SRXはアイドリング状態で

オートデコンプ・ワイヤー全体が振動してたら要注意




デコンプ・ワイヤーの調整 その2 実践編

(走行中の圧縮漏れ要因を取り除く)


SRXにはオート・デコンプが装備されている。

キックスタートで 圧縮工程時の半端ない重たさを軽減する機構。

キックレバー連動のワイヤーで

排気バルブを1本開き、圧力を抜いている


一般的な調整方法

エンジン左側クランクの点検口(小さいメクラ蓋あり)から覗きながら

クランクを左へ回し上死点(Tマーク)を合わせる。


写 真 は 読 み モ ノ 、                        バ イ ク は 俺 の 日 常   

(エンジン左側クランク中央の大きなメクラ蓋に19mmソケットレンチ使用)

デコンプ・ワイヤー長さ調整部でデコンプ・レバーの遊びを3~5mmに合わせる。


写 真 は 読 み モ ノ 、                        バ イ ク は 俺 の 日 常     写 真 は 読 み モ ノ 、                        バ イ ク は 俺 の 日 常   

少なすぎる遊びでは常時、デコンプが作動し

走行中に 圧縮漏れやバルブトラブルを起こす原因になる?

遊びが多すぎるとカチカチいうこともある。

ここの調整は意外と重要かも(笑)



この方法で調整する場合 Tマーク合わせがポイントになるが意外と面倒

エンジンが かかるなら、実践では下記方法もある。


実践的 デコンプ・ワイヤー調整方法

エンジンをかけ、暖機 アイドリング状態にする

デコンプ・ワイヤー長さ調整部を短くし、一旦遊びを増やす

念のため やけど防止に手袋をしてね

エンジンヘッドにあるデコンプ・レバーを指で軽く押す


写 真 は 読 み モ ノ 、                        バ イ ク は 俺 の 日 常   

指先にコツコツコツと高速振動がくる これがデコンプ作動点

長さ調整部を長短させていき、軽く押してもコツコツ振動がこない位置でロックナットを固定する


この軽く押せる部分がポイント。ワイヤー全体の振動を吸収する部分になる


ワイヤー全体を・・・

長くすればタイミング早く長くデコンプ作動 でもコツコツに要注意

短くすればデコンプをキャンセル 



SRXはアイドリング状態でオートデコンプ・ワイヤー全体が

コツコツ振動してたら要注意ってこと!

さび防止のためにも 時々ワイヤーに注油してね