出力の単位
このあいだテレビ(ワールドビジネスサテライト)で中国の自動車の出力を表示するのに,KW(キロワット)という単位を使っていました。
奇瑞自動車の「A5」という車のスペックは「5人乗り,1.6リッターで80KW」という感じです。ハイブリッドや電気自動車ならKWでいいかもしれませんが,普通のガソリン自動車です。
「車の出力にKWという単位は違和感がある」というか,普通は電気モーターの出力はKWでエンジンは馬力(PS)を使うんじゃないの? と思ったのですが,こちら
によるとずいぶん前に馬力という単位は使えなくなっていたんですね(併記はOK)。
エコの時代なので,自動車もトラックも電車も(地方ではディーゼル気動車も)同じ土俵にあげて,もう一度どっちが効率的なのか考え直すには単位の統一はいいことなんでしょうね。本当のことをいうと,こういうこと調べる前はキロワットと馬力が同じってことを完全に忘れてました。
ちなみに1ps=0.735KWです(馬力の3割減がキロワットと覚えておくといいでしょう)。
もうひとつちなみに
ディーゼル気動車(キハ47) 220PS=161KW前後
4トントラック 200PS前後=150KW前後
スーパーそうや(281系) 355PS×2=710PS=521KW
フレッシュひたち 2320KW/7=331KW=450ps(←1両あたり平均)
スーパーひたち 1920KW/7=274KW=373ps
原発1基: 100万KW=136万KPS
なんとなくスーパーひたちの出力が小さい気がするんですが,こんなもんなんですかね(間違っていたらご指摘ください)。