を見ていましたからね。アザレアの時といい、エルムって結構色んな人(主に年上の女子)の世話になっていますね。保護欲というか、母性本能というか、それっぽいのが働くんでしょうか?なんといいますか、上手く口にはいえませんが、例えて言うならば・・・・

「ダメだコイツ・・・・早く何とかしないと」

「わたしが何とかしなくちゃ!」みたいな?あ。そうだ。ほっとけないタイプ。自分が探し求めていた言葉は、まさにそれッス!しかしエグゾスケルトン戦がここまでの展開になるとは・・・・正直、“どうせレイスとの戦いの中でヒューリーが戦闘不能になって、そこでピーベリーあたりがストップ入るんだろ?”というかなりうがった読み方していました。でもそこは妥協しない男、和月伸宏。そんなありきたり展開など選択するはずもありませんでした。でも、どっちみち戦闘後はピーベリーからありがた~いお言葉がいただけるんでしょうな。できればこの辺りの流れはコミカルな感じで。そしてエグゾスケルトン戦の後のレイスがどうなるか気になるところですが、はたして?ここによく“レイス 死亡”みたいなキーワードで検索されていましたけれど、まさかそうなっちゃったりして。仮に生き延びたとしても、死体卿に反逆しちゃいましたからね。もうブリッツ・ブルーダーには戻れないんじゃないでしょうか?これで戻れたとしたら、死体卿の懐がでかすぎるとしかいえませんが(ただし死体限定)。それにレイスの新たな力であるエグゾスケルトンもどうなることやら。かんぜんめっさつか、ある程度スポイルされるかのどっちかでしょうか?まあ、ヒューリーたちについていくっていう展開はまずないと思いますが(そうなったらまず殺し愛確定)。かといって、ジョン・ドゥみたいな生活も送れるんでしょうか?

そういえばここしばらく・・・・


イリヤ→ヤンキー君とめがねちゃん→怪物くん→仮面ライダー→エンバーミング


・・・・と自分のサイトの特殊記事の連鎖でしたね(“ユベ”はいつ再開するかわからんから保留)。もう滅多なことではこういうことはないでしょうが。


大体そんな感じ。