『沼津魚がし鮨 ～三島＠鮨・懐石～ 静岡おいしいもん!!!』

沼津駅南口、現在“イーラde”がある場所に昭和54年に開店した“沼津魚がし鮨”が始まり。
その当時から、“横綱”“大関”“関脇”という名前が表すとおり、皿から溢れんばかりの大きなネタが乗った鮨屋として有名な店だったが、この店が東へ西へと店舗を広げる決め手となったのは、やはり回転寿司への進出であろう。
なんと今では、東京の丸ビルにもあるという沼津魚がし鮨。
今回は昨年開店した三島駅新幹線口のお店に足を運んだ。こちらは、沼津魚がし鮨の店舗形態（江戸前店、回転寿司、流れ鮨、宅配・テイクアウト）のうち、開店当初の基本スタイルである江戸前店、その上新幹線の時間に合わせて食事をする人が多いせいか、年齢の高めのビジネスマンが多かった。

ちなみに沼津魚がし鮨の店舗形態を簡単に説明すると、、、
1.江戸前店：こちらは言わずと知れたカウンターもあればテーブル席もあるという通常のお寿司屋さんスタイル。
2.回転寿司：こちらもご存じ、お寿司の乗ったお皿が回っているお寿司屋さんスタイル。
3.流れ鮨：少々寂しい感もありますが、これぞハイテクという形態のお寿司屋さん。今までの回転寿司をイメージすると、客は回転する寿司を見ながらのカウンター席タイプ。流れ鮨はというと、、、三島では萩店がこの形態なのだが、カウンター席を失くし、楕円状のベルトコンベアーから派生する形で個室感覚のテーブル席が並ぶ。そのテーブル席にはタッチパネルのモニターが設置され、そこから好きな寿司を注文すると・・・あ～ら不思議、、、できあがった寿司がベルトコンベアーに乗り、あなたのテーブル席の窓口からサーブされるというもの。
職人さんに注文するタイミングが難しいと感じている人にとっては、気を使わずに好きな寿司をどんどん注文できる気楽さがうれしいだろうし、小さい子供のいる家族連れにとっては、注文するもの、そして運ばれてくるもの和気あいあいと楽しめそうだ。
しかし、タッチパネルだパソコンだという時代であるとはいえ、「へい、いらっしゃい～」という大きな掛け声がお寿司を食べるのだ～という気分を盛り上げるのだと感じている私より上の年代の人達にとっては、馴染めない形態かもしれない。
まあ、だからこそ江戸前店の良さも引き立つのだろう。

さてさて、今回の三島駅店は、前述のとおり江戸前店。
テーブル席について、まずは熱燗と焼き鳥セットを注文。そして、この店の源流ともいえる大関と関脇を注文。
ちなみに横綱は、相当お腹が空いていないと私には無理な量。

熱燗と焼き鳥セット。写真はございません。あしからず。
この店の焼き鳥は炭火焼き。手羽先、皮、ネギ間、、、５本セット。
焼き鳥がメニューにあるお寿司屋さんというのも珍しいけれど、表面カリカリ、中はジューシーでお寿司が来る前に酔っぱらってしまいそう。

さあ、お待たせしました。これは、関脇。お寿司１０貫に茶碗蒸しと味噌汁付き。

お寿司に味噌汁が付いてくるのって珍しいですが、さすがに魚のダシが効いていて美味い！
そして、桜海老が乗った餡かけ茶碗蒸しが中身もたっぷりで、ふわふわ玉子がこれまた美味い！
大関は、これにすきみときゅうりの海苔巻がプラスされる内容。

お味は、、、さすがにネタが新鮮で美味しい。
ただし、魚がし鮨が初めて～の方でしたら、「さすが～おいしい！」となるのでしょうが、、、
お皿からはみ出さんばかりのネタで有名だった沼津魚がし鮨を知っている私としては、「あれ～小さくなったな～」と少々寂しく感じたというのが、正直なところ。
ほんと、大きかったんですよ～昔のネタ。なので、遠方から来た友達を連れてこの店に行くと非常に感激され、鼻高々。お金のない貧乏学生時代であっても、自分のお金で行ける唯一のお寿司屋さんだったな～（遠い眼）
それから、ネタも駿河湾の地魚色が少し強いのもこの店の大きな特徴。

今では、名前が知られすぎてしまった感はあるが、やはり沼津の冠をしょって立つお寿司屋さんと言えるだろう。

最後におまけのトクトク情報を一つ。
毎週火曜日、木曜日はテイクアウト商品は１０％OFF。
是非、家でもおいしいお寿司を召し上がれ～

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