SRX  空冷 キックスタート

さすがに古いバイクだけあって

ネットで探せばいろいろ記事が出てくる。

正しい情報もあるが間違った情報も多いので

(ここだって間違いがあるかも)

たくさん集めてそこから選択していただきたい。


今回のツーリングでの始動、再始動困難の記録


エンジンが冷えてる朝1番の始動

(いつもほぼ1キックスタート)

・燃料コックをPRI位置

・チョークいっぱいまで引く

・キックで圧縮上死点をさがし

・キーをON(キルスイッチON確認)

・ブレーキかけてアクセル全閉

・一気に踏み抜くようにキック

・アイドリングが安定したらチョークとコックを元に戻す


朝一番にガソリンスタンドに行き補給後の再始動

(2キックスタート)

・チョーク1段目まで軽く引く

・キックで上死点をさがし

・キーをON(キルスイッチON確認)

・ブレーキかけてアクセル全閉

・一気に踏み抜くようにキック

・もう一度キックで上死点をさがし

・一気に踏み抜くようにキック



1時間半ほど高速道路を走ってすぐガス補給直後の再始動

始動困難1回目

・チョーク1段目まで軽く引く

・キックで上死点をさがし

・キーをON(キルスイッチON確認)

・ブレーキかけてアクセル全閉

・一気に踏み抜くようにキックしたいがレバーが重たい

エンジンを切り10分ほど 悪戦苦闘

タンクキャップ開けたり、

チョーク引いたり、

アクセル5mmあけたり

(レバーが重かったのは オート デコンプ・ワイヤーの調整不良が原因

アフターファイヤー 1回

10分ぐらいやって何とか かかった。

30mほど離れた待ち合わせ場所コンビニに到着


参加者の集合を待つこと小一時間後の再始動

・チョークいっぱいまで引くで

1発始動


高速道路小1時間ほど走行して下道5km

ガソリンスタンドで半時間ほど休憩後の再始動

・チョークいっぱいまで引くで

1発始動


川沿いのルートを登ってゆき休憩40分ほど

・チョークいっぱいまで引くで

・キック

・軽いキックで上死点をさがす

・2回目キックで始動


続きのルートを走行、トンネル前の小広場で小休止10分ほど

始動困難2回目

数人がチャレンジ

体重かけてもレバーが降りないが

0分ほどして掛かった

シリンダー内で高温のため気化ガスが膨張し内圧上昇

オート デコンプ・ワイヤーの調整不良が原因でデコンプ機能せず。

圧抜きができず、体重かけても圧縮できなかったから


目的地到着、 雨 昼食 1時間後 帰路へ

・チョークいっぱいまで引くで

1発始動


雨 下道50km 高速道路を小1時間100kmほど走行してガソリンスタンドへ

始動困難3回目

キック数十回

0分ほどして掛かった


以上


帰宅翌日

・普通に1発始動



確定現象

エンジンがしっかり暖まった状態から5~15分ほどのタイミングが

始動困難になりやすいキャブ本体は熱くなっていない

パーコレーションではなさそうだ

プラグの火花は飛んでいる

20分以上放置で自然改善


-対処と今後-

キックレバーが重い場合→オートデコンプワイヤーの調整


固めのオイルが良いと言うネット記事を いくつか目にした

(シリンダー内というかピストン自体の油冷却効果かも)

再始動困難時は

気筒内の高温で酸素の少ないガソリンの気化ガスが膨張、高圧化している。


対応策


オイル銘柄を替える(ピストンのオイル冷却とクリアランス確保)

キックスピードをクランクで300rpm以上にする(プラグの失火防止)



オーバーウォーム時の対応方法

・イグニッション・(キルスイッチ)OFF

・チョークOFF

・負圧燃料コックはPRI(常時開)ではなくON(負圧で開)位置へ(あればOFF位置)

・電気系OFF、スロットル全開を維持したまま キック数回

冷たい外気をたくさん吸入させ気筒内を冷却 減圧 気化ガスの排気

~~以降 通常のエンジンスタートへ~~

・燃料コックをPRI

・チョークを適量引く

・軽くキックで上死点をさがし

・キーをON(キルスイッチON確認)

・ブレーキかけてアクセル全閉

・一気に踏み抜くようにキック

・アイドリングが安定したらチョークとコックを元に戻す


1発でかからないときは

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