ニキ・ド・サンファルに魅せられて | アート見てある記

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こんにちは

 

麗人社の吉田です。

 

10月も残すところわずかとなりめっきり涼しく・・・

 

もはや肌寒くなってきましたね。。。

 

ラグビー日本代表もお疲れ様でしたラグビー

 

南アフリカの壁はやはり高かったですが史上初のベスト8

 

称賛に価すると思いますし、多くの方に勇気を与えてくれたと思います!

 

今週末には決勝戦でもあるイングラント南アフリカが行われますが

 

どうせなら日本に勝った南アフリカに優勝して欲しいなと思うのは私だけでしょうか・・・(笑)?

 

 

 

 

さて本日は、とあるアーティストをご紹介したいと思います。

 

 

ニキ・ド・サンファル(1930/10/29~2002/5/21)

オフィシャルサイト

 

 

そう、今日が彼女の誕生日だからです!

 

ご存知の方も多いかもしれませんが

 

『ナナ』シリーズをはじめとする彫刻作品や、『射撃絵画』など

 

話題が多いアーティストでもあります。

 

ショットガンで絵具のガラス瓶を打ち抜き、石膏のレリーフに色をつけるという手法は

 

当時のアートシーンに大きな影響を与えました銃

 

 

 

本名はカトリーヌ・マリ・アニエス・ファル・ド・サンファル

 

フランスフランス人の父と、アメリカアメリカ人の母の間に生まれ

 

3歳の時にフランスのパリからアメリカに家族で移住しています。

 

 

学生の間にはモデルとして活躍しており

 

人気モデルとして、『ヴォーグ』の表紙も飾ったことがある美女でしたが

 

19歳で親の反対を押し切り結婚。

 

それからパリに戻り、パリの作家たちと親交をもったと言われています。

 

 

その後神経衰弱に陥り、精神療法の一環として絵を描き始めましたが

 

旅行で訪れた美術館や建築に感銘をうけた事も

 

彼女の創作意欲を掻き立てる要因だったそうです。

 

ちなみにその頃の作品群はドイツのハノーファーにあるシュプレンゲル美術館

 

多く収蔵されています。

 

 

前述した『射撃絵画』でセンセーショナルなデビューを飾り

 

アーティストとしての名前が一躍有名になりました。

 

その後も意欲的に創作を行い、次々と作品を生み出していきましたが

 

1人の日本人女性との出会いが、日本の那須高原にニキ美術館を開設させたきっかけでした。

 

現在は閉館されていますが、創設者のヨーコ(増田静江)さんの遺志を継ぎ

 

様々な計画も考えられているようです。

 

 

 

来年の2020年はニキの生誕90年の年になりますが

 

なんとニューヨークのMoMAにて、ニキの大回顧展が開催されるそうです。

⇒【https://www.moma.org/calendar/exhibitions/5111

 

 

 

 

独特でユニークなフォルムの彫刻作品や

 

原色を多用した斬新な彩色など

 

ニキのトレードマークとなるものは、ニキの事を知らない方でも

 

一度は目に触れたことがあると思います。

 

 

 

人物としてもアーティストとしても

 

様々な魅力を持つ彼女の生き様にあなたも是非ふれてみてください。

 

 

2015年に国立新美術館で「ニキ・ド・サンファル展」が開催されていましたが

 

その際に、美術屋・百兵衛でも取り上げました。

 

【美術屋・百兵衛 No.35 秋号 岐阜文化考】

 

 

 

 

また日本で彼女の作品を観れる機会を

 

心待ちにしたいと思います。

 

 

ではまた

 

 

麗人社

 

吉田

 

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