涼しさの演出 | 落柿窯発季節の便り

落柿窯発季節の便り

落柿窯は備前焼を焼く小さな窖窯

 夏の茶道具はすべてが涼しさを演出する。茶碗は浅いし、炉は風炉の変わる。床には朝顔が一輪活けてある。軸は清流の若鮎、、、こんな具合で涼しさの演出は続く。



 勿論、水指もひと工夫。夏の茶席では、共蓋の水指は避けて塗り蓋にしたり、今日紹介するような遊び心でひと捻りすることが多い。



 落柿窯作「備前鬼桶水指」。この水指には本来は塗り蓋を合わすのだが、ちょっと捻ってこんなフキの葉やサトイモの葉、芙蓉の葉を使うと面白い。



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