昔の電球はとても熱く、さらにすぐに壊れたり、使えなくなっていた。
電球が持つ熱で割れたり、ショックで砕ける。さらにコイルが振動で途切れた。
現在、市販されている電球の性能は、全く違う。
値段は少し高いが、電球は高熱にならない。ショックや振動にも強く、長時間使える。
１年、２年。
とんでもない耐久性だ。
今の子どもや若者は、それすら知らない。生まれていないし、科学技術が存在しない不便さと、真逆の幸せを知らない。
２０年前の世界がどれだけ、未開の場所だったか。４０年前はまだ電気が通ってない場所が数多く存在した。
１００年前に戻れば、科学も化学も産業ですら生まれたての状態だった。
汚染や公害との闘い。それは今なお続き、さらに量を増している。
腐らない食品たち。
毒を浴びた果物と野菜。
抗生物質と化学物質で育った養殖。
それでも、平均寿命は数十年も長くなった。本来死んでいる年齢の人々が、まだ生きていることが不自然なのだ。
人々はその先端にいる。
もはや、環境保護を訴える時間は僅かしかない。
人類は自然界を駆逐し破壊し、すでに後戻り不可能な場所から環境保護を考えている。
新しい伝導率と性能が良い製品をもっと開発し売ろうではないか。
手遅れなのは分かっている。しかし、７６億人。やがて、１００億人に到達する人々が、希望も食糧も無い世界を作るよりはいい。
奇麗事を言い、奇麗事をしようではないか。
我々はもう後戻り出来ない場所まで来た。
ＳＵＰＥＲ ＢＩＧ ＤＲＥＡＭＳ
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∞伝導率と性能