1回目のEBP治療から1か月以上過ぎた。
まだ外出禁止であるが、自宅内で少しずつ活動を開始している。
活動といっても、座ってテレビをみたり、パソコンをいじったりする程度であるが、ただこれだけでも3時間もすると軽い耳鳴りと眩暈、倦怠感、腰痛が強くなってきて思わず横になってしまう。
私の場合、治療後に体調悪化を知らせてくれるようになったサインは腰痛のようである。
腰痛といっても、治療前の腰痛とは異なり、脊髄の周辺で炎症がおこっているようなジンジンとした痛み。
かなり強い痛みで身のおきどころがない。
そんな時、一番楽になるのはイスラムのお祈りのように、膝まづいて頭を床につけ、お尻を高く上げているポーズ。
しばらくすると、腰から背中にかけて冷たい液体が流れていくような感覚があり、その後、耳の奥でプチン・・・プチン・・・と音が聞こえてくる。
生食パッチやEBPをした時も同じ音が聞こえたので、恐らく・・・髄液が少しだけ頭に流入して下がった脳を持ち上げてくれているのではないだろうか?(根拠はないが私はそう思っている)
この対処方法を1日に何度も行っているが、夕方頃になってくると、その効果も期待できなくなる。
最近は、ほぼ毎日、夕方の5~6時頃になると、腰の下が冷やりとしてきて「漏れが増えてきたかな?」と感じ、その後、耳鳴りと眩暈、頭痛が始まってくる。
耳鳴りと眩暈、頭痛は軽い症状。横になってしばらく我慢して、症状が緩和されたら夕食をとる。
食事の後にまた症状が出てくるので、横になって症状の緩和を待って、次に入浴。
入浴も、なるべく短時間ですませないと体調が悪くなくる。
毎日、夕方から寝るまでは基本的に横になって過ごし、症状が緩和した瞬間を見計らって用事を済ませるパタ ーンが定着しつつある。
髄液漏れを自分で感じることができるのか否か?これも確かな根拠がないが、腰からお尻の上にかけて冷やりとした感覚が広がっていくのは確かで、その後きまって体調が悪くなるから関連はあるのだろう・・・。
こう書くと一見、EBPの効果は無いのではないかと思われる方もいるかも知れない。
私自身、見違えるように症状が改善したとは実感していないが、家族からみるとEPB前と後では明らかに体調が改善していることが分かるようである。
先ず、EPB前は布団から出ることすらできずに寝たきり状態だったらしい。(私はEBP前の記憶がほとんどない)
そして、食欲がでるようになった。(EBP前はラーメン1杯すら完食できなかったらしい)
さらに、短時間ではあるが普通に立っていることができるようになった(以前はフラフラで倒れそうだった・・・)
あと、視界が悪くなっていた右目でハッキリ物が見えるようになった!
まだ風船効果が残っているだけかもしれないし、楽観視はできないが、現時点では良い方向に向かっている。
そういえば、休職による無給状態で困っていた生活費であるが「傷病手当」が支給された。
申請書の医師所見には「脳脊髄液減少症」と大きく記載されていたが、この病気でも「傷病手当」は支給された。
これまでの収入の3分の2の金額であるが非常に助かる。精神的にも少し楽になった。
このまま1回のEBPで復職まで回復してくれれば良いが、今のところ自分の症状を考えると、まだ無理だと思う。
医師の意見を聞いてみないと分からないが、たぶん2回目のEBPも必要だと思う。何より、冷たさを感じる腰からの髄液漏れと腰痛が軽減しないと、まともに働けそうもない。
職場にも家族にも、迷惑をかけっぱなしで、非常に申し訳なく感じて・・・ちょっと鬱っぽくなるし・・・。
いつ治るのかも分からない症状で気持ちが凹みがちな日々であるが、焦ってもしょうがないもんな・・・。
今できることは、少しでも早く元気な体に戻すために、しっかり養生すること。
そう自分に言い聞かせて、なんとか前向きな気持ちを忘れないように、頑張るしかないよね。。