⑬アンヴァルトが圧倒的な人気。先行して上がりを纏められる大崩の少ないタイプではあり、軸馬には最適だと思われるが、新馬勝ちしたときは相手に恵まれた印象で、持ち時計的にも強気に押せない。頭固定で買いたいタイプではなく、良くも悪くも相手なりではないでしょうか。ただ、メンバー的には持ち時計が足りない、と断言できるほどでもなく、評価は微妙。
 むしろ、ここで買いたいのは⑨ヒシコモンズ。長期の休養明けを挟み、前走は地方交流戦。コーナー4回のダート1,400M戦で、1分25秒6は優秀。休み明けだった交流戦を叩いて、調教も上向き。元々、2歳時にダート1,200M戦を1分12秒1の時計で走っていた素質馬。復活なったと見て、この馬から馬券は買いたいですね。展開を考えても、⑥、⑧あたりが行くかもしれませんが、番手からの競馬で新馬勝ちしており、行きたい馬が主張するなら、ペース次第で控えてもOK。直線に向くあたりで先頭に並びかけ、あとは押し切るだけ。

 馬券としては、⑨を頭に固定し、⑬の2、3着付けが中心。気をつけておきたいのは、⑩の直線一気。こういうタイプの馬に川田騎手、というのは、本当に怖いです。恐らく、頭にアナモリのイメージが焼き付いているからだと思われますが、距離が1ハロン延びても同じだけの脚を使えば、十分に差せる可能性はあります。今回は、プラス20キロということもあり、相手までにしておきますが、この手の馬は、自分の競馬ができると考えられるときは、積極的に狙いたい馬ですね。ちなみに、⑩イチオカは、パドックを見れば、好調、不調がわかるタイプでした。パドックが見たい…。
 もう1頭、穴っぽいところを挙げておきます。⑦レコメンド。前々走は、明らかなハイペース。前走からは中1週で、猛調教をこなしてきました。ペースさえ守れれば、前走のように上がりは使える馬ですから、距離延長で追走が楽になれば、一発はあります。