【名古屋】河村たかし市長と拉致問題【北朝鮮人権侵害問題啓発週間】 | 独立直観 BJ24649のブログ

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流行に浮かされずに独り立ち止まり、素朴に真っ直ぐに物事を観てみたい。
そういう想いのブログです。

 朝鮮総連が金正恩のための「戦闘」に発破をかけている。

 おそらく韓国の混乱ぶりを見てのことだろう。

 

 

「朝鮮総連議長「朝大生は金正恩元首様の戦士」 金委員長への服従指示」 産経ニュース2016年12月8日

http://www.sankei.com/politics/news/161208/plt1612080001-n1.html

 

「 在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)の許(ホ)宗萬(ジョンマン)議長が、朝鮮総連傘下の在日本朝鮮青年同盟(朝青)メンバーを金(キム)正恩(ジョンウン)朝鮮労働党委員長に従う「戦闘する戦士だ」と明言していたことが7日、分かった。朝鮮総連関係者が明らかにした。朝青は核開発を主導する金委員長に忠誠を誓う在日の青年組織で、都内にある朝鮮大学校在校生の加入が義務づけられている。日本政府は朝大の思想教育が過激化する可能性があるとみて、動向監視を強めている。

 関係者によると、金委員長は8月下旬、平壌で朝青訪朝団と面談。その後、朝青に北朝鮮の楽団や合唱団を紹介したDVDをプレゼントした。これを受け、許議長は10月21日、都内で朝青メンバーにプレゼントに関する説明会を行った。

 許議長は説明会のあいさつで「金正恩元首様が(朝青訪朝団に)『新世代が愛国の伝統を受け継いで戦ってくれることを願う』と貴重な話をしてくださった」と打ち明けた。その上で「元首様から直接命令を受けた朝青は、お言葉を貫徹する戦闘を勢いよく展開し、敬愛する元首様の領導を具現化しなければならない」と服従を指示した。さらに、こうした具現化への思いは「戦士として持つべきものだ」と断じ、金委員長の配慮と信任に応えるよう促した。」

 

 

 共謀罪創設を見送ることとなったのが口惜しい(http://www.sankei.com/politics/news/160922/plt1609220029-n1.html)。

 民進党は党利党略のためにわが国の利益・安全を損ねる危険分子だ。

 こんなのが野党第一党なのも口惜しい。

 

 朝鮮総連はテロをも行う決意だ。

 朝鮮総連は北朝鮮による日本人拉致への関与も疑われる。

 菅直人らが釈放嘆願署名をしたということで、北朝鮮工作員の辛光洙は有名だ(http://nyt.trycomp.com/hokan/0025.html)。

 辛が拉致したのが原敕晁さんなのだが、朝鮮総連の影がちらつく。

 

 

「辛光洙(シン・グァンス)事件」 警察庁HP

http://www.npa.go.jp/keibi/gaiji1/abd_j/singansu.html

 

「 北朝鮮工作員辛光洙らが、北朝鮮からの指示を受け、昭和55年(1980年)6月、大阪府在住の原 敕晁(はら ただあき)さん(当時43歳)を宮崎県の青島海岸に連れ出して工作船で北朝鮮に拉致し、さらに、その後、辛光洙は拉致された原さんに成り替わって同人名義の日本旅券を不正に取得の上、数回にわたって海外に渡航し、海外拠点の設置、対韓国工作等の活動を行っていた事件です。
 警察は、昭和60年(1985年)6月の韓国当局の発表を受けて、担当官を韓国に派遣して韓国当局と緊密な情報交換を行ったほか、日本国内においても必要な捜査を行った結果、北朝鮮による拉致容疑事案と判断しています。

※警察は、北朝鮮工作員・辛光洙について、これまで原敕晁さんに成り替わった容疑で逮捕状の発付を得て、ICPOを通じて、国際手配を行うとともに、外務省を通じて、北朝鮮に対し、身柄の引渡しを要求してきましたが、平成18年4月には、新たに、原さん拉致容疑の主犯として逮捕状の発付を得ました。また、原さん拉致容疑の共犯者である金吉旭についても、逮捕状の発付を得ており、ICPOを通じて、国際手配を行うなど所要の措置を講じています。」

 

「拉致強制捜査に関する「読売新聞・社説」」 TOKYO自民党HP

https://www.tokyo-jimin.jp/kobo/goikenban/goikenban15.html

 

「3月23日、警視庁公安部が北朝鮮による拉致強制捜査に踏み切った。これを受けて、24日、読売新聞は社説で以下のように述べている。

 「『北』の国家テロ構造を究明せよ」

北朝鮮による国家テロの全容解明へ、日本人拉致の支援組織を追及しなければならない。
1980年の原敕晁(ただあき)さん拉致事件で、警視庁は在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)傘下の在日本朝鮮大阪府商工会などを捜索した。国外移送目的拐取(かいしゅ)などの容疑だ。
元理事長と、故人となっている元会長の商工会幹部2人が、拉致に関与していた疑いが強まったためである。
一連の拉致事件で、警察当局が国内の協力者を特定して強制捜査に着手したのも、朝鮮総連関係者の名前が出たのも初めてのことだ。
日本人を拉致するには、工作員の活動を助ける国内支援者が不可欠だった。朝鮮総連は北朝鮮の指導下にある団体である。工作員の密入国事件や不正輸出事件では関係者の関与が判明している。拉致事件でも、総連関係者が重要な役割を果たしていたことがうかがえる。
原さんの事件では主犯格とみられる北朝鮮の元工作員・辛光洙容疑者が旅券法違反容疑などで国際手配されている。警視庁はさらに、韓国・済州島に居住する元工作員を共犯者として特定した。新たに辛容疑者とともに国外移送目的拐取などの疑いで国際手配する方針だ。
韓国とは犯罪人引き渡し条約が締結されている。韓国政府に共犯者の身柄の引き渡しを早急に求め、元理事長とともに取り調べる必要がある。
他の拉致事件も含め、朝鮮総連の関与の有無や国内の協力者を特定する作業を進めなければならない。
辛容疑者は85年、韓国に不法入国して逮捕され、北朝鮮スパイとして死刑判決を受けたが、南北首脳会談の合意で2000年9月、他の政治犯らとともに北朝鮮に引き渡された。その後、国家行事などに出席して喝采(かっさい)を浴びるなど、本国で英雄扱いされている。
地村保志さん夫妻と横田めぐみさんを拉致した疑いもある男だ。韓国当局の調べに対し「金正日総書記から直接指示された」と供述している。「特殊機関の一部が妄動主義、英雄主義に走った」との総書記の弁明は、白々しい限りだ。
辛容疑者が韓国で服役中の90年に、土井たか子・前社民党党首や菅直人・民主党元代表が辛容疑者を含む政治犯の無罪放免要求書に署名していた。当時の社会党など一部政党は北朝鮮に迎合し、拉致事件の存在すら認めてこなかった。政府の対北朝鮮外交も弱腰だった。
安否が不明の拉致被害者11人の消息についても、北朝鮮の対応は極めて不誠実だ。犯罪事実の徹底解明こそ、北朝鮮への圧力となる。

 

原さん拉致 国内協力者16人判明、アジト、資金提供 一斉聴取へ

 

 1980年6月に大阪市の原敕晁(ただあき)さん(当時43歳)が拉致された事件で、主犯格とされる辛光洙(シン・グァンス)容疑者(76)は日本に密入国を繰り返していた73~85年、原さん拉致に協力した同市の中華料理店主の男(74)も含め、少なくとも16人の在日朝鮮人らから、アジトや資金の提供を受けるなどしていたことが23日、警察当局の調べなどで分かった。
 警視庁公安部は、こうした協力者についても一斉に事情聴取し、日本人拉致を支えた北朝鮮のスパイ網の解明を急ぎたいとしている。
 辛容疑者の韓国での公判調書や公安部の調べなどによると、辛容疑者は日本に密入国する前に工作機関の上司から、大阪市内の在日朝鮮人女性の名前を聞かされ、この女性を協力者に引き入れるよう指示された。
 73年7月に初めて日本に密入国すると、まずこの女性を訪ねて、女性宅の2階をアジトとして確保し、近所の在日朝鮮人などを介して在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)関係者に接触。この関係者から、原さん拉致事件の共犯で現在は韓国・済州島に住む元服役囚(78)など4人を協力者として紹介された。
 朝鮮総連傘下の商工関係者3人も協力者として取り込み、このうち「在日本朝鮮大阪府商工会」の元会長(2001年、85歳で死去)からは、工作活動や協力者を獲得するための資金の提供も受けていた。また、原さんを拉致した後の81年1月には、佐賀県内の在日本大韓民国民団(韓国民団)所属の男性から、韓国内の「協力者候補」の身元情報を入手していた。ほかに本国からの指令を辛容疑者に伝える役割を果たした協力者が数人いたという。 
(読売新聞) - 3月24日社会面」

 

 

 朝鮮総連に破壊活動防止法(破防法)は適用されないのか、適用されているとしてどのように適用されているのか。

 気になってググってみたら、ちょっと意外な資料が引っかかった。

 河村たかし現名古屋市長の、衆議院議員時代の質問だった。

 なんと、拉致問題についても質問していた。4日の記事で「対日有害活動」を取り上げたが、これについても質問がしていた(http://ameblo.jp/bj24649/entry-12222764343.html)。

 答弁しているのは、第一次安倍内閣である。

 全部引用すると大変長くなるので五番目の質問だけ紹介するが、朝鮮総連についてたくさん質問している。リンク先をクリックして「朝鮮総連」で検索してみてほしい。

 この答弁によると、朝鮮総連は破防法上の「調査対象団体」である。

 破防法に基づく解散の指定を行うには、「暴力主義的破壊活動」の要素が必要だが(7条)、どうやら現状では朝鮮総連はこれを満たしていないらしい。

 

 

「質問本文情報」 衆議院HP

http://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_shitsumon.nsf/html/shitsumon/a166475.htm

 

「平成十九年七月三日提出
質問第四七五号

公安調査庁に関する質問主意書
提出者  河村たかし

(中略)

五 朝鮮総連に対する評価について
 1 朝鮮総連は、破壊活動防止法上の調査対象団体か。
 2 朝鮮総連は、団体規制法上の調査対象団体か。
 3 朝鮮総連あるいはその前身組織が、過去、破壊活動防止法上の暴力主義的破壊活動を行った事実はあるか。
 4 あるとしたら、それはどのような事件か。その事件以降、現在に至るまでに、何度、いつ、暴力主義的破壊活動が行われたか。
 5 朝鮮総連が将来、暴力主義的破壊活動を行う危険性について、公安調査庁は現在どのように評価しているか。将来、朝鮮総連が暴力主義的破壊活動を行うおそれがあるか、否か。
 6 朝鮮総連あるいはその構成員が過去、拉致事件に関与した事実はあるか。公安調査庁はどのように把握しているか。
 7 朝鮮総連による「対日働き掛け」ないし「対日有害活動」とは具体的にどのような活動を指すのか。
 8 朝鮮総連の学習組とは何か。公安調査庁はどのように把握しているか。
 9 朝鮮総連はその重要な決定のすべてにつき、北朝鮮本国の指示・了解を得ているものと考えてよいか。
 10 朝鮮総連本部不動産の売却についても、北朝鮮本国の指示・了解を得ていたものと考えてよいか。
 11 緒方元長官が朝鮮総連本部不動産の売却取引に関与することについても、北朝鮮本国の指示・了解を得ていたものと考えてよいか。
 12 二〇〇五年五月二十四日付の共同通信記事は、朝鮮総連の五〇周年記念大会にあたって、「小泉純一郎首相が昨年の全体大会に続いて、自民党総裁としてのメッセージを寄せる予定」などと報じている。首相であれ、自民党その他の公党であれ、破壊的団体(公安調査庁の調査対象団体)にメッセージを寄せることについて、公安調査庁はどのように評価しているか。

(後略)」

 

「答弁本文情報」 衆議院HP

http://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_shitsumon.nsf/html/shitsumon/b166475.htm

 

「平成十九年七月十日受領
答弁第四七五号

  内閣衆質一六六第四七五号
  平成十九年七月十日
内閣総理大臣 安倍晋三

       衆議院議長 河野洋平 殿
衆議院議員河村たかし君提出公安調査庁に関する質問に対し、別紙答弁書を送付する。

(中略)

五の1について
 朝鮮総聯は、破壊活動防止法(昭和二十七年法律第二百四十号)に基づく調査対象団体である。

五の2について
 朝鮮総聯は、無差別大量殺人行為を行った団体の規制に関する法律(平成十一年法律第百四十七号)に基づく調査対象団体ではない。
五の3から5までについて
 公安調査庁としては、朝鮮総聯の前身組織である在日朝鮮統一民主戦線が、これまでにダイナマイト、火炎びん等を使用して傷害や放火を引き起こすなど暴力主義的破壊活動を行った疑いがあるものと認識しており、北朝鮮とも密接な関係を有していることから、今後の情勢いかんによっては、将来、暴力主義的破壊活動を行うおそれのあることを否定し得ないものと認識している。
五の6について
 公安調査庁としては、現時点において、昭和四十九年六月に発生した姉弟拉致容疑事案、昭和五十三年六月に発生した元飲食店店員拉致容疑事案及び昭和五十五年六月に発生した辛光洙事件において、それぞれ朝鮮総聯傘下団体等の構成員の関与があったと承知している。

五の7について
 公安調査庁としては、朝鮮総聯は、北朝鮮支持勢力の形成や拡大等を目指して我が国各界各層に対して様々な働き掛けを行っているほか、その関係者が拉致事件や北朝鮮への先端科学技術物資の不正輸出等の様々な犯罪にかかわってきたものと判断している。

五の8について
 公安調査庁としては、学習組は、朝鮮総聯とその傘下団体等の中に組織された、北朝鮮に絶対の忠誠を尽くす非公然組織であると認識している。
五の9から11までについて
 公安調査庁としては、朝鮮総聯は、その綱領等が示すとおり、北朝鮮と密接な関係にあると承知しているが、その具体的な活動の実態等については、公安調査庁による今後の調査の支障となるおそれがあるので、お答えを差し控えたい。
五の12について
 お尋ねについて、公安調査庁としてお答えする立場にはない。」

 

 

 河村市長がこういう質問をしていたとは、今まで全然知らなかったのだが、拉致被害者およびその家族たちを支援している人たちの間では知られた話らしい。

 

 

「河村たかし名古屋市長と面会しました。」 名古屋ブルーリボンの会ブログ2010年7月5日

http://urx.mobi/Aoch

 

「 7月2日、私達名古屋ブルーリボンの会は名古屋市役所を訪れ、河村たかし名古屋市長と面会してきました。

当会のメンバー、そして名古屋市内在住の特定失踪者のご家族の方を含め計5名での参加です。

 

この面会において当会による拉致問題対策の要請文書を手交して参りました。

 今回提出した要請文および資料は以下からご覧頂けます。

ダウンロード(pdf)

 

 河村たかし市長。
 市長ご自身拉致問題に関心があり、衆議院議員時代に北朝鮮拉致に関する質問主意書を提出された実績をお持ちです。短時間の間にいくつか核心をついた見解を聞くことができました。
 
 政治家「河村たかし」は槍のような真っ直ぐな方で、ベクトルの先が尖がっているが故に嫌う人もいれば、そこがいいと云う人もいて、氏への評価は賛否両論である。
短時間ではあるが市長のお話を聞いてそんな「真っ直ぐ」なところを実感しました。
常に「真っ直ぐ」な方なんだな、と思いました。

 

 当会の要請文の他にも、同席された特定失踪者ご家族の方が綴った市長への手紙、政府拉致対策本部のポスターの手交、そして袋に詰めたブルーリボンとバッジをプレゼントしました。
 
 なお、当日の面会の詳細な内容をまとめております。詳細につきましては
後日当ブログにて掲載致します。

 

 15分間という非常に短い時間でした。勿論他にも色々とお話したいこともありましたし、後から「ああ言っておけば良かった!」と何度も後悔しました。。。
 河村市長とは是非また機会を見つけてお話をお伺いしたいです。
 
 ご多忙の中、河村たかし市長には貴重な時間を設けて頂き本当に有難うございました。
名古屋市の職員の皆様ならびに関係者の皆様にも厚く御礼申し上げます。」

 

※ 面会内容の書き起こし

  http://file.blueribbon758.blog.shinobi.jp/212f55c2.pdf

 

 

 面会内容の書き起こしを見ると、河村市長は、

「まあ名古屋はねぇ、横田さん(拉致被害者、横田めぐみさん)が生まれたとこだがねぇ。まあワシもねえ、一番最初は新進党(かつて存在した日本の政党)におったときに、西村真悟(元衆議院議員)が熱入れとって……よう熱入れて……あれが一番最初だわ、ホントにぃ。」

と述べており、西村眞悟前衆議院議員がきっかけで、拉致問題に関心を持つようになったようだ。

 

 河村市長というと、南京大虐殺否定発言で保守系の人たちによく知られている(http://www.j-cast.com/2012/02/21122931.html?p=all)。

 

 

「河村たかし市長「南京大虐殺否定」を撤回せず(12/03/02)」 YouTube2012年3月2日

https://www.youtube.com/watch?v=I-Ej-4gGqX4

 

 

 これについて、西村前議員が論考を書いている。

 二人の付き合いの古さが窺える。

 

 

西村眞悟 「「南京大虐殺」という大虚構 わが畏友、河村たかし市長に続け」 正論HP2012年04月05日

http://seiron-sankei.com/308

 

「 中国共産党の大騒ぎを喜んで受けて立とう。嘘を真実にする「力の信奉者」の正当性を砕け (月刊正論5月号

 

 名古屋市長の河村たかし君が、「南京事件はなかった」という「当たり前のこと」を言って中国共産党が大騒ぎしている。では、どちらが勝つか。

「当たり前のことを言った者」が勝ち、「大騒ぎしている者」は、負ける。こうでなければ、世に「正義」はない。

 とはいえ、このようなとき、世にはいつも、発言の時と場所が適切でないとか、あの時、言うべきではなかったとか、したり顔の批判者が出る。しかし、これらは、中共に迎合する者達であって無視すべきだ。こういう中共の走狗は、日本中で飼育されている。

 

○正義を地に堕とすな

 

 一昨年の晩秋にも、尖閣海域において中国漁船がわが海上保安庁巡視船に衝突する映像を、当時海上保安官だった一色正春氏が公開したことを非難する者達が、菅直人総理や仙谷由人官房長官を筆頭にして大勢いた。彼らは、映像公開によって真実が明らかになれば、「中共の嘘」が世界に明らかになるから、公開した一色氏を非難したのである。

 よって、「中共の嘘」に関して、一旦発言した以上は、「正義」の確認まで、とことん進まねばならない。つまり、後日、河村たかし君が、「大騒ぎしている者」に、「南京事件はありました」と言うことになれば、真実は無視され、声の大きい者だけが言い分を通すことになり「正義」が地に堕ち、「不義」の世界的権化である中国共産党が蔓延(はびこ)る。

 従って、この事態は、わが国の「正義」を鮮明にする公の機会である。せっかく相手が大騒ぎしてくれているのだから、これ幸いと、ここで一挙に断固として天下に真実を鮮明にし、ないものはないのだから、「南京事件はなかった」を堅持してぶれてはいけない。

 相手は、「嘘を百回言えば真実になる」と信じているやっかいでややこしい輩である。また、相手は、嘘で相手を騙した場合、「騙される者」が悪く「騙す者」は悪くない、という我らとは全く逆の文明を生きる者達である。

 そこで、我らは河村君のように、ただ「真実」を言えばいい。但し、その「真実」を断固貫くことが肝要だ。相手の嘘に断じて迎合してはならない。

 これが文明を異にする中共との対処法である。従って、単に「南京事件はなかった」という昭和十二年暮れの南京のことに留まるのではなく、中国共産党が対内的に中国人民に最も隠しておきたい「共産党権力の正当性」の問題を含めた中華人民共和国(中共)の「嘘を嘘で固めた全体としての虚構」に対して、日本はもはや付き合わないという「文明の違いの明確な確認」に至らねばならない。

 その上で、まさに日本人は覚悟を固める時が来た、と言いたい。何故なら、相手は「嘘を百回言えば真実になる」と信じているにとどまらないからだ。相手はさらに、「嘘を百回言いながら武力で真実を言う者を抹殺すれば完全に真実になる」という「力の信奉者」であり、その力の狡猾にして巧妙そして恥を知らない残忍な実践者だからである。

 支那の文化が、表面を四書五経の道徳的教本で飾り誤魔化しながら、その内実は「人を食う」ことであることは、かつて魯迅が嘆きながら指摘したところだ(魯迅著『狂人日記』)。

 海面下に大きな海底油田が埋蔵されていると判明した途端に、わが国の領土である尖閣の領有を主張してきた狡猾さ、アメリカ軍が撤退した直後に、ベトナム領の西沙諸島(一九七二年)やフィリピン領の南沙諸島(一九九二年)を軍事占領した傲慢・強欲さ、さらに力によって呑み込んだチベットやウイグルや内モンゴルを強権的に支配している残忍さを視るとき、中共が今、「南京事件はなかった」という河村たかし発言に対して強く反発しているのは、単に、歴史的事実に関する見解の違いを云々しているのではなく、中共が、「南京事件」を、「日本侵略の心理戦の武器」として使っていることを明らかに示している。

 即ち、中共の河村非難は、「南京事件」によって、日本人を自虐史観に閉じこめ、中共に対する「負い目」を定着させて日本の抵抗力を削ぐという狙いを先行自白(語るに落ちる)しているのだ。つまり、「南京事件があった」とは、中共からみれば日本侵略の突破口であり、従って、わが国の国防上の問題なのである。

 よって、中共が河村発言に反発して騒いだ以上、我が国と国民は、もはや止まってはいけない。「南京事件はなかった」を貫き通すのだ。ないものはない、と。

 

○言うべきことを言う男

 

 それにしても、中共は、おもしろい男の発言に反発したものよ、と思う。河村かたし(※「たかし」の誤記だと思われる)君とは、平成五年の衆議院選挙で初当選した同期で、歳も同じだ。お互いに、面白いやつと思っていたと思う。彼も、党内で積極的に発言していた。笑われても平気だったが、よくぼやいていた。決してイケメンでもスマートでもなく、松下政経塾出身者にみられるような若いくせに世渡りがうまいという雰囲気もなかった。

 私は、民社党出身で名古屋の春日一幸民社党委員長は親分だった。そして、彼は春日一幸の秘書をしていた経験があり、いつの間にか、彼とは、「こら河村」、「なんじゃ兄貴」と言い合うようになった。

 彼の党内での発言で、良いことを言ったと印象に残るのは、両院議員総会で、「役職では年功序列は致し方ないのだろうが、政策には年功はにゃーじゃねいですか。政策は大いに議論して、年功で判断するのではなく中身で判断してくだーせいよ」と発言したことだった。つまり彼は、役職には恵まれなかったが、言うべきだと思ったことをはっきり尾張弁で言っていた男だった。それで私は、彼が党首選に立候補する際の推薦議員になった。

 要するに彼は、波風が立とうが立つまいが、役職から遠ざかろうが、言うべきだと思ったことははっきり言う男である。中共が騒いでいる相手は、こういう男である。

 彼は、戦時の南京滞在経験談を父親から聞いていて、二月二十日、名古屋市を訪問した南京市の共産党市委員会委員に「南京事件はなかった」と言ったのだ。戦中世代の彼の父親が、その世代の名誉のために、息子をして歴史の真実を言わしめたのかも知れない。すると、その発言を伝え聞いた中国外務省が反発し中共のメディアも大々的な河村発言糾弾のキャンペーンを始めた。

 河村市長の中共入国禁止、支那人の名古屋観光取りやめ、さらに彼のように「侵略の歴史を美化する右翼人物」として石原慎太郎東京都知事の名をあげた……というお決まりの筋。これら全て、大歓迎だ。中共には、一昨年九月の尖閣における中国漁船船長逮捕以上に大騒ぎをしてもらいたい。

(以下略)」

 

 

 朝鮮総連と拉致問題の闇に斬り込み、南京大虐殺歴史捏造にも斬り込む河村市長。

 こういう河村市長に対し、「正論」の「値踏み」企画で、適菜収がポピュリスト扱いして☆5点中1点しかつけなかったことを、私は忘れない。

 「一番保守的なのは共産党」などというアカい適菜からの評価が低いのは逆に良いことかもしれない(http://ameblo.jp/bj24649/entry-12222494542.html)。まぁ、適菜の評価は概ね辛口なのだが(☆3点以上が麻生太郎財務大臣(☆5点)と石原慎太郎元都知事(☆4点)の2人のみ。)。

 逆に、倉山満氏は、西村前議員との付き合いを指摘し、歴史認識もしっかりしているとし、河村市長に☆4点をつけていた。

 

 

「【特集】 若手論客が読むあしたのニッポン 2012年注目の政治家50人を値踏みする」 (正論2012年3月号) 57ページ

 

河村たかし 名古屋市長 (衆議院議員) 一橋大卒 63歳

 

 意外に思われるかも知れないが、西村眞悟氏との付き合いが古い。肝心なときに勝負できる人材だ。歴史認識もしっかりしており、憲法改正の必要性を訴える保守政治家でもある。ただし目玉の減税政策は、経済学と経営学を混同した空論と言えよう。本気で減税を考えているなら、国政に戻って訴えてみては…【倉山 ☆☆☆☆】

 「減税」を党名にするあたり、典型的なポピュリズム政党です。この運動は今のところ愛知県内にとどまっていますが、もし全国に広まる日が来たら、わが国も終わりでしょう。減税を訴え貧困層のルサンチマンを煽るのは全体主義政党の手法でもある。ナチスも減税を唱えて勢力を伸ばしました。政治腐敗、社会のB層化が生み出した悲劇としか思えません【適菜 ☆】」

 

 


 

 

 名古屋市だが、この頃、名古屋城の天守閣を木造で復元するかどうかで揉めている。

 河村市長はこれを推進しているが、議会が反対している。

 

 

「天守閣復元3度目の継続審議へ」 NHK東海ニュースウェブ2016年12月7日

http://urx.mobi/Aoi1

 

名古屋城天守閣の木造での復元に向けた関連予算案を審議している名古屋市議会の委員会が開かれ、建設費用をめぐる市側の説明が変遷したことに議員側から反発の声が相次ぎ、6月の定例議会以降、3度目の継続審議とすることが決まりました。
名古屋城天守閣の木造での復元に向けて、基本設計の費用などを盛り込んだ補正予算案は、11月30日に市議会で審議が再開され、7日の定例議会最終日を前に6日、委員会で締めくくりの質疑が行われました。
これまでの審議で名古屋市側は、完成時期を当初の想定から2年間、先送りすることに伴って建設費用が膨らむ可能性がると説明してきましたが、5日の審議では一転して当初の想定通り、約500億円で建設が可能だと説明を修正しました。
これについて、6日の審議では議員から「建設費用に関する市側の説明が何度も変遷したことが理解できない」、「契約に関して市長と市当局の見解が食い違っているような状態では議論が進められない」などの意見が相次ぎました。
そして、完成時期や建設費に関して市長と市当局、業者の3者で協議が整った状態で審議を進める必要があるとして、今の議会で結論を出さず、予算案を継続審議にするよう求める動議が出され、採決の結果、賛成多数で継続審議にすることが決まりました。
このあと開かれた議会運営委員会で、7日の本会議で改めて予算案の取り扱いについて採決が行われることになり、継続審議が正式に決まる見通しです。
予算案が継続審議になるのは6月の定例議会と9月定例議会に続いて3度目です。
河村市長は記者団に対し、「とにかく議会で決めてくれないと何ともできず、自分の力不足を感じている。予算案をどのように取り扱うかは今後、検討したい」と述べました。」

 

「名古屋城天守閣入場制限しない」 NHK東海ニュースウェブ2016年12月13日

https://www3.nhk.or.jp/tokai-news/20161213/5202041.html

 

「名古屋市の河村市長が検討していた名古屋城の天守閣の入場制限について、市の幹部による会議で、耐震強度が低いというデータがあるものの、緊急に実施する必要性は高くないとして、木造化の工事が始まるまでは実施しないことが決まりました。
名古屋市の河村市長は名古屋城の天守閣について、耐震強度が低いというデータがあり、危険な状態だとして入場制限を検討してきました。
12日開かれた名古屋市の幹部による会議で、入場制限をするべきかどうか検討した結果、専門家の中には天守閣の耐震強度は緊急に入場制限を実施するほどではないという意見があるとして、木造化の工事が始まるまで実施しないことを決めました。
一方、名古屋市は木造化の工事が始まるまでの間の天守閣の安全を確保するため、別の対策についても検討していくということです。
河村市長は「天守閣の木造での復元工事が始まるまで、入場制限や耐震工事の実施を含め、何の方針も決まらないままになるのは良くない」と話しています。」

 

 

 報道を見ても、是非がよくわからない。

 見ていて思うのは、来年の市長選を睨んでの駆け引きになっているようだ。

 私としては、単純に考えて、名古屋城天守閣の木造復元・耐震性強化は一刻も早く着手するに越したことはないと思う。

 河村市長寄りの立場だ。

 

 

「河村名古屋市長、3期目か国政復帰か 任期残り半年」 日本経済新聞2016年10月26日

http://www.nikkei.com/article/DGXLASFD25H0I_V21C16A0CN8000/

 

名古屋市の河村たかし市長の任期が27日で残り半年となる。2009年4月の就任から2期で、公約とした市民税の減税や議員報酬の削減などを次々に実現。その背景には議会との対立による「河村劇場」が市民の支持を得た面もある。3期目を目指すのか、国政復帰を狙うのか。河村氏本人は去就への明言を避けており、名古屋城天守閣の木造復元構想の行方とからみ、河村氏の決断に注目が集まっている。」

 

 

 

 東京では、小池百合子都知事が新党を発足させるかどうかが注目されているが、河村市長はエールを送っている。

 両者は日本新党以来の付き合いなのであろう(http://urx.mobi/Aojx)。

 河村市長は小池新党に参加する、と。う~ん…。

 今まで河村市長率いる減税日本は、日本維新の会との合流話が出たり、太陽の党との合流話が出たりしたが、結局実現しなかった。今度はどうだろう。

 なお、私は小池知事を支持していない。

 

 

「【小池劇場】 「早く新党作ってちょー。びびるな」盟友・河村たかし名古屋市長から強力な援護射撃 小池百合子都知事、新党旗揚げ秒読み」 産経ニュース2016年12月12日

http://www.sankei.com/politics/news/161212/plt1612120006-n1.html

 

「 東京都の小池百合子知事(64)の政治塾「希望の塾」第3回講義が10日、都内のホテルで行われた。参加者は約3400人に膨れあがり、小池氏は「(この中の)かなり多くの人が立候補したがっている」と強調。さらに「立候補希望の人には懇切丁寧にサポートとしたい」と、来夏の都議選での候補者大量擁立を示唆した。「小池新党」が実現に向けて本格的に動き出した。(サンケイスポーツ)

 ついに「政治塾」から「新党」へ脱皮か!

 「政治家になりたいと思っている人の中で、これがしたいという具体的なアイデアを持っている人を支持します」。小池氏は追加募集で約900人が新たに加わった塾生に、こう呼びかけた。

 講義終了後、“有望株”が多数いることを報道陣に示唆。「かなり多くの人が立候補したいという意欲に燃えて、具体的な目標を持っている」とした。来夏の都議選で候補者大量擁立の見通しが立ったことをうかがわせた。

 塾関係者は「都議会で過半数をとるには、その3倍の候補者は必要」と強調。定数127に対し、単純計算で180人前後が必要となる。

 都知事選で小池氏を支援した区議7人を6日に除名処分とした自民党都連とは、溝がさらに深まっている。小池氏は「選挙戦術については、立候補希望がある人を対象にして懇切丁寧にサポートしたい」と明言。「小池新党」の立ち上げを宣言するかのような、本気の口ぶりだった。」

 

http://www.sankei.com/politics/news/161212/plt1612120006-n2.html

 

「 この日は「盟友」である河村たかし名古屋市長(68)や上田清司埼玉県知事(68)、竹中平蔵元総務相(65)も講師を務めた。中でも河村氏は新党発足を強力に援護射撃した。

 「一番熱入れたのは、小池さんに『早く新党作ってちょー』と言ったところ。『びびるな』と。『私は参加しますから』と」

 小池氏自身「都議選までは時間があるようで、ない。逆算しながら考えたい」と発言。関係者は「立候補する人を塾生から絞り込んで、選挙対策の新たな講座を始める」とも明かした。別の関係者によると、年明けに開講し200人程度が参加の見通し。新党旗揚げは秒読み段階にある。

 新党には既存政党から合流者を募る考えもある。小池氏は「改革を目指す人への門戸は、いつも開けておきたい」。都議選に向け、仁義なきバトルは始まっている。」

 

 

 本日は「北朝鮮人権侵害問題啓発週間」の最終日だ(http://www.moj.go.jp/JINKEN/jinken103.html)。

 日露首脳会談に注目が集まっているが、拉致問題にも目を向けてほしい。