基礎知識編
カメラの歴史
「 カメラオブスキュラ 」
小さな穴から入った光が 暗い箱の反対側に外の絵を投射する現象
ギリシャ時代 アリストテレスの時代から知られていた現象。
西洋の画家はこれを利用した道具で風景の下絵を描き写し取った。
やがて道具にレンズが付き、絞りが付いた。これで基本形はできた。
ここから カメラの歴史はフィルムの歴史に続く
ーー 光の絵を固定する ーー
感光材という化学が発展
1826年 ニエプス へリオグラフィー アスファルトの光漂白効果 感光時間 8時間
1831年 ダゲール ダゲレオタイプ ハロゲン化銀 感光時間 2,3時間
1840年 タルボット カロタイプ 紙に銀塩 ネガ 感光時間 30分
1849年 S・ア-チャ- 湿板写真 ガラスにコロディオン・プロセス 感光時間 5秒
1871年 ------ 乾板フィルム セルロイドにハロゲン化銀乳剤 ----
1888年 J・カ-バット フィルム セルロイドに臭化銀ゼラチ乳剤 ----
1889年 コダック社 ロールフィルム 現在のロールフィルム ----
1975年 コダック社 デジタルカメラ 1万画素のデジタルカメラ
1981年 ソニー アナログ式電子スチルカメラ「マビカ」
既存のカメラのフィルムスペース(背面)に追加部品として電子化部品
当初は1台500万円とか!しかし画質に課題あり。
それでも 現像と輸送コスト削減そしてスピード化から報道分野で急成長した。
(既存のレンズやシステムが流用できたため・・・形の進化は一旦減速)
一般家庭へのパソコン普及
1995年 Windows95 以降PCが普及 家電化した。
1995年 カシオ QV-10
これ以降 各カメラメーカー及び家電メーカーが
一般向けデジタルカメラを開発生産販売。
1万画素からはじまったデジタルカメラの進化と普及。
動画も撮れるデジタルカメラとスチルも撮れるデジタルムービーの家電両立時代
パソコンの性能向上に同調するがごとく
撮像素子も大きさや画素数が向上していく
家庭で処理できる写真データの大きさも徐々に向上し 現在に至る
画素数よりも撮像素子や粒子の大きさ、画像処理エンジンの性能が重要視されてきた。
今後、写真の静止画と ビデオカメラの動画の融合する先に何が出来るのか
どのような進化を遂げるのかはわからない
ただ、いえることは
今も昔もカメラの 基本構造は カメラオブスキュラであり
手にするとワクワクするブラックボックスなのである。