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大切なものから、いつもなくしてしまう——

と思っていたが、じつはちがうことに気がつく。

ほんとは、どれも順番なんかなしに大切で、

なくした時に初めて、そのことに気がつき、

嘆き悲しむんだ。
目に見えないものの恐怖を、実感として感じざるをえない世のなかで、目に見えないものを信じるという、愛とか、あたりまえのことが、ようやく実感できた…。
想像をはるかにこえた危機に直面したとき、直視すべき現実から逃避して、何もなかったようにふるまおう、とするのは、心理学的に説明できる、人間の心理行動なんだよね。
原発事故、直後、 会社へむかう旦那さんに、マスクしてらしたら?と、声かけたら、「うるさい! だいじょうぶだ!」と、意表を突く感情的なNO!をかえされて、なんでそんなに怒るの? と、愕然とした、ちゅー、奥さんたちの声が、チラホラメディアに出てたけど、あれも、その一種だろう。
いまの日本もね。推進、ではないけど、原発の現状維持、を、なんとなく、盲目的に受け入れようとしている人たち心理としてもそれはあるんじゃないかな。いまここにある危険から目をそむけたい。危機に立ち向かうための困難な努力から逃避したい。という心理は、自己防御のために人間が身につけている、ある意味で、じつに人間らしい心理なのよ。気づいてもらうための方策を、ね、考えないと。
おまえはまちがっている! と突きつけたって、人の気持ちは変わらない。気持ちを伝えるほうほうを、真剣になって模索するんだ! てきな。