マックを買って帰宅。


デスクにはもとかずの作った(並べた)もらいもののコンビニの手巻き寿司が。

とりあえず風邪を引いていて、明日も会社なので、ビタミンCを取るためキャベツを炒めた。

そして柿をむいていたその時、


父がマックに気付いた。


そして、デスクの上にある寿司を無造作に取り上げ、俺に分かるように音を立てて自分の部屋に運んで行った。


経験で分かるのだが、一応俺のために用意(並べて)してくれたのだろう。


そして、俺がマックを買ったと分かるやいなや、自分の用意したものが無駄になると分かった瞬間、キれたのだ。


「もうお前になんてやるもんか」
と、俺に分かるようにデスクから寿司を取り、


俺が食べ終わると


デスクに寿司を戻した。


なんていう乙女っぷりだろう。

可哀想になる。

そして20年以上こんな姿を見せつけてきた、
自分の思い通りになる子供を育てようとした父が、


俺は憎い。


大嫌いだ。

死ねばいい。

そしてそれ以上に、そんな父から愛情を得ようと一生懸命になっていた自分が惨めである。



俺は、根が優しくてもこーいう自分勝手な大人が許せない。

とっとと死ねばいい。

アル中になり、凶暴な男性性を見せたと思ったら今度は自分勝手な乙女に変貌か?

俺は、お前みたいのがそこに在るのだけは我慢しよう。

だが、俺の行動を拘束するのだけは許さない。

俺はお前の思った通りにだけは動かない。

金が溜まったら、出て行くよ。

好きにすればいい。
お前は無様に生きるも死ぬも
勝手にしろ。

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