基準のピッツァ「マルゲリータ」 | BJ-M

基準のピッツァ「マルゲリータ」

イタリアンで基準となる料理・・と言えば、
パスタならアーリオ・エ・オーリオ・ペペロンチーノ、ピッツアならマルゲリータと言われるが、
蕎麦屋の「もり」と同じで誤魔化しが効かないものだから、だと言えるだろう。

ただピッツァに関してはマルゲリータよりもマリナーラの方が、
生地の作り方が顕著にわかって良いようにも思う。

マルゲリータはトマトソースにモッツァレラとバジル、
マリナーラはさらにシンプルでトマトソースにニンニクとオイルだけ
となるから、生地とソースの素性がわかりやすいのマリナーラ、
どのクラスのチーズを使うか・・までを知るならマルゲリータとなる。

で・・・
今日のオーダーは「マルゲリータ」

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この店では、台が2種類あって、
クリスピーかモチモチかを選ぶ事ができた。

で、ご覧の物はモチモチ・・と言われたタイプ。

所謂ナポリピッツァに似た感じで、モチモチしすぎない素っ気なさが
ソースと上手くバランスしていて美味い。


横浜には石窯でピッツアを焼く店が随分と増え、
真のナポリピッツァ協会の看板を掲げる店から、予約が殆ど取れない薪窯ピッツアの店まで
その幅もかなり広くなっている。

そんな中で出会ったこのピッツァは、
石窯らしい味わいを生かした魅力的な物だった。

ただこの店は、ピッツェリアではない。

イタリアン全般を出す中でのピッツァ・・
という位置付けがあり、プリモのリストに加わえた感があるからか、
塩やオイルの効かせ方が穏やかだった。
(唐辛子オイルは別添してくれた)


行きつけばかり訪れているとこういう店に出会う事が無いから、
店の努力がわからなくなって、いけない。

たまには違う所へ・・というの、大事かも知れないね。


ごちそうさまでした。


58点(リアルなモッツァレラが切れていたのが残念)