シュタイナー講座で取り上げる
『魂のこよみ』のご紹介です。
まずは、今週の詩篇です。
短いけれど、味わい深い文章なので、
読んでみてね✨
わたしは『魂のこよみ』を読むと、
自然を尊ぶ気持ちと感謝の気持ちが
じんわりと出てきて、また、
がんばろうと思うのです。
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第41週(1月2週)
魂の創造する力が
心の根底から現れ
人生の中で
神々の力を 正しく働かせ
人を愛し、仕事にはげむ
自分を形成しようと努める。
ルドルフ・シュタイナー『魂のこよみ』
高橋巖訳(筑摩書房,2004年)p.103
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『魂のこよみ』には、1年(=52週)分の
「週の詩篇」が、復活祭 *1に始まり、
季節を追って収められています。
さながら、季節の自然と結び付ける
魔法のカレンダーです。
春夏秋冬、一年を通して読み進むうちに、
季節と共に在ることの喜びを
感じさせてくれるでしょう。
*1 イエス・キリストが死後3日目に
復活したことを記念・記憶する、
キリスト教において最も重要な祭
ルドルフ・シュタイナー『魂のこよみ』
高橋巖訳(筑摩書房,2004年)裏表紙
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シュタイナーは、まえがきでこのように
述べています。
私たちは 宇宙のいとなみの
季節ごとの変化に関わるとき、
力が 自分の中で目覚めようと
しているのに気づき、
そして 自分が生まれついたこの世と
自分との間に存在する、
繊細ながら意味深い結びの糸を、
はじめて認めるようになる。
季節のいとなみと一つになった
魂の中に鳴り響くものが、
こよみの句として表現されている。
自然の歩みとの力強い「一体感」、
そこから生じる健全なる
「自己との出会い」が意図されている。
著者は、このこよみの句の意味での
大自然との交感が、自分自身のことを
理解したいという魂の深い内的要求に
こたえる何かでありうる、と信じている。
ルドルフ・シュタイナー『魂のこよみ』
高橋巖訳(筑摩書房,2004年)p.12 p.13より
一部引用
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志賀先生は『魂のこよみ』から、
人生のヒントを得て下さいと、
おっしゃっています。
それは、シュタイナーが『魂のこよみ』を
大自然と自分自身の深い部分(内的宇宙)
との対話になるように意図して作って
いるということもあるでしょう。
今回は『魂のこよみ』の
2月7日に対応する詩篇を
声に出して読み、体も動かします。
声と体で表現することで、
五感と十二感覚が刺激され、さらなる
内的宇宙と出会いがありそうです。
体ぜんぶを使って表現することに
関心がおありの方にも、
ヒントになる講座です。
みなさまのご参加をお待ちしております。
講座の詳細とお申し込みは
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