近隣諸国のひとつ、ロシアが初めて取引所を開設するに至りました。
ロシア当局が、「ビットコインの使用に罰則を与える」という案を撤回した数日後、首都モスクワで、はじめて仮想通貨取引所が開設されることが明らかになりました。
地元メディアであるForklog.comによると、モスクワにてローンチされたこのビットコイン取引所は、24時間体制で仮想通貨取引サービスを提供する予定と報道しています。
しかし現段階では、まだ同取引所ではビットコインを販売することのみが可能となっており、一方通行の取引の提供に留まっています。そのため他の仮想通貨の購入サービスは今のところ利用できる状態にはありません。
「もしこれが成功すれば、この取引サービスを正式に登録し、当局との間で問題が起きないようにする」と開設チームは話えており、まずは試運転をと考えているようです。
取引所は24時間体制のため、顧客はビットコイン取引のための支払いであればいつでも行うことが可能となります。その際の取引手数料は時間によって変動し、日中は4%、夜間には10%の手数料がかかるようです。
今年はじめ、ロシア当局は仮想通貨禁止令を発案し、「ビットコインに罰則を課す案をロシア国家院において通過させようとしている」と報道されていました。
しかしその後7月には、ロシアの仮想通貨に対する反対姿勢は徐々に緩和され、国内においてビットコインの購入を許可するという修正が加えられました。
また現在、ビットコインの他国における使用や売却も可能となっており、事実上、仮想通貨を受け入れた形となったとも言えるでしょう。
強弁な姿勢を崩さなかった国でさえ、このように受け入れを許さざるをえないビットコイン。世界的な使用が今もなお広まっていることは事実と言えるでしょう。